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小熊慎司君 私の言いたかったことは、今まで
環境分野においても国際的にリーダーシップを発揮していた
日本ではありますが、今回のこの
災害を受けて少しやはりその方向性の見直し
強化というものをしなきゃいけないという
指摘をさせていただいたところでありますので、しっかりとそこを
外務大臣として受け止めて、国際的なリーダーシップがこの分野においても発揮できるようにしっかりと
政府の中で整理をして
対応していただきたいというふうに
お願いを申し上げるところであります。
また、今ほど、
地震、
津波そして原発
災害というふうに言いましたが、昨日の
委員会でも私言いましたけれ
ども、福島県またそれを取り巻く隣県においても様々な風評被害に遭っています。私の地元のいわき市の市長は風評
災害というふうにも言っておりました。
また、ここに二次的に、間接的に今後は
経済災害というものが起きてきます。本当に複合的な未
曽有の
災害、そのマイナス要因というのはますます日々追うごとに出てくるところでありますし、また今日聞いたところによれば、全然この
東北と
関係ない地区の農産物も輸出が拒否をされたというところも聞いておるところでありますし、今ほど
山本委員の方からもあった
海外救助隊も、福島県、私見たことないんですよ、来ているのを。ずっと岩手まで見てきましたけれ
ども、石巻にもイギリスの部隊が来て様々な捜索をされていた
活動を見てきましたし、大船渡市においては延べ二百二十五名が活躍されている。中国、アメリカ、イギリスというのも市役所でお聞きしてきましたが、福島県はいないんです。国際救助隊、入っているのを私見たことないんですね。
まして、
災害対策本部が各市にもありますけれ
ども、大船渡市にも国交省の人間が入ったりしていましたが、その
会議は、まあ
自衛隊の方は入っていただいていますよ、だけど省庁
関係の方はいませんし、先ほどの保安院の方も、福島県庁にはいるけど、出先にはいるけど、その市
関係には特段入ってきていないという
状況でもあります。これは、過日
大臣が言ったとおりその国ごとのその何キロというラインがありますから、これは致し方ないというふうには思いますが、この国際救助隊ではなくて、そうしたことぐらいもうすごいセンシティブになっているということを考えれば、今まで以上の努力をしなければいけないというふうに思っています。
まして、
東北でないところのですよ、福島県の隣県じゃないところの農産物が拒否されてしまっているという
状況は、これは
外務省としてしっかりともっと各国に正しい
情報と
理解の徹底を求めていかなければならないというふうに思いますので、これは
指摘、時間がないのでとどめたいと思いますが。
先ほど来出ている
自衛隊の
方々、御努力は本当に有り難いというふうに思っています。現地でも大変、まあ疲れたという言葉もありますが、私も今ここにいること自体がじくじたる思いで、早く地元に戻りたいという思いです。隊員たちもそういう思いで、休めと言っても休みたくないというのが本当ですし、実際、現地の方は、様々な
関係機関はもう二十四時間寝ないでやっている。着のみ着のままですよ。風呂にも入れない。風呂にも入れないのは
被災者だけじゃなくて、それにかかわっている人たちもそのとおりであります。
でありながら、今十万人動員しています。しかし、今後また変わっていくと思うんですけれ
ども、とりわけ福島県においてはこれ
災害が終わっておりません。今後その福島県における
自衛隊の配置の問題に関してどのように考えておるのか、お聞きをいたします。