○猪口邦子君 そういう場合も、ベストプラクティス、優良事例の蓄積というのが秩序構築のときに一番大事なんですけれ
ども、まさに今回我々が受けた
支援、あるいは最近の残念な
災害、各地で
各国でありますけれ
ども、そういうときの
経験など、やっぱり知的集積をするというのがまず大事だと思います。
〔
委員長退席、
理事榛葉賀津也君着席〕
それで、次なんですけれ
ども、私は研究職、教育職出身で、この
災害の中で一体、ちょっと視野を広げて
考えたときにどういうことが大事かと
考えましたとき、かつてない規模で世界から
我が国は
支援を受けていると。このことを子供たちはきっと覚えていて、そういう
意味では非常に世界の中でこの
震災から復興していくんだという気持ちを持っていて、そういう子たちの中には、いずれ自分たちの町、村を助けてくれた国に留学したいと思うような子供たちも出てくるかもしれないと。
日本は最初何をしてもらいたいかということをはっきり言えなかったかもしれないけど、
世界各国がこうしてもらいたいんだろうと察してやってくれたことがあって、やがて帰っていくと。帰っていくときに、お礼の言葉の中に、今後
震災世代があなたの国に留学したいと、この
震災を生き延びて、その
震災世代が育って留学したいと言ったときには是非温かく受け入れてやってくれというような言葉を付して、そしてありがとうと送り返してあげたらいいかなと。
予算
委員会でもちょっと言ったんですけれ
ども、そうしたら、お礼の手紙にそういうのを同封することはできないというような非常に役人的な御答弁の
内容を御用意されたそうですけれ
ども、今世界が
日本から聞きたいのはそういう言葉だし、今本当に被災地で必要なのは、町の復興もそうですけれ
ども、人間の希望、あるいは子供たちが自分の未来を信じてそれに意欲を持っていく、そういう意欲の復興、それを可能にするのが例えばそういう発想じゃないかなと思いました。
実は、野党の一議員ですからなかなか発言の
機会もないので、今日はこの
委員会でお伝えできて良かったんですけれ
ども、フェースブック通じていろいろとその
考えをちょちょっと書いておりましたら、ニューヨーク・タイムズにちゃんと記事が載りまして、そこで今言ったような
考え方伝えております。そうしましたら、
世界各国から、是非うちの国では全部大学は無料にするとかなんとかという
申出が来ていますので、後で
政府の方にお伝えいたしますので、よろしくこういうことについても、文科省とも
協力しながら人事交流、
震災世代の人事交流という
観点から発展させていただきたいと。
そして、もし被災地訪問することが
大臣としてありましたら、あるいは副
大臣、政務官としてありましたら、自分たちがやっているのはこの国難にあっても世界との温かい
関係を築くことで、君たちは生き延びて、自分の未来を大事にして、そしていつの日か世界に学びたいと思ったら必ず大丈夫にしてやるよと、そういうメッセージを発してもらいたいなと思います。