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2011-03-01 第177回国会 衆議院 本会議 第7号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十三年三月一日(火曜日)
—————————————
議事日程
第四号
平成
二十三年三月一日 午前二時
開議
第一
平成
二十三年度
一般会計予算
第二
平成
二十三年度
特別会計予算
第三
平成
二十三年度
政府関係機関予算
—————————————
○本日の
会議
に付した案件
日程
第一
平成
二十三年度
一般会計予算
日程
第二
平成
二十三年度
特別会計予算
日程
第三
平成
二十三年度
政府関係機関予算
午前二時二分
開議
横路孝弘
1
○
議長
(
横路孝弘
君) これより
会議
を開きます。 ————◇—————
日程
第一
平成
二十三年度
一般会計予算
日程
第二
平成
二十三年度
特別会計予算
日程
第三
平成
二十三年度
政府関係機関予算
横路孝弘
2
○
議長
(
横路孝弘
君)
日程
第一、
平成
二十三年度
一般会計予算
、
日程
第二、
平成
二十三年度
特別会計予算
、
日程
第三、
平成
二十三年度
政府関係機関予算
、右三案を一括して
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。
予算委員長中井洽
君。
—————————————
平成
二十三年度
一般会計予算
及び同
報告書
平成
二十三年度
特別会計予算
及び同
報告書
平成
二十三年度
政府関係機関予算
及び同
報告書
〔
本号
(二)に
掲載
〕
—————————————
〔
中井洽
君
登壇
〕
中井洽
3
○
中井洽
君 ただいま
議題
となりました
平成
二十三年度
一般会計予算外
二案につきまして、
予算委員会
における
審査
の経過及び結果を御
報告
申し上げます。 この
予算
三案は、去る一月二十四
日本委員会
に付託され、二十八日
野田財務大臣
から
提案理由
の
説明
を聴取し、三十一日から
質疑
に入り、
基本的質疑
、
一般的質疑
、
集中審議
、いわゆる
地方公聴会
、
参考人質疑
、
公聴会
、
分科会
を行うなど、慎重に
審査
を重ね、昨日、
締めくくり質疑
の後、
採決
をいたしたものであります。 まず、
予算
三案の概要について申し上げます。
平成
二十三年度
一般会計予算
の
規模
は九十二兆四千百十六億円であり、前年度当初
予算
に対して〇・一%の
増加
となっております。
歳出
のうち、
基礎的財政収支対象経費
の
規模
は七十兆八千六百二十五億円であり、前年度当初
予算
に対して〇・一%の
減少
となっております。
歳入
のうち、
公債
の
発行額
は四十四兆二千九百八十億円で、
公債依存度
は四七・九%となっております。
特別会計予算
については、十七の
特別会計
があり、
会計
間の
取引額
などの
重複額等
を控除した
歳出
純
計額
は百八十二兆二千百三十一億円となっております。
政府関係機関予算
については、
株式会社日本政策金融公庫
など三
機関
の
予算
を計上しております。 なお、
財政投融資計画
でありますが、その
規模
は十四兆九千五十九億円で、前年度当初
計画
に対して一八・八%の
減少
となっております。
審査
においては、
財政
・
金融政策
、
社会保障
と税の
一体改革
、
外交
・
安全保障政策
、
通商政策
、
子ども手当
の
あり方
、
年金制度
問題、
雇用対策
、
公務員制度改革
、
地域自主戦略交付金
の
あり方
、
災害対策
、
政治
資金問題など、
国政
の各般にわたって熱心な
質疑
が行われました。その詳細は
会議録
により御承知願いたいと存じます。 昨日、
質疑
を終局いたしましたところ、
自由民主党
・
無所属
の会、
日本共産党
及びみんなの党から、それぞれ、
平成
二十三年度
予算
三案につき
撤回
のうえ
編成替え
を求めるの
動議
が提出され、
趣旨
の
説明
がありました。 次いで、
予算
三案及び各
動議
について
討論
、
採決
を行いました結果、各
動議
はいずれも否決され、
平成
二十三年度
予算
三案は賛成多数をもっていずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、一言申し上げます。 当
予算委員会
は、激しい
論戦
でしばしば運営等困難なときもありましたが、各党の理事、
委員
の
皆さん
の御理解と御熱意の
もと
、無事、円満に
委員会
の
質疑
、
採決
を終えることができました。心から御礼を申し上げ、御
報告
といたします。(
拍手
)
—————————————
横路孝弘
4
○
議長
(
横路孝弘
君)
平成
二十三年度
一般会計予算外
二案に対しては、
石原伸晃
君外三名から、三案につき
撤回
のうえ
編成替え
を求めるの
動議
が提出されております。 この際、その
趣旨弁明
を許します。
石原伸晃
君。
—————————————
平成
二十三年度
一般会計予算
、
平成
二十三年度
特別会計予算
及び
平成
二十三年度
政府関係機関予算
につき
撤回
のうえ
編成替え
を求めるの
動議
〔
本号
(二)に
掲載
〕
—————————————
〔
石原伸晃
君
登壇
〕
石原伸晃
5
○
石原伸晃
君
自民党
の
石原伸晃
です。 私は、
自民党
並びに
無所属
の会を
代表
して、
平成
二十三年度
一般会計予算
、
平成
二十三年度
特別会計予算
及び
平成
二十三年度
政府関係機関予算
につき
撤回
のうえ
編成替え
を求めるの
動議
に関しての
趣旨弁明
を申し上げたいと思います。(
拍手
) ちょっと
民主党
の側に空席が見えますが、
予算案
でございますので、
皆様
が出席しているかどうか、しっかりと私も
議場
で見させていただきたいと思っております。
小沢
元
代表
もおいでにならないようでございますが、きょう
不服審査申し立て
を行われるということでございますので、
予算案
の通過のときに、
責任
を持って
国会
に話をしに来てくださるものだとばかり思っていたのに、残念でございません。 さて、
国民年金
について、切りかえ
漏れ
となった
サラリーマン
のいわゆる
専業主婦
の
皆様方
の
救済策
をめぐる
政府
の
混乱
、これは大きな社会問題になっていると思います。しかし、
皆様方
は、この問題について、
昨晩
の
予算委員会
を拝見する限り、
政府統一見解
を出すこともなく、このような午前二時過ぎという非常識な時間に
予算
を
衆議院
通過させようとされております。 その一方で、
予算
の裏づけとなる
税制関連法案
、
歳入法
などの
関連法案
は
衆議院
にとめ置く。
歳入
を伴わない
予算
というのは、一体何なんですか。絵にかいたもちと言われても、私は
過言
ではないと思います。 そしてまた、このようなやり方は許せないですし、前代未聞。
与党
の
皆様方
による
審議拒否
じゃないですか、これは。みずから税法を
衆議院
にとどめておきながら、
皆さん方
、御存じですか、
財務
副
大臣
が
つなぎ法案
に言及したんですよ。まだ
衆議院
を通っていないのに、どういうことなんですか。
総理
、あなたは、二十四日、先月でございますが、この
議場
で、
マニフェスト
の看板だと
皆さん
がおっしゃっております
子ども手当
について、
小沢一郎
氏から二万六千円の
数字
を聞いて、びっくりしたと述べられました。びっくりして耳を疑ったのは、あなたではなくて、実は
国民
の
皆さん
ではなかったのかと思います。
民主党
の
皆様方
は、その
子ども手当
に
代表
される、何の
財源
の
裏打ち
もない、
ばらまき放題
の公約を掲げて
政権
をおとりになったわけであります。しかし、
現実
は、私
ども
が厳しく
批判
をさせていただいてきたとおり、
マニフェスト実行
のための
財源
は影も形も見えません。その上、今度は、
歳入
の
裏打ち
のない
予算案
をここで今
採決
し、
参議院
に送ろうとしているわけであります。これは、ぜひ
輿石会長
と御
議論
いただきたい。
参議院
の軽視なんじゃないですか。 行政の無駄を削れば
幾ら
でも
財源
は出てくるはずだと言っていた、鳴り物入りで始めました
事業仕分け
は、パフォーマンスに終始し、掘り出されたのは数千億円。しかも、そのやり玉に上げられて削られた
事業
は、多くが、名前を変えて、一部手直しで復活しているのが本
予算
ではないかと思っております。
総理
、あなたの
支持率
がなぜ
右肩下がり
に低落を続け、一向に回復しないか、考えたことはおありでしょうか。
総理
は、周囲に、マスコミがきちんと報道してくれないと漏らされているそうですが、冗談ではないと思います。
国民
の
皆様方
の方が、あなたの内閣の本質を見抜き、一国を預かる
総理
としての資質に疑問符をつけているから
支持率
が下がっているのではないかと思います。 具体的にいろいろ
お話
をさせていただきますと、
高速道路
の
無料化
。昨年の
通常国会
に
実質的値上げ案
を出されました。そうしましたら、御党の
委員長
がそんな案は
審議
できないと言って、引っ込める。私は、一体何がしたいのかわかりません。できもしない
無料化
より、
高速道路
の整備を待つ
地方
の
皆様方
のために、そして、これから必要になってまいります
高速道路
の
維持管理
にそのお金は使うべきではないでしょうか。 また、
農業
についても、
農業戸別所得補償
。
規模
の大小、
経営意欲
にかかわらず、一律支給をされるようであります。それを
ばらまき
と言わずして、何を
ばらまき
と言うんでしょうか。そんな
マニフェスト
を実行して、何が、今、
日本
の
農業
に従事されている方の間で起こっているか。
農地
を貸している方というのはたくさんいらっしゃいますが、
補償目当て
に、
農地
を返してくれと言い始めました。あるいは、
農地
を借りて
経営
を強化しようとしていた
意欲
のある
農業者
は、その
計画
が白紙に戻った。これは
一つ二つ
の話ではなくて、
皆様方
の
地元
でも同じような話はたくさんあるのだと思っております。 我々は、
民主党
の
戸別所得補償
を、
農業
の
担い手不足
を放置し、
耕作放棄地
を拡大させ、
農業
を衰退させるものだと、エキスパート、私
ども
の党の人間が
批判
をしてまいりました。 今、御披露させていただきましたとおり、その懸念が、実は
現実
となりつつあります。その上で、今度は、
総理
が突然、
昨晩
の
予算委員会
でも
議論
になっておりましたけれ
ども
、TPPへの参加を言われました。それに対して、前
農林大臣
は
反対
の
立場
で行動をされる。 その一事をもってしても、
農家
の
皆様方
の
混乱
というものは察するに余りあるところであります。
マニフェスト
の約束が、思いつきでその
状況
がころころと転換される、そしてそれを正当化するというのを、まさに御都合主義と言うのではないかとも考えるところでもございます。 先ほ
ども
述べましたように、
国民年金
について、切りかえ
漏れ
となった
サラリーマン
の
専業主婦
の
救済策
をめぐる
政府
の
混乱
。私は、
予算委員会
の終盤を聞いておりまして、かなり答弁が乱暴だなと驚きました。この問題について、
厚生労働省
と
総務省
の
見解
、
大臣
の
見解
も異なっていると思います。 さらに問題なのは、このような重要な問題への対処を
課長通達
で済ませた。決して見逃すことはできないと私は思います。この問題に対して
政府
の
統一見解
を出す前に
予算
を
採決
するというのは、その中に実は入っておりますので、暴挙と言わざるを得ません。 これは、私、一番驚いたんですが、
政府
の、きょうの
統一見解
。きょうの
統一見解
は、両
大臣
が相談することがきょうの
統一見解
だそうでございます。きょうの
統一見解
というのはどういうことなのか、あしたの
統一見解
があるのか。多分、
統一見解
が出ないということをおっしゃられているのではないかと思います。そんなものは、とても
統一見解
とは呼べません。
細川大臣
は、
運用
は違法ではないが、
法改正
を否定もしていないと
昨晩
述べられました。
法改正
を否定しないと言うなら、そもそも
運用
で対処すべきではないと思います。
法治国家
として恥ずべき行為であると指摘をさせていただきます。
総理
、あなたは、いきなり、
マニフェスト
にない税と
社会保障
の
一体改革
を今回言われております。しかし、あなたがやろうとしていることは、単に
国民
に
消費税
の
負担
を押しつけようとするもので、私
ども
がこれまで数年の時間をかけて
議論
してきた
一体改革
とは、似ても似つかぬものであると思います。
総理
は、二月九日の
党首討論
で、我が党の
谷垣総裁
に対し、四月に
年金制度改革
の案を示し、六月にその
財源案
も含めた税と
社会保障
の
一体改革
の姿を示すと胸を張られたところであります。
総理
は、四月の
社会保障
の
改革案
について、定量的なものをまとめるかどうかということについては、この
予算委員会
を通じて、明言を避けられました。その
姿勢
のとおり、それから三週間
たち
ましても、
年金改革
について、
民主党
が二〇〇九の
選挙
で主張をされた
一元化
あるいは
最低保障年金
、我が党にいらっしゃった
与謝野大臣
は、
一元化
もできないし、
最低保障年金
もできないとおっしゃられているようでございますが、
議論
は一向に進展していないのではないかと思います。 どういう
年金制度
になって、
幾ら
かかるから、その
財源
を
国民
の
皆さん方
でこういう形で
負担
し合っていこうという姿を示すべきなのに、どういう形にするかは後で考えるけれ
ども
、とりあえず
国民
の
皆様
にはこれだけ
税負担
をお願いするという話です。これはこっけいであります。 きょう、私も数を数えさせていただきますけれ
ども
、よもや
予算案
に
与党
の中で欠席されるような方が出たら、何をか言わんやだと思うわけであります。 また、経済問題についても
お話
をさせていただきたいと思います。
経済危機
へ対処する能力がないことは、
格付会社
の
国債
の
格付
の
引き下げ
にもあらわれていることは事実だと思います。一連の
政府
の対応がもたらしたものであり、こうした
危機感
のない
政府
が編成した
予算
は、それ自体、信頼に足るものではございません。 さらに、
政府
の
予算案
は、
マニフェスト
にこだわる余り、
財政健全化
を無視し、暴走する
予算
であると言えます。
民主党マニフェスト
で示された十六兆八千億円の
財源
の
確保
が絶望的であるということは、
皆様方
が一番認識されているのではないかと思います。
民主党
が掲げられた
財源論
は、この
予算案
の
審議
を通じて、完全に崩壊したと思います。 足元の
財源確保
が失敗しているのとは裏腹に、
一般会計
、
特別会計
合わせた国の総
予算
は、二十一年度の二百七兆円から十三兆円もふえて二百二十兆円と
増加
の一途をたどり、
我が国
の
財政
は破綻の道をたどっております。たしか、この二百七兆円の一割を組み替えると二十兆円の
財源
がわくとおっしゃられていたことを、
皆様方
はよもやお忘れになられたのではないと思います。
総理
を初め閣僚や
民主党役員
は、
マニフェスト
の修正、訂正に言及していますが、見直すのか
撤回
するのか。
国民
との
契約
を履行しないつもりなら、
国民
との
契約
を見直すため、やはり解散して信を問うしかないんじゃないでしょうか。 以上、
政府予算
に
反対
する
理由
を申し上げた上で、我々の
編成替え
を求める
動議
について、具体的な内容についてやりますと一時間二時間かかるので、簡略に
お話
をさせていただきたいと思っております。 我が党といたしましては、
公債金収入
が
歳出
の半分を超えない、本
予算
は
恒久財源
、
景気対策等
の
補正予算
は一時的な
財源
、新たに
予算
を伴う
施策
を実施する際に、
経費
を上回る
財源
を安定的に
確保
、五年間で借金の
金利返済
以外の支出に充てる
国債発行額
対GDPの比率を
平成
二十二年度から半減して、今後十年以内に
黒字化
との基本的な考え方を徹底し、
財源
なき
ばらまき施策
も
撤回
し、真に必要な
予算
を計上すべく
提案
させていただいております。これは、
総理
のリクエストにこたえたものだと思います。 まず、
政府案
において
財源
が破綻し、
政策効果
も乏しい、いわゆる
ばらまき
四
K政策
を
撤回
することで所要の額を捻出させていただきたいと考えております。 詳しく申し上げますと、
子ども手当
で一兆八千億強、
農家戸別所得補償
で三千五百億、
高校授業料無償化
等々で四千億円弱、
高速道路無料化
に向けた
社会実験
等々で一千億円強、
マニフェスト
四Kの
撤回
により合計二兆七千億円弱を捻出し、
予算項目見直し
の
財源
とさせていただきたいと考えております。 また一方、
雇用空洞化
につながる
最低賃金法改正
、
製造業
への
派遣禁止
を盛り込む
派遣法改正
、
温室効果ガス
二五%削減については、これに関連する
施策
は
撤回
させていただきたいと考えております。 また、
景気対策
、
成長戦略
、
地域
の
活性化
へのさらなる後押しを実現するため、これから述べさせていただきます
予算
の
重点化
を行わせていただきたいと思います。 必要な
公共事業
はしっかりとつくっていかなければならないと考えます。
民主党政権
は、コンクリートから人へという空虚なスローガンの
もと
、
公共事業関係費
を何の基準も考えないで一気に削減し、
地域経済
の疲弊、
地域
の
雇用
の
危機
を招いているということは、お
地元
に戻られた
議員
の
皆様方
が一番認識をされているのではないかと思います。 我が党は、厳しい
財政状況
も考慮し、
平成
二十一年度当初
予算
を
もと
に、五%ずつ削減したと仮定した額、すなわち、来年度でいうならば六兆円強の
規模
の
公共事業関係費
を、無駄な
公共事業
ではなくて、安全と安心のために
投資
をさせていただきたいと思います。 それは、クライストチャーチの
地震
の被害を見れば一目瞭然であります。
地震
への
備え
は一日も早く行わなければなりません。にもかかわらず、
公立小中学校
の
耐震改修
はまだ三割を残し、病院に至っては約半分にとどまっているわけであります。相次ぐ
災害
を考えれば、未来への
投資
、いざというときの
備え
としての必要な
公共事業
をきちんと実行すべきです。 さらに、ことしのどか雪を見ても明らかなように、
日本海側
の八号線、九号線、福井県あるいは鳥取県、島根県を走っている道でありますけれ
ども
、一
車線国道
で、一台の車がスリップで動かなくなったら何千台という車が一昼夜閉じ込められる、そういうところの道は、私は必要なのではないかと思っております。 また、
地方
にとって使い勝手の悪い
地域自主戦略交付金
は中止させていただき、
地方
が
単独事業
に使うことができる、およそ一兆円
規模
の
交付金
を創設したいと考えております。厳しさを増す
地方財政
に配慮し、
地方交付税
の
別枠加算
を私
たち
は
平成
二十二年度並みに復元したいと考えております。
農業
の足腰の強化ということも、これは
与野党
を超えて重要な課題ではないかと思っております。
民主党政権
によって
執行停止
となりました
平成
の
農地改革
の復元を行いたいと考えております。また、米価を
引き下げ
てしまった
戸別所得補償制度
は廃止し、
農業
、農村の
多面的機能
を評価した
日本
型直接支払いと、人や
経営
に着目した
担い手総合支援
を実施させていただきたいと考えております。
皆様方
の一丁目一番地と言われました
子育て
、
教育
への
支援
も私
たち
は考えさせていただいております。
ばらまき政策
の象徴である
子ども手当
は廃止し、
児童手当
を拡充いたします。
総理
も
岡田幹事長
も、ようやく
子ども手当
の間違いに気づかれたようで、盛んに
子ども手当
の
見直し
に言及をされ、私
ども
の
提案
に異論はないと思います。 また、
保育所
の拡充など
子育て支援
に一千億円を充てさせていただきたいと思います。
高校授業料
の
無償化
は、これを
撤回
するとさせていただいておりますが、真に必要な新たな
教育費軽減策
も準備をさせていただきました。
法人税
の
実質減税
、これも
成長
への種まきだと考えております。 今回の
法人税
の
減税
、
政府案
でございますが、
減税効果
は実は薄く、
恒久財源
も
確保
されていない、まやかしの
減税
であると指摘せざるを得ません。我が党は、真に必要な
政策税制
、すなわち、
減価償却制度
や
研究開発税制
について、実質的な
減税
を含む五千億円弱の
引き下げ
を行いたいと考えているところでございます。 そして、ぜひお聞きいただきたいのは、
責任
ある
外交
と
安全保障政策
であります。
中国海軍
の
活動活発化
、あるいは北朝鮮の
韓国砲撃
など、
我が国
をめぐる周辺の
安全保障環境
は、実は、
冷戦終局
後、ここ数年、極めて憂慮すべき状態になっております。まず、みずからの手で国を守る
姿勢
を明確にすることが重要であり、よって、我が
党案
では、昨年度から縮減されております
防衛予算
も復元させていただきたいと考えております。 このほか、個人的に言って恐縮なのでございますが、
花粉症対策
で、
花粉
の飛ばない杉を開発して植える百億円の
予算
を私
ども
が用意しておったものを二億円にされている。昨日、
花粉
が大変飛びまして、私も目がはれて、御同僚の方々にも
花粉症
でお悩みの方は大勢いらっしゃいます。
国民
的な病と言ってもいい、このアレルギーに対しての
政策
を二億円にしてしまうというのは、余りにも乱暴だと考えております。
基礎年金
の
国庫負担割合
二分の一の
維持
の
財源
については、
政府案
のような、財投の
積立金
や
外為特会
の
余剰金
、
鉄運機構
の
余剰金
の
国庫納付
といったような一時的な
財源
を活用するのではなく、
恒久財源
で措置し、
年金財政
をより安定的なものにさせていただきたいと考えております。 我が党は、過去の反省に立ちまして、この
危機
的な
財政状況
を乗り越えるための方策を実は
国政選挙
で
国民
の
皆様方
に約束し、
国会論戦
を通じ訴えさせていただいてまいりました。 その
一つ
が、
財政健全化責任法
であります。
参議院
に
数字
を直しまして再提出させていただき、
国会
の意思として、来年度を
財政健全化元年
と位置づけたいと考えております。
政府
・
民主党側
が、一刻も早く、少なくとも我が党と同程度の
具体性
を持った案を示さない限り、このところで
議論
をするのは無意味と言っても
過言
ではないのではないかと思っております。 まずは、
政府
が
社会保障
の具体的な
制度設計
を示された上で、その
財源
を賄うために、
消費税
を含む
税制抜本改革
の
素案
を
政府側
がつくる必要があると思っております。
素案
を伴わない超党派の協議は、実は時間の浪費であり、それによって
民主党政権
を延命させるようでは
国民
のためにならないということをここで明確に申し上げておきます。 以上、私
ども
が自信を持って
提案
する
編成替え
を求める
動議
につきまして
説明
をさせていただきました。
議員各位
におかれましては、
国民
の
皆様方
の
代表
として、良識と
責任
に基づき御賛同いただきますよう申し上げ、私の
提案説明
とさせていただきます。 ありがとうございました。(
拍手
)
—————————————
横路孝弘
6
○
議長
(
横路孝弘
君) これより、
予算
三案に対する
討論
と、
動議
に対する
討論
とを一括して行います。順次これを許します。
中川正春
君。 〔
中川正春
君
登壇
〕
中川正春
7
○
中川正春
君 私は、
民主党
・
無所属クラブ
を
代表
して、ただいま
議題
となりました
平成
二十三年度
予算
三案に賛成し、
自由民主党提出
の
編成替え
を求める
動議
に
反対
する
立場
から
討論
を行います。(
拍手
) 今回の
予算委員会
では、真摯な
政策論議
がなされて、
議論
は大いに深まったと思っております。心から感謝を申し上げたいというふうに思います。
マニフェスト
の実現が緒についたばかりであるということもあって、これから改善や
見直し
の余地も多々あるということ、これは私も正直にそう思います。そして、そうしたことが見えてきたにもかかわらず、とにかく
自民党
は、解散・総
選挙
に追い込むという結論ありきで、私
たち
の、
子ども手当
あるいは
高校無償化
、
農業
の
戸別所得補償
、
高速道路無料化等
、これを
ばらまき
と決めつけて全面否定してきました。これはけんかを売られたということと同じでありまして、お互いが真摯に話し合うということがなければ、
幾ら政策
を出し合っても、この
ねじれ国会
の前に、両方が立ち尽くしてしまう、先に進めない、こういうことが目に見えているのであります。 このままいけば、
民主党
と
自民党
の
チキンゲーム
であります。その結果、犠牲になるのは
国民
であります。そして、いつまでもこのような
政治
が続けば、最終的には、
与党
、野党を問わず、私
たち政治家
すべてが
国民
からそっぽを向かれてしまうということになるのであります。 この先は、
予算審議
の場が
参議院
に移り、
関連法案
は
衆議院
に残されたまま
議論
が行われるということになります。 これからを真の
話し合い
の
出発点
にしたい。
予算成立
への
話し合い
は、本来、
国会
の仕事であり、
与野党
がその
舞台
をつくるべきであります。
両院議長
を初め
与野党
それぞれのリーダーに改めてお願いをしたい。
国会
の威信にかけて、今、その
舞台づくり
に歩み出すべきだと思います。 以上、いろいろな感慨を込めて申し述べ、私の
討論
とさせていただきます。 ありがとうございました。(
拍手
)
横路孝弘
8
○
議長
(
横路孝弘
君)
塩崎恭久
君。 〔
塩崎恭久
君
登壇
〕
塩崎恭久
9
○
塩崎恭久
君
自由民主党
の
塩崎恭久
です。 私は、
自由民主党
・
無所属
の会を
代表
して、
平成
二十三年度
予算案
については
反対
、
自由民主党
・
無所属
の
会提出
の
編成替え
を求める
動議
に賛成の
立場
で
討論
を行います。(
拍手
) 菅
民主党政権
は、海図なきままに漂流をしています。そもそも、
歳入法
案である
公債
特例法案、税制改正法案、
地方
税改正法案の
審議
は、
与党
の事実上の
審議拒否
で、
財務
委員会
、総務
委員会
でようやく始まったばかりであります。
歳入
案がなく、
予算案
だけを本
会議
で
採決
するなどということは、
財政
の厳しさがここまで深刻化している今日、あり得ない話ではありませんか。 その上、
予算委員会
の
審議
においても、
年金制度
、
子ども手当
の
地方
負担
問題のように、
マニフェスト
との大幅な乖離があるものや、配分基準が決まっていない一括
交付金
、そして
国民年金
のいわゆる
運用
三号問題など、多くの問題が浮き彫りになってきていました。それらの問題をすべて糊塗隠ぺいし、とにかく形だけ
予算
を通してしまおうというのは、
総理
が目指した今度こそ熟議の
国会
からほど遠いものではありませんか。 菅
総理
、あなたは、
予算
、特に本
予算
をどのように位置づけておられるのでしょうか。本
予算
は、何十兆円という巨額な
規模
からも、最大の
景気対策
となり得るものであることは言うに及ばず、時の
政権
が重視する
政策
課題が率直に伝えられるものであります。 しかし、
平成
二十三年度
政府
提出
予算
からは何のメッセージ性も感じられないのは、私だけではないはずであります。最大のテーマと位置づけている
雇用
と
成長
、一体、どの支出項目から感じ取ればよいのでしょうか。わかることは、
予算
を通すことのみに拘泥した、無
責任
な、哲学なき
政権
運営だけであります。 おまけに、突如として出てきた特例
公債
法案など、
財源確保
法案の先送り論。「入るをはかりて、もって出るをなす」との故事にあるとおり、
政策
実行には、まず必要な
財源
を
確保
しなければならず、
財源
の裏づけのない
予算
など、まさに絵にかいたもちではありませんか。
予算
提出権を唯一持つ内閣の責務を放棄する行為であり、
政権
担当能力の欠如をみずからさらけ出していると言うほかありません。 また、去る二月二十五日に行われた
民主党
神奈川県連の会合で、
岡田幹事長
は、出席者からの、
マニフェスト
を守れ、この激しいやじに対して、だれが見てもできないことをいつまでもできると言うのはまさしく
国民
に対する不正直だと応酬されたそうであります。この発言は
岡田幹事長
らしい極めて正直な御発言でありますけれ
ども
、そのような
マニフェスト
に基づいて編成された欠陥
予算
を憶面もなく
国会
へ提出し、
審議
に供していたとは、何事でありますか。 子供
たち
にランドセルを背負わせたいのが伊達直人、子供
たち
に借金を背負わせたいのが菅直人との言葉がインターネット上をにぎわわせていたようですけれ
ども
、
国民
を不幸に陥らせかねない欠陥
予算
を押しつけようとしておいて
国民
の生活が第一とは、まさしく看板に偽りありと言えます。
国民
との
契約
であった、無駄の排除で
財源
を捻出が、できないと判明した時点で、既に
民主党政権
の正統性と
国民
の信は失われているのです。
民主党
は、この事実にまだ気がついていないのか、それとも、気づいているが目を背けているのか。いずれにしても、信のない
政権
が何を行おうとしても、うまくいくはずはありません。ただいたずらに時間を浪費し、国益がそぎ落とされるだけであります。 つまり、理念、哲学なき
予算
の中身もさることながら、その正統性そのものが既に崩れ去ってしまっていることも指摘しておきたいと思います。
平成
二十三年度
政府
提出
予算
は、先ほど同僚
議員
が
趣旨
説明
で発言いたしましたように、七つの点で問題がありますが、ここでは、経済と
財政
について申し上げます。
平成
二十三年度
政府予算
は、終戦直後の昭和二十一年度以来初めて
国債発行額
が税収を上回った今年度に続き、二年連続の異常な
予算
であります。 そもそも、昨年六月に閣議決定された
財政
運営戦略の中期
財政
フレームそのものが、五年間で借金の
金利返済
以外の支出に充てる
国債発行額
、いわゆる基礎的
財政
収支の赤字対GDP比を
平成
二十二年度から半減、今後十年以内に
黒字化
との
財政健全化
目標との整合性を欠くものであり、来年度も依然マイナス二十三兆円もの赤字を抱えようとしている中、このフレーム自体が
財政健全化
目標の達成にはつながらないものであり、無意味と言えます。 また、
政府
は、
予算
編成に当たって、ペイ・アズ・ユー・ゴー原則、新たな支出を伴う
施策
を実施する際に、
経費
を上回る
財源
を安定的に
確保
するとの原則を適用するとしておりました。 しかし、特に重要
政策
である、
基礎年金
の
国庫負担割合
二分の一
維持
、
子ども手当
、そして
法人税
減税
については、この原則が守られていないことは明々白々であります。各種試算で厳しい
財政
見通しをみずから認めているにもかかわらず、放漫
予算
を続け、
消費税
引き上げを含む
税制抜本改革
についてだけは野党と一緒に超党派の協議でやろうとは、虫がよいにもほどがあります。 経済を強くする、経済のパイをふやすという
成長
の点でも、
政府予算
は疑義ばかりであります。 内閣府の経済
財政
の中長期試算、昨年六月時点でのものを見ると、
平成
二十三年度実質GDP
成長
率は二%でありました。ところが、最新の、ことし一月時のものでは、どうしたことでしょうか、一・五%に下がっているではありませんか。菅
総理
、このことは、まさに、我々から見れば、びっくりするような話であります。 加えて、将来への種まきもおろそかとあれば、
政府
公認の
民主党
不況は、すぐ目の前まで迫っているのであります。 特に顕著なのは、
地方
軽視の
姿勢
であります。
政権
交代後、コンクリートから人へのかけ声の
もと
に行われた
公共事業関係費
の急激な削減。
平成
二十一年度当初
予算
から今年度マイナス一八%、さらに、来年度は、一括
交付金
化分を除くとマイナス一四%となり、
地方
経済に与える影響ははかり知れないものがあります。 先般公表された昨年十—十二月期のGDP速報によると、公的固定資本形成は前期比でマイナス五・八%、前年同期比ではマイナス一三・三%となるなど、コンクリートから人へとの美名の
もと
で、
地域
の建設業者が倒産、廃業に追い込まれ、肝心の
国民
の安全と安心が脅かされては、悲劇としか言いようがないではありませんか。 このような正統性なき四面楚歌の菅内閣の欠陥
予算
に、到底賛成することはできません。
自由民主党
は、昨年末公表させていただいた「安心・安全の
日本
復活「
民主党
不況」からの脱却 来年度
予算
と税制に関するわが党の基本方針」にのっとり、
責任
政党として、景気、経済、
財政
、そのすべてに目配りをした
編成替え
を求める
動議
を提出いたしました。 我が党が目指す国家像は、綱領に示すとおり、努力する者が報われるとの原則の
もと
で、長寿少子化時代にあっても、温かく、生きがいのある、活力ある
日本
であります。そのためにも、自助、共助、公助を適正に組み合わせ、温かい社会を築き直さなければなりません。すべての人に公正な
政策
や条件づくりなどに努めることが、我が党の目指すべき
政府
の姿であります。
民主党政権
の
財源
なき
ばらまき政策
を
撤回
し、
景気対策
に資する真に必要な
予算
は計上しつつも、
国債発行額
を減らし、
予算
規模
を
財政健全化元年
にふさわしい
規模
といたしました。 具体的に申し上げたいと思います。
国債発行額
は、
政府予算
と比べ一兆八千億円減の四十二兆五千億円とし、プライマリーバランスの改善に努めております。
基礎年金
の
国庫負担割合
二分の一
維持
の
財源
二兆五千億円については、財投の
積立金
や
外為特会
の剰余金、鉄道・運輸
支援
機構の剰余金の
国庫納付
など、一時的な
財源
をかき集めることなく、
恒久財源
で措置いたします。
ばらまき
四
K政策
については、速やかに
撤回
し、その転換を図ります。
子ども手当
は
児童手当
に戻し、拡充を図り、年少扶養控除も
もと
に戻すとともに、
保育所
拡充など、
子育て支援
は充実をいたします。
農業
の
戸別所得補償
については、昨年の
通常国会
に我が党が提出をいたしました
農業
等の有する
多面的機能
の発揮のための
交付金
の交付に関する法律案に基づいて、当面、
日本
型直接支払い、
農地
利用集積及び集落営農を含む担い手育成
支援
に充てていきます。
高校授業料無償化
については、真に必要な新たな
教育費軽減策
として、低所得者世帯に対する給付型奨学金などに改めます。
高速道路無料化
については、
高速道路
会社の民営化と受益者
負担
の原則を堅持し、
高速道路
は
無料化
しません。
国民
の利便性に資する割引制度を
維持
拡充し、わかりやすいものにいたします。
地方
、
地域
の元気なくして国の元気なし。
景気対策
、
成長戦略
、
地域
活性化
に全力を尽くし、
地方
、
地域
に光が差すようにいたします。 菅首相がみずからの
政治
主導の成果と位置づける一括
交付金
は、
地方
にとっては、
予算
編成上の
混乱
という代償を払わされたものの、
交付金
の名称が変わっただけで中身は変わらない、百害あって一利なしの制度であり、中止をいたします。 厳しさを増す
地方財政
に配慮し、
地方交付税
の
別枠加算
を
平成
二十二年度並みに復元するとともに、
子ども手当
特例
交付金
は廃止する一方、
児童手当
拡充部分に対する不交付団体の
負担
に対して、引き続き特例
交付金
を充ててまいります。
公共事業関係費
については、厳しい
財政状況
をかんがみつつ、
平成
二十一年度当初
予算
を基準に、五%ずつ削減したと仮定し、約六兆四千億円
規模
といたします。将来の
成長
の芽となる内需拡大基盤づくりや
地域
の生活環境基盤づくりを進めてまいります。 我々の
提案
する、決める国づくり、進める人づくり、できる
予算
は、絶対に必要な
編成替え
であります。本当に
国民
生活を第一に考えるのであれば、
政府
・
与党
の
皆さん
には、我々の
動議
の内容を真摯に受けとめ、賛成の意思をぜひとも示していただきたいと思います。 最後に、各種世論調査における昨今の
政治
に対する不信は、議会人として非常に残念なことであります。それもひとえに、何も前に進まない
政治
の現状に対する不満であると思われます。
政治
は、
地域
に根差し、
国民
生活を、きのうよりもきょう、きょうよりもあすの生活を向上させるとともに、たとえ
国民
にとって苦しい内容であっても、将来を見通し、決めるべきときにはきっちりと断を下していくものであるべきであります。 信なくば立たずが真理であるならば、
政治
は、その
責任
として、早急に、信のある
政権
をつくり直さなければなりません。すべての政党がもう一度
国民
の審判を受けて、
政治
を、前に、次のステージに動かさなければなりません。 明治、大正、昭和という激動の時代を生き抜いた宰相高橋是清は、出処行蔵一に義をもって決するとの揮毫を残しております。みずからの出処進退を決めるものは、まず第一に義でありますとの意でありますが、菅首相、あなたに、宰相のいすにかじりつくことという近視眼的な発想よりも、この国の将来を思う気持ちが残っているのならば、今の
日本
に時間的余裕はありません、解散こそ救国への道であります。 そのことを申し上げて、私の
討論
といたします。ありがとうございました。(
拍手
)
横路孝弘
10
○
議長
(
横路孝弘
君) 遠山清彦君。 〔遠山清彦君
登壇
〕
遠山清彦
11
○遠山清彦君 私は、公明党を
代表
し、ただいま
議題
となりました
平成
二十三年度
予算
三案について、
反対
の
立場
から
討論
を行います。(
拍手
) 今日までの
予算委員会
審議
を通じ、最も明らかになったことは、菅
総理
、あなたには、もはやこの国のかじ取りを任せるわけにはいかないということであります。 熟議の
国会
と自分で言いながら、
与党
の強引な
国会
運営を容認いたしました。
予算案
の一刻も早い成立をと自分で言いながら、その
財源
の裏づけである
予算
関連法案
の
採決
の先送りも容認しました。このとんでもない自己矛盾の全
責任
は、
与党
民主党
代表
である菅
総理
、あなたにあります。
総理
は歴史という言葉がお好きなようですが、その歴史に後世厳しく裁かれるのは、菅
総理
、あなた自身であることをまず自覚していただきたい。 以下、
反対
する主な
理由
を述べます。
民主党
の
マニフェスト
は、既に破綻しています。
年金改革
も進まない、
子ども手当
も恒久措置化できない、後期高齢者医療制度も廃止できない、
高速道路無料化
の道筋も立たない、ガソリン税の暫定税率廃止もやらない。本当に、枚挙にいとまがないほど実現していないではありませんか。
民主党マニフェスト
の多くが実施されているなどとのうてんきなことを言っているのは、
総理
、あなただけであります。これが間違っているなら、なぜ
民主党
の中から
マニフェスト
の原点に戻れなどという声が公然と上がっているのですか。 公明党は、
予算審議
の中で、
財源
を含めた
年金改革
案を示すよう再三求めました。
民主党
案の
最低保障年金
財源
は、税で賄うのか、保険料で賄うのか、支給額は
幾ら
になるのか、その場合どれだけ
財源
が必要なのか、具体的な
数字
は、結局、何も示されませんでした。
与党
になって、はや一年五カ月、
民主党
が
マニフェスト
で掲げた
年金改革
案がいかにいいかげんであったか。しょせんは絵にかいたもちにすぎなかったことが白日の
もと
にさらされました。
子ども手当
についても、野党時代は、
児童手当
と目的や
趣旨
が異なるとし、その
児童手当
の拡充についての本
会議
採決
にことごとく
反対
していたにもかかわらず、
財源
が見つからずに恒久措置化が困難になると、
岡田幹事長
が先頭を切ってテレビで
児童手当
拡充でも構わないと言い出す変節の姿に、
国民
は、あきれて言葉もありません。菅
総理
の、びっくりした発言に象徴されるように、
民主党
が主張する二万六千円の根拠も、何もないことがわかりました。 公明党は、おくれている
保育所
整備など、現物給付の拡充を含めたバランスのとれた
子育て支援
を進めることを主張していますが、来年度へ向けた
政府
の
子育て支援
策はそうなっておらず、到底賛成できるものではありません。 加えて、今回の
予算案
は、二年続けての税収を上回る赤字
国債
の発行により、
日本
の
財政
をさらに悪化させます。この借金のツケは、すべて私
たち
の子供や孫
たち
に先送りされます。
政権
交代前に、十兆、二十兆の
財源
はすぐに出てくるという、今では明白な絵そらごとを喧伝して
国民
を欺き、
子ども手当
を含む
マニフェスト
の
財源
を、それを受け取る子供
たち
の将来の借金で充当するとは何事ですか。必要な
財源
を生み出すはずの
事業仕分け
も、結局、本
予算案
に反映されている削減額は、たったの〇・三兆円ではないですか。 結局、
マニフェスト
に固執する余り、
歳出
の
見直し
は全く進まず、安易な
国債
増発や一時的な埋蔵金、家計増税に頼って
財源
を取り繕い、結局、
財政健全化
に向けた道筋は一層不透明になりました。まさに、今、
日本
は、菅
総理
の
もと
、海図のない航海に出ようとしているのです。 さらに、今回の
予算案
が景気・デフレ対策として全く不十分である問題を指摘いたします。 元気な
日本
復活特別枠二・一兆円が盛り込まれていますが、その中身を見ると、全く元気をなくす内容であります。
成長戦略
にかかわる
予算
は、二・一兆円のうち、わずか三分の一の六千五百億円程度であり、それ以外は、元気な
日本
とは無関係の、在日米軍駐留
経費
、弾道ミサイル防衛関連
経費
、国選弁護人の関連業務費などの継続
事業
予算
として計上されているではありませんか。まさに、ごまかしと架空計上以外の何物でもありません。 菅
総理
は、最近経済は上向いているなどと、やはりここでものうてんきなことをおっしゃっておりますが、食料価格の高騰や原油高などで国際経済の不安定要素は確実に増しておりますし、国内を見ても、
雇用
の改善は見られず、
地方
にも仕事がない
状況
が続いております。民間のエコノミストの大半は、来年度
予算
の実質経済
成長
に与える効果はほとんどゼロだと判断をし、表明しております。 また、
地方
自治体の首長や議会も強い
批判
の声を上げております。全額国費の
子ども手当
を創設するとの約束を平然と破り、第一次産業を基幹産業とする
地方
の声を聞かずにTPP参加検討を唐突に言い出す。
社会保障
と税の
一体改革
に向けた
議論
には
消費税
問題も含まれているはずですが、その検討プロセスに
地方
の声を反映させようともしていない。菅
総理
を初め閣僚の
皆さん
は、口では
地方
重視の
予算案
と繰り返しおっしゃっておりますが、全く行動に反映されていないではありませんか。まさに菅内閣の
政治
姿勢
の本質は
地方
軽視そのものであり、それが投影された
予算案
など、賛成することは到底できないのであります。 以上、本
予算案
に
反対
する主な
理由
を述べました。 菅
総理
、あなたは、昨年十月一日の所信表明演説で、先送り一掃宣言というものを出しました。それは、
総理
自身の言葉をかりれば、「これまで先送りしてきた重要
政策
課題の実行」ということであります。あれから、はや五カ月、結局、今明らかなことは、
年金改革
も先送り、
財政
再建も先送り、税制改革も先送り、
子ども手当
の恒久化も先送り、高齢者医療制度改革も先送り、普天間問題も先送り、八ツ場ダムも先送り、
高速道路無料化
も先送り、あれもこれも全部先送りではないですか。
総理
、
総理
に
提案
申し上げます。改めて、先送り一掃宣言を
撤回
され、菅内閣の
政治
姿勢
をより正確にあらわす、一層先送り宣言でも出されたらいかがでしょうか。 最後に、
政権
を握るということは、車のハンドルを握っているのと同じことであります。バスの運転手が、どこへ行くかわからないで、ハンドルの手を放して乗客にどうしたらいいか相談しているようでは、危険でしようがありません。 しかし、菅
総理
、このバスが今の
民主党
であり、その運転手が、
総理
、今のあなたの姿ではありませんか。これ以上重大な事故が起こる前に、
我が国
のハンドルをだれに任せるのか、
国民
に信を問うことを切に要望し、私の
反対
討論
を終わります。 なお、
自由民主党
・
無所属
の会から提出をされました組み替え
動議
につきましては、考え方に関して認識を共有する部分があるものの、総合的に勘案して、これに
反対
をいたします。 以上でございます。(
拍手
)
横路孝弘
12
○
議長
(
横路孝弘
君) 笠井亮君。 〔笠井亮君
登壇
〕
笠井亮
13
○笠井亮君 私は、
日本共産党
を
代表
して、二〇一一年度総
予算
三案に
反対
の
立場
から
討論
を行います。(
拍手
) 本
予算案
は、
民主党
が
政権
について、概算要求から
予算案
までの一連の編成を手がけた初めての
予算案
です。それだけに、厳しさを増している
国民
の生活を支え、
日本
経済をどう立て直すかが鋭く問われているのであり、そうした
立場
から徹底した
審議
が求められたのであります。 ところが、
審議
の焦点となった税制を初め、
子ども手当
、TPP、米軍再編など、いずれの問題でもまだまだ
審議
は尽くされておらず、不十分であります。その上、六野党が一致して要求した
小沢一郎
民主党
元
代表
の証人喚問も、いまだ実現していないのであります。にもかかわらず、徹底
審議
を尽くさず、
質疑
を打ち切り、
採決
を強行することは、断じて容認できません。 次に、本
予算案
に
反対
する
理由
についてです。 本
予算案
は、新
成長戦略
に基づき、大企業・大資産家への約二兆円もの
減税
を盛り込んでいます。大企業の内部留保は二百四十四兆円にまで膨れ上がり、現金、預金など手元資金だけでも六十四兆円という、空前の金余りとなっています。大企業に一兆五千億円もの
法人税
減税
を実行したところで、内部留保が積み上がるだけであり、
法人税
の
減税
分は、
雇用
、国内
投資
に回らず、内需拡大にも効果がないことは明瞭です。 一方、医療、介護、年金、福祉などあらゆる分野で、自公
政権
と同じ、
社会保障
切り捨て路線に踏み出しています。後期高齢者医療制度の新制度案は、年齢による差別を残し、保険料、窓口
負担
を増大させるものであり、
民主党
の総
選挙
の公約に真っ向から反するものです。
財源
についても、過去最大
規模
の
国債
などに依存した、見通しの立たない
予算
となっており、その行き詰まりを
消費税
増税で突破しようとしています。
国民
の生活が第一、対等な日米関係との
民主党
の公約を百八十度転換し、大企業の利益優先、日米軍事同盟強化の
予算
となっているのであり、断じて認めることはできません。 これに対して、我が党は、抜本的な組み替えを
提案
しました。 我が党の
提案
は、
一つ
、総合的な賃上げ
政策
をワンパッケージで実行し、
雇用
の
確保
、安定を図ること。二つ、
社会保障
の制度改悪をやめ、削減から拡充に転換すること。
子ども手当
は、増額分を
保育所
建設など総合的な
子育て支援
の
予算
に回し、安定した制度に修正すべきです。三つ、TPP参加をやめ、食料自給率の向上、農林漁業の再生、食料主権を尊重した貿易ルールの確立を進めること。四つ、中小企業、地場産業、商店街
支援
で
地域経済
の
活性化
を図ること。五つ、軍事費と大企業・大資産家優遇税制という二つの聖域にメスを入れ、
財源
を
確保
するという
提案
です。 こうした
予算
組み替えを実行してこそ、
国民
生活の改善と
日本
経済の立て直しが実現できるのであります。 ところが、菅内閣と
民主党
は、我が党の
提案
を一顧だにせず、本
予算案
をそのまま押し通そうとしているのであります。 その一方で、
政府
・
与党
は、本
予算
と不可分の
予算
関連法案
については
予算案
と切り離すと言い、修正の余地があるかのように言います。しかし、
予算案
を
財源
として担保する
歳入法
案を修正するというなら、当然、本体の
予算案
も修正するのが筋であります。菅内閣と
民主党
の態度は極めて無
責任
だと言わねばなりません。
予算審議
を通じて菅内閣の公約違反の
姿勢
が明らかになったことは重大です。
一つ
は、
消費税
問題です。 そもそも、
民主党
は、総
選挙
の公約で、
消費税
は四年間は上げないと約束しながら、二〇一一年度中に
消費税
増税法案を
国会
で通すという、所得税法附則第百四条に従うという
立場
に変更したのであります。どこから見ても、公約違反は明白であります。 また、菅
総理
が
平成
の開国と称して進めているTPPは、一〇〇%自由化を原則とするものであり、米など重要な品目の関税を
引き下げ
、撤廃するとの考えはとらないと言明した〇九年総
選挙
での
民主党
声明に背くことは明らかです。 TPPは、事実上の日米FTAであり、
日本
農業
と
地域経済
を破壊し、医療、検疫、労働など広い分野で
国民
の安全を脅かし、
日本
の経済主権を米国にゆだねるものであります。TPPへの参加検討は、直ちに中止すべきであります。 さらに、沖縄の米軍普天間基地問題をめぐっては、鳩山前
総理
から、抑止力との
説明
は後づけの理屈で方便だったとの驚くべき発言がありました。新たな米軍基地を押しつける決定がこれほど軽々しく決められたことに、沖縄県民は言いようのない憤りを表明しているのであります。 その
もと
で、菅内閣は、辺野古へ新基地を建設する日米合意を推進し、
負担
の軽減を言いながら、訓練区域外訓練や米軍ヘリパッド建設、南西諸島への自衛隊増強を押しつけているのであります。日米合意を白紙に戻し、普天間基地は即時無条件で撤去することを強く求めるものであります。 最後に、我が党は、
国民
生活を破壊し、経済も
財政
も悪化させる
政府予算
の問題点を引き続き徹底的に追及し、
国民
の暮らしを守る
予算
への転換を迫る決意であります。 なお、
自民党
の組み替え案は、福祉、
教育
の
予算
を削減し、軍事費を増額し、
消費税
増税まで盛り込んでおり、認められません。 以上、
討論
を終わります。(
拍手
)
横路孝弘
14
○
議長
(
横路孝弘
君) 阿部知子さん。 〔阿部知子君
登壇
〕
阿部知子
15
○阿部知子君 社会
民主党
の阿部知子です。 私は、社会
民主党
・市民連合を
代表
して、二〇一一年度
政府予算
三案並びに
自民党
・
無所属
の
会提出
の
編成替え
を求める
動議
に
反対
の
立場
から
討論
を行います。(
拍手
) まず、熟議の
国会
、あるいは野党との協力と言いながら、
政府
・
民主党
は何らの譲歩も見せず、また、
歳入
を決める税法や
公債
特例法などの
審議
が全く進んでいない中、強引に
予算案
本体のみの
採決
を押し切ろうとすることに、強い憤りを覚えます。 今、
政府
に求められるものは何でしょうか。それは、経済活動を促し、庶民の懐を暖めることです。ちょっとした気遣いと優しく差し伸べる手が、疲弊した社会を救います。残念ながら、
政府
が提出した
予算案
は、こうした温かみや優しさよりも、従来型の経済
成長
に重きを置くものとなっています。しかも、対米追随のTPPや、庶民に
負担
を押しつける消費増税ばかりを声高に叫ぶ菅
総理
の
政治
姿勢
に、
国民
は、怒りを通り越して、あきれ果てているのです。 一昨年の夏、
国民
の選択による
政権
交代が実現いたしました。それから一年半、菅
政権
は、三党連立合意が掲げた
国民
の生活が第一という理念に背を向け、消費増税を意図した、税と
社会保障
制度の
一体改革
、
法人税
減税
、輸出関連企業優先のTPP参加検討表明、米軍普天間基地の辺野古移設堅持などに見られるように、官僚主導、対米依存回帰の傾向を強めるものとなっています。 この
予算案
の最大の問題は、リーマン・ショックからようやく少しばかり経済が回復しかけたこの時期に、さまざまな形で
国民
に
負担
増を求めていることです。物価下落を
理由
にした年金支給額や児童扶養手当の
引き下げ
、
国民
健康保険料の算定方式の
見直し
による
負担
増など、挙げれば切りがありません。
子ども手当
の
財源
とするために成年扶養控除を縮減しようとしていることも同様な問題です。さまざまな
理由
で働くことができない人
たち
を扶養する家庭へのわずかな控除すら取り上げようというのは、
国民
の生活を忘れた菅
政権
の
姿勢
があらわれていると思います。 社民党が
予算
協議の中で再三求めてきた
雇用対策
や中小企業
支援
策も、
規模
、内容ともに不十分なままで、踏み込んだ
政策
はついに出さずじまいでした。
政権
交代で前進が期待された基地の問題も同様です。三党合意で削減をうたっていた思いやり
予算
は、あろうことか五年も
維持
させるものとなっています。沖縄の基地移転関連
予算
、沖縄防衛局名護事務所設置及び高江ヘリパッド建設の
予算
を計上するなど、
負担
軽減の発想はみじんも見られません。 おまけに、この数日の
予算委員会
の中で大きな問題となった
国民年金
の
運用
三号問題は、年金の、保険料の納付と給付の原則を大きく逸脱した通達行政です。
国民
の年金への信頼を損なうにもかかわらず、十分な
議論
も尽くさず、また、求められている
統一見解
も先延ばしにして、きょうの
統一見解
、あすの
統一見解
、あさっての
統一見解
。一体、いつになったら本来の
統一見解
は出るんでしょうか。
予算案
の通過のみを数で押し切ろうとする本日の
採決
もまた含め、これでは
国民
の不信は募るばかりです。
国民
生活等への影響を真剣に考えるならば、
国民
が
政権
交代に寄せた期待に真摯にこたえるべきであり、
政権
交代の原点に立ち戻った対応を速やかにとるべきであることを申し添え、私の
反対
討論
を終わります。(
拍手
)
横路孝弘
16
○
議長
(
横路孝弘
君) これにて
討論
は終局いたしました。
—————————————
横路孝弘
17
○
議長
(
横路孝弘
君) これより
採決
に入ります。 まず、
石原伸晃
君外三名提出、
平成
二十三年度
一般会計予算外
二案につき
撤回
のうえ
編成替え
を求めるの
動議
について
採決
いたします。
石原伸晃
君外三名提出の
動議
に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
横路孝弘
18
○
議長
(
横路孝弘
君) 起立少数。よって、
石原伸晃
君外三名提出の
動議
は否決されました。 次に、
平成
二十三年度
一般会計予算外
二案を一括して
採決
いたします。 この
採決
は記名投票をもって行います。 三案の
委員長
の
報告
はいずれも可決であります。三案を
委員長
報告
のとおり決するに賛成の諸君は白票、
反対
の諸君は青票を持参されることを望みます。——
議場
閉鎖。 氏名点呼を命じます。 〔参事氏名を点呼〕 〔各員投票〕
横路孝弘
19
○
議長
(
横路孝弘
君) 投票
漏れ
はありませんか。——投票
漏れ
なしと認めます。投票箱閉鎖。開票。——
議場
開鎖。 投票を計算させます。 〔参事投票を計算〕
横路孝弘
20
○
議長
(
横路孝弘
君) 投票の結果を事務総長から
報告
させます。 〔事務総長
報告
〕 投票総数 四百五十三 可とする者(白票) 二百九十五 否とする者(青票) 百五十八
横路孝弘
21
○
議長
(
横路孝弘
君) 右の結果、
平成
二十三年度
一般会計予算外
二案は
委員長
報告
のとおり可決いたしました。(
拍手
)
—————————————
平成
二十三年度
一般会計予算外
二案を
委員長
報告
のとおり決するを可とする
議員
の氏名 安住 淳君 阿久津 幸彦君 阿知波 吉信君 青木 愛君 赤松 広隆君 浅野 貴博君 東 祥三君 網屋 信介君 荒井 聰君 五十嵐 文彦君 井戸 まさえ君 池田 元久君 石井 登志郎君 石毛 えい子君 石関 貴史君 石田 勝之君 石津 政雄君 石原 洋三郎君 石森 久嗣君 石山 敬貴君 泉 健太君 磯谷 香代子君 市村 浩一郎君 糸川 正晃君 稲富 修二君 稲見 哲男君 今井 雅人君 内山 晃君 打越 あかし君 生方 幸夫君 江端 貴子君 枝野 幸男君 小川 淳也君
小沢
一郎君
小沢
鋭仁君 小野塚 勝俊君 小原 舞君 緒方 林太郎君 大泉 ひろこ君 大串 博志君 大島 敦君 大谷 啓君 大谷 信盛君 大西 健介君 大西 孝典君 大畠 章宏君 太田 和美君 逢坂 誠二君 岡島 一正君 岡田 克也君 岡田 康裕君 岡本 英子君 岡本 充功君 奥田 建君 奥野 総一郎君 奥村 展三君 加藤 学君 加藤 公一君 鹿野 道彦君 海江田 万里君 柿沼 正明君 梶原 康弘君 勝又 恒一郎君 金森 正君 金子 健一君 神山 洋介君 川内 博史君 川口 博君 川越 孝洋君 川端 達夫君 川村 秀三郎君 菅 直人君 木内 孝胤君 木村たけつか君 吉良 州司君 城井 崇君 黄川田 徹君 菊田 真紀子君 岸本 周平君 北神 圭朗君 京野 公子君 工藤 仁美君 櫛渕 万里君 楠田 大蔵君 沓掛 哲男君 熊田 篤嗣君 黒岩 宇洋君 黒田 雄君 桑原 功君 玄葉 光一郎君 小泉 俊明君 小平 忠正君 小林 興起君 小宮山 泰子君 小宮山 洋子君 小室 寿明君 小山 展弘君 古賀 一成君 古賀 敬章君 後藤 斎君 後藤 祐一君 郡 和子君 近藤 和也君 近藤 昭一君 近藤 洋介君 佐々木 隆博君 佐藤 ゆうこ君 斉木 武志君 斉藤 進君 齋藤 勁君 斎藤やすのり君 坂口 岳洋君 阪口 直人君 笹木 竜三君 階 猛君 篠原 孝君 柴橋 正直君 下条 みつ君 城島 光力君 白石 洋一君 神風 英男君 首藤 信彦君 瑞慶覧 長敏君 末松 義規君 杉本 かずみ君 菅川 洋君 鈴木 克昌君 仙谷 由人君 園田 康博君 空本 誠喜君 田島 一成君 田嶋 要君 田名部 匡代君 田中けいしゅう君 田中 眞紀子君 田中 美絵子君 田村 謙治君 平 智之君 高井 崇志君 高井 美穂君 高木 義明君 高野 守君 高橋 昭一君 高橋 英行君 高邑 勉君 高山 智司君 滝 実君 竹田 光明君 武正 公一君 橘 秀徳君 玉木 朝子君 玉木 雄一郎君 玉城 デニー君 玉置 公良君 樽床 伸二君 中後 淳君 津川 祥吾君 津島 恭一君 津村 啓介君 辻 惠君 辻元 清美君 筒井 信隆君 手塚 仁雄君 寺田 学君 土肥 隆一君 道休 誠一郎君 富岡 芳忠君 中井 洽君 中川 治君 中川 正春君 中島 政希君 中津川 博郷君 中塚 一宏君 中根 康浩君 中野 寛成君 中野 譲君 中野渡 詔子君 中林 美恵子君 中屋 大介君 中山 義活君 仲野 博子君 永江 孝子君 長尾 敬君 長島 昭久君 長島 一由君 長妻 昭君 長安 豊君 仁木 博文君 西村 智奈美君 野木 実君 野田 国義君 野田 佳彦君 萩原 仁君 橋本 清仁君 橋本 博明君 橋本 勉君 畑 浩治君 鉢呂 吉雄君 初鹿 明博君 鳩山 由紀夫君 花咲 宏基君 浜本 宏君 早川 久美子君 原口 一博君 伴野 豊君 樋口 俊一君 樋高 剛君 平岡 秀夫君 平野 博文君 平山 泰朗君 福嶋 健一郎君 福島 伸享君 福田 昭夫君 福田 衣里子君 藤井 裕久君 藤田 一枝君 藤田 大助君 藤田 憲彦君 藤村 修君 古川 元久君 古本 伸一郎君 細川 律夫君 細野 豪志君 本多 平直君 馬淵 澄夫君 前原 誠司君 牧 義夫君 牧野 聖修君 松岡 広隆君 松木けんこう君 松崎 公昭君 松崎 哲久君 松野 頼久君 松原 仁君 松宮 勲君 松本 大輔君 松本 剛明君 松本 龍君 三日月 大造君 三谷 光男君 三村 和也君 三宅 雪子君 三井 辨雄君 皆吉 稲生君 宮崎 岳志君 宮島 大典君 向山 好一君 村井 宗明君 村上 史好君 村越 祐民君 室井 秀子君 本村 賢太郎君 森岡 洋一郎君 森本 和義君 森本 哲生君 森山 浩行君 矢崎 公二君 谷田川 元君 柳田 和己君 山尾 志桜里君 山岡 賢次君 山岡 達丸君 山口 和之君 山口 壯君 山崎 摩耶君 山崎 誠君 山田 正彦君 山田 良司君 山井 和則君 山本 剛正君 湯原 俊二君 柚木 道義君 与謝野 馨君 横粂 勝仁君 横光 克彦君 横山 北斗君 吉川 政重君 吉田 泉君 吉田 おさむ君 吉田 公一君 吉田 統彦君 笠 浩史君 和嶋 未希君 和田 隆志君 若井 康彦君 若泉 征三君 鷲尾 英一郎君 渡辺 周君 渡部 恒三君 亀井 静香君 下地 幹郎君 田中 康夫君 松下 忠洋君 石川 知裕君 中島 正純君 否とする
議員
の氏名 あべ 俊子君 安倍 晋三君 逢沢 一郎君 赤澤 亮正君 秋葉 賢也君 麻生 太郎君 甘利 明君 井上 信治君 伊東 良孝君 伊吹 文明君 石田 真敏君 石破 茂君 石原 伸晃君 稲田 朋美君 今津 寛君 今村 雅弘君 岩屋 毅君 江渡 聡徳君 江藤 拓君 遠藤 利明君 小里 泰弘君 小野寺 五典君 小渕 優子君 大島 理森君 大野 功統君 加藤 勝信君 加藤 紘一君 梶山 弘志君 金子 一義君 金子 恭之君 金田 勝年君 鴨下 一郎君 川崎 二郎君 河井 克行君 河村 建夫君 木村 太郎君 岸田 文雄君 北村 茂男君 小池 百合子君 小泉 進次郎君 古賀 誠君 後藤田 正純君 河野 太郎君 高村 正彦君 近藤 三津枝君 佐田 玄一郎君 佐藤 勉君 齋藤 健君 坂本 哲志君 塩崎 恭久君 塩谷 立君 柴山 昌彦君 下村 博文君 新藤 義孝君 菅 義偉君 菅原 一秀君 田中 和徳君 田野瀬良太郎君 田村 憲久君 平 将明君 高市 早苗君 高木 毅君 竹下 亘君 竹本 直一君 武田 良太君 武部 勤君 橘 慶一郎君 棚橋 泰文君 谷 公一君 谷垣 禎一君 谷川 弥一君 谷畑 孝君 徳田 毅君 中川 秀直君 中谷 元君 中村 喜四郎君 永岡 桂子君 長島 忠美君 長勢 甚遠君 二階 俊博君 西野 あきら君 西村 康稔君 額賀 福志郎君 野田 聖子君 野田 毅君 馳 浩君 浜田 靖一君 林 幹雄君 平沢 勝栄君 福井 照君 福田 康夫君 古川 禎久君 保利 耕輔君 細田 博之君 町村 信孝君 松浪 健太君 松野 博一君 松本 純君 三ッ矢 憲生君 宮腰 光寛君 村上 誠一郎君 村田 吉隆君 望月 義夫君 茂木 敏充君 森 英介君 森 喜朗君 森山 裕君 柳本 卓治君 山口 俊一君 山本 公一君 山本 幸三君 山本 拓君 山本 有二君 吉野 正芳君 赤松 正雄君 井上 義久君 池坊 保子君 石井 啓一君 石田 祝稔君 稲津 久君 漆原 良夫君 江田 康幸君 遠藤 乙彦君 大口 善徳君 佐藤 茂樹君 斉藤 鉄夫君 坂口 力君 高木 美智代君 高木 陽介君 竹内 譲君 遠山 清彦君 富田 茂之君 西 博義君 東 順治君 古屋 範子君 赤嶺 政賢君 笠井 亮君 穀田 恵二君 佐々木 憲昭君 志位 和夫君 塩川 鉄也君 高橋 千鶴子君 宮本 岳志君 吉井 英勝君 阿部 知子君 重野 安正君 照屋 寛徳君 中島 隆利君 服部 良一君 吉泉 秀男君 浅尾 慶一郎君 江田 憲司君 柿澤 未途君 山内 康一君 渡辺 喜美君 園田 博之君 衛藤 征士郎君 鳩山 邦夫君 ————◇—————
横路孝弘
22
○
議長
(
横路孝弘
君) 本日は、これにて散会いたします。 午前三時三十八分散会 ————◇————— 出席国務
大臣
内閣
総理
大臣
菅 直人君 総務
大臣
片山 善博君 法務
大臣
江田 五月君 外務
大臣
前原 誠司君
財務
大臣
野田 佳彦君 文部科学
大臣
高木 義明君 厚生労働
大臣
細川 律夫君 農林水産
大臣
鹿野 道彦君 経済産業
大臣
海江田万里君 国土交通
大臣
大畠 章宏君 環境
大臣
松本 龍君 防衛
大臣
北澤 俊美君 国務
大臣
枝野 幸男君 国務
大臣
玄葉光一郎君 国務
大臣
自見庄三郎君 国務
大臣
中野 寛成君 国務
大臣
与謝野 馨君 国務
大臣
蓮 舫君