○小熊
慎司君 次長、今日だけですが、先週、実はやっていたのは
数字だけじゃ駄目なんだという話もしていて、
数字言っているのが、
政府が主体的に言っているわけですけれ
ども、その
政府が信頼がないから国内的にも海外的にも
風評被害止まらないという話をさせていただいたんです。
過日、榛葉
委員に通告をせずにちょっと静岡の浜松の方に行って、商工
会議所の青年部のメンバーとのちょっと懇談があったんですが、帰りにお土産をいただいたんですけれ
ども、その際に、全ての商品に、お茶に試験成績証明書というのを付けているというんですね。これ見ると、セシウム134が百三十ベクレルとか、
数字がこれは全然問題ない
数値であることはもう皆さん御承知だと思いますけれ
ども、しかしながら、逆に、岸筆頭のところの山口県のお茶はこういうものは付けていないわけですよ。単純に並べると、大丈夫な
数字なんですけれ
ども、付けているものと付けていないものと並べたときに、消費者の心理としては付けてないものの方がもうきれいだというふうに思うんですよね。
数字は万能ではないです。必要なことです。これは安全なものを証明するということは大事ですけど、そういうイメージ戦略というものは、実は長官は分かっているんですよ。
それで、これまでもいろいろお話しさせていただいたときに、私の地元のイベントにもビッグネーム呼ぶといっていろんな約束をしていただいたんですが、よくよく聞いてみると、紹介だけして、それは観光庁が顎足持ってくれるという話ではなくて、それはイベントの主催者だって小学校の餓鬼じゃないんですから、そんな餓鬼と言っちゃいけないんですけど、子供じゃないんですから、それはそれなりに、有名人呼ぼうといってお金もあったら、それは勝手にプロダクション頼んで呼んできますよ。観光庁がビッグネーム呼びますと言ったから期待していたら、紹介だけですって。まあ考えたら観光庁にも予算ないんですよ、はっきり言って。観光長官、
福島にビッグネーム呼ぶことで
風評被害の
対策になるというのは重々承知しているんですね。
これは都市伝説で、この週末もいろいろ私も地元で言われましたけれ
ども、レディー・ガガ、
福島に行きたいと言っているけど
政府が止めているとか、いや、
福島県に場所がないと言われていますが、
福島県は北海道、岩手に次いで大きい県ですよ。場所なんていっぱいありますから。まあこれは都市伝説ですから特段答弁は求めませんが、でも、そういうことで大事だということも、パフォーマンスの
世界なんですけどね。それはそうですよ。申し訳ないけど、
松本大臣が
福島の米食べておいしいとか静岡のお茶飲んでおいしいと言ったって、
風評被害の
対策にはなりません。レディー・ガガがやれば、めちゃくちゃ静岡のお茶も
福島の米も売れるかもしれません。そういう
世界です。
それも分かっていて、嵐を使って海外にPRビデオも観光庁も作った。でも、あのビデオの中身を見れば、
福島は全然入ってないんですよね。それで
日本来てください、大丈夫ですと言ったって、何の効果も私はないと思いますよ。じゃ、
福島はまだ
原発が収束していないから行けませんというのであれば、二百万人県民住んでいるんですよ、まだ、私も含めて。
数字上大丈夫だと言っているから住んでもらっているわけですよ。大丈夫であれば、そこをPRビデオすべきだったんじゃないですか。はっきり言えば、北海道から沖縄まであちこち撮りましたけれ
ども、
福島だけ撮ってPRしても、した方が十分だったというふうに私は思いますよ。
福島が大丈夫であれば、北海道だって沖縄だって大丈夫だと気付くはずですから。
ですから、しっかり、本当に
風評被害がどんなものなのかということですよ。これ、とらえていかなきゃいけない。で、予算付け、
外務省はした。でも、観光庁に、格好いいことは言っているけど予算がない。風呂敷広げて、結局何もまとまっていないのが現状ですよ。
今月末、猪苗代湖で行われるトライアスロンにビッグネーム呼びます、何も決まっていないのは、それ、紹介だけするからって、そんな話です。そんなのは観光庁にやってもらわなくたって当たれるんですから。しっかり予算確保をする必要あると思いませんか、そういうので。
結局ビッグネーム呼べないからって、観光庁長官が来て走ったり、マラソン大会来て走ったり、まあそれも大事だとは思いますけれ
ども、しっかりこれ
外務省も、先週もしっかり
大臣は答弁していただいたと私は思っています。であれば、自分の省だけの予算確保でなくて、観光庁にも予算付けてやって、そうやってビッグネーム呼んで
風評被害対策やろうよとか、三次補正もこの
内閣でやるのかどうか、
委員長、あれですけれ
ども、これは国会全体の問題でもあるので、これは思いは共有化したいと思いますので、これはやっぱりそういうところにしっかり予算を付けていくということが大事だと思います。
数字だけという話がいっぱい出ます。私の地元でも
数字はちゃんと出した方がいいという話は出ますけれ
ども、先ほど榛葉さんのところの示していただいたとおり、付けていたって付けていない方が逆にきれいに見えちゃうというのが人の心理ですよ。
科学的情報を出していればオーケーではなくて、それは最低限のことで、
風評被害対策には効力はないということはしっかり観光庁も認識をして、きちっと予算を付けていく。それは、
外務省が一番
世界のいろんな、これはアセスメントも入っていますよね、
風評被害の、こういうのもとらえて、各省庁にしっかり予算付けされるように
外務省も連携して応援していくということが必要だというふうに思います。
この点、
外務大臣と次長、ちょっとしっかり答弁をお願いいたします。