○三村
委員 ありがとうございます。
続いて、来年度
予算編成についてに話を移したいと思います。
震災が三月にありまして、一次補正がゴールデンウイークに
成立をした。先日、二次補正が
成立をしたということで、またさらに三次補正という指示が出ているようですけれ
ども、私も役人をやっていましたけれ
ども、一年で三回、補正
予算を編成するというのは大変な作業だと思うんですね。多分、
財務省の主計局もそれから
各省も、年がら年じゅう
予算編成作業をやっている。これは極めて大変な作業であると思うわけですけれ
ども、一方で、来年度
予算の編成を当然しなきゃいけないわけで、本来であればというか、そもそもは、大体、霞が関の年中行事の
スケジュールでいうと、八月三十一日が概算
要求の締め切りになるということなわけですね。
私は、もちろん、一次補正で応急の措置を、例えば仮設住宅とか瓦れきの撤去とかということをやらなきゃいけない、それから二次補正で原発事故
対応でいろいろなことをやるといって、またさらに三次補正も必要だと思うんですけれ
ども、本来は、やはり来年度の本
予算を真の復興にシフトした
予算編成として、この政権で正面から取り組まなければいけないと思うんですね。
この復興シフトの
予算というのは、私
たちが、
政治家として、
政治として、復興に向けて全力で取り組む、できることをすべてやるということと同時に、一方で、復興にシフトしなければいけないから、その他のところを削る。もちろん必要なものもあるかもしれないけれ
ども、その他の
政策分野の
予算をできる限り切り詰めるということは、私は、来年度本
予算で正面から取り組んでいかなければいけないということだと思うんですね。つまり、復興と財政再建を両立させる
予算編成というのを来年度本
予算でやらなければいけない。その編成作業も、まさに今やらなければいけないということだと思うので、その意味では、その編成作業にこそ
財務省、
財務大臣のマンパワー、力を注力していただきたいと思うんです。
来年度
予算編成は、先ほどの御
議論の中でも、中期財政フレームを改定して、その上で編成
方針を出すということになると思うんですけれ
ども、中期財政フレームで大枠を決める、上限を決めるということだけでは私は足りないと思っています。大枠を決めた上で、やはり
各省、各分野
ごとにめり張りをつけて、
各省の
予算編成の作業の前に、いわゆる昔あった骨太の
方針というか
大臣としての
方針を決めて、この分野は減らす、この分野はここまでだというような
方針を、
各省が
予算編成の作業に着手をするできる限り前に示すということが私は必要であると思うんですね。
そういう意味では、三次補正の
予算編成の作業もあって大変だと思うんですけれ
ども、それと並行して、今からぜひともそういった
検討を、
財務省内でもされていると思いますけれ
ども、より積極的にしていただきたいと思うんです。そういう意味で、来年度
予算編成に向けての
大臣の御見解をお伺いしたいと思います。