○富田
委員 ぜひ、
市町村の現状を
総務省全体として
把握していただきたいことを
お願いしておきます。
あと、
赤澤先生からも指摘いただきましたが、
浦安の件で御
質問します。
実は、きょうから
浦安の
選挙が始まっています。十時半に第一声があって、私も応援に行くと約束していたんですが、非常に残念なんですが、この
質問があるので行けなくなりました。
三月十一日に震災がありました。金曜日でした。与野党で合意して、とにかく救援だということで、
被災地には三日間入らないようにしようと。明けて月曜日の三時に、私は、
浦安市役所に公明党
千葉県本部の災害対策本部として
伺いまして、
松崎市長から現状を聞いて、その後、三時間ほど市内、一番大変な
地域を全部、市の
職員にお時間をとっていただいて、迷惑にならないようにぐるっと見てきたんですが、本当にびっくりしました。
市のライフラインは全部つぶれちゃっていますし、あれだけ高級住宅街だったところがもう跡形もないというか、コンビニエンスストアが半分泥の中に埋まっている、交番も半分埋まっちゃっている、それを近くの学生たちが写メで撮って、きのうよりまた埋まったみたいなことをやっている状況でした。
市長にしてみたら、ライフラインの復旧に全力を挙げているので、そのときも、
選挙なんかとんでもないというふうに言われていたんですね。その後、この改正案が通りまして、県の
選管の方から市の
選管に問い合わせが行ったのが三月二十二日だそうです。その日のうちに、市長と
選管の方で協議して
意見書を出して、今のままではとてもできない、理由を四点ほど挙げられて、何とかしてもらいたいということで県
選管に上げたら、県
選管はその日のうちに、大丈夫だということで
総務省に返答をしたと。
そのことを
松崎浦安市長はかなり怒っておりまして、ちょっと資料を提出させていただきましたが、資料一は、広報うらやす、
市民不在で統一選でいいのかという号外を出して、資料二は、四月十四日、
統一地方選挙をめぐる市の動き、その資料二の裏に「現場との乖離に強い失望感」という形で市長がコメントを書いています。
これを見ますと、
浦安市
選管は「
選挙を適正に行うことが困難である」という
意見を出して、そういう回答がありましたよと。ただ、県
選管の
総務省への
意見としては、「当該回答を踏まえ、慎重に検討したところ、当
委員会の
意見としては、
浦安市においては
選挙期日における
選挙の適正な
執行に懸念はあるものの、
浦安市
選挙管理委員会からの要請があれば本県及び県内
市町村に応援を働きかけるなどの
措置により、
選挙事務を適正に行うことは必ずしも不可能ではない」、ちょっと何か二重否定みたいな形で
意見を出されて、結局、この県の
選管の
意見に
総務省の方は従って、三次
指定には入らなかったという形になりました。
現場を見ている者としては、ちょっとどうなのかなと。終わった後、この経過を
松崎市長の方からも
説明を受けまして、県
選管の方で、もう少しきちんと市の
選管と
意見調整して、現場をきちんと見た上で、県
選管でどういうバックアップができるのかというようなことも含めてきちんと話した上で
総務省に
意見を上げるべきだったんじゃないかなというふうに、てんまつを聞くと
思いました。
大臣は、前回のこの
委員会の
審議のときに、私が県と市の
選管の
意見が違うとなった場合どうしますかと尋ねましたら、ちゃんと市の
選管の
意見を尊重できるような形できちんとしますよというふうにお約束してくれた。こうなるんじゃないかなと思ったので、私はああいう
質問をしたんですね。結局、県
選管が市の
選管の
意見を無視するような形になってしまって、
意見対立になってしまった。
その少し後、二段目、三段目を見ていただきますと、
松崎市長が何を怒っているかといったら、現場を見てくれないで決めたんじゃないのかということを盛んに言われているんですね。
ところが、それに対して県の
選管の
委員長は、一人で車でぐるっと回って見てきたから
実情を
把握しているんだというふうに答えたらしいんですね。市の対策本部にも寄らないし、市の
選挙管理委員会にも寄らないし、県
選管の
事務員も同行しなかった。これでは、県
選管として市の
選挙管理委員会の
意見を正しく聴取したというふうには私には思えない。
その後、ちょっと
大臣に対しても不満を書いてあるんです。
大臣は、記者会見で、ちゃんと
職員がつぶさに見ていますよというふうに言われたけれ
ども、それだったら、ちゃんと現地対策本部に
総務省の
職員の人も来てくれ、その上できちんと
判断をしてくれたらよかったんじゃないかなというふうに
松崎市長はこの市の広報で訴えられているんです。
これをごらんになって、どういう感想をお持ちになりますか。