○
田村(憲)
委員 各
障害者の
方々の
団体が、自分らでもいろいろと調べていきたいという話の中で、実は、
個人情報の問題が
一つネックになっておりまして、今までわかっていたような
情報もなかなか開示をしてもらえないというような、そういう声もございます。
これは、早急にいろいろな
関係団体の
方々と
協力しながら、一番わかっておられるのは
関係団体の
方々で、どのような問題があるかというのも
把握をされておられます。ですから、
協力をいただいた上で、どこにどういう
障害をお持ちの
方々がおられるかということを早く
把握していただいて、適切な
対応をしていただきたいと
思います。
といいますのは、実は、きょうはこれは
質問するつもりじゃなかったんですけれども、きのうも
関係部局といろいろと話をしましたが、
障害基礎年金がいよいよ
支給が、十五日ですからきょうですよね。こういう中で、実は、後見人がいなくなられた
障害者の
方々が、
通帳もキャッシュカードも全部流れちゃって、引き出そうにも
通帳もつくれないというような声が入ってきております。
関係部局とちょっと相談したんですが、なかなか難しい。これは法的ないろいろな壁もありますし、一方で、引き出しに行かれた
方々が本当に
障害者の
方々のかわりになり得る人なのかどうか、こういう
確認もなかなか難しいということがございまして、そう簡単な話じゃないんですが、ただ、的確にそういう
方々がどこにおられるかということが
把握できれば、またいろいろな
対応の仕方もあろうと
思います。
障害者の
方々にしてみれば、
障害基礎年金は非常に、生活の一番の糧といいますか基本でありますから、そういうものが得られないという話になれば、これは本当に
生存権にかかわってくる問題になってくるわけであります。
そういうことも含めて、特に、
災害が起こったときに一番大変な目に遭われるのは
災害弱者である
障害者、
高齢者の
方々でございますから、ぜひとも早急な
対応というものを
お願いいたしたいというふうに
思います。
続きまして、これは一点
お願いをいたします。もう御返答は結構でございますが、いろいろな
混乱が当初ございました。それは、
緊急支援物資の運送、輸送等々でもありましたし、また、
緊急通行車両の
確認標章の
部分でもございました。
どういう問題があったかといいますと、例えば、
緊急支援物資の中に
医療用医薬品は入るんだけれども、
一般用医薬品、
OTCは入れてもらえなかったでありますとか、また、
緊急車両の
通行証をとるのに
薬剤師の
方々がとりに行くと、薬は運ぶんですかと。いや、薬はありませんと言うと、じゃ、出せませんというような、現場でいろいろな問題、
混乱が起こったという話を聞いております。
多分これは、そんなことは本来はないんだろうと
思います。
OTCももちろん
緊急物資として本来は運ばれるべきものであろうと
思いますし、
薬剤師の
方々も本来、向こうに
ボランティア等々で入る場合には、
緊急車両が入るときの
通行証がもらえる
対象であったんだろうと思うんですが、十分に
意思の
疎通ができていなかった。
担当部局、これは警察だという話だと思うんですけれども、そこと十分な
意思の
疎通ができていなかったがためにそのような
混乱が生じ、結果的にだれが苦しむかといいますと、これは
被災者の
方々が、本来入ろうとする
ボランティアの
方々が入ってこられないということで、例えば薬等々のいろいろな
意味での
供給というものに支障が生じるわけであります。
そういう
意味では、調剤も含め、いろいろな
部分の問題というものが
被災者の
方々にとっては不利益ということを考えれば、こういう
混乱をなくしていく、多分、
薬剤師の
方々だけじゃなかったと思うんですけれども、そういう
混乱をこれから防いでいくために、やはり十分に平時から、このようなことがあった場合の
連絡といいますか、
協力というものの体制をつくっておく必要があるんだというふうに
思います。
ですから、ここは、これからまたどこでどのような
災害が起こるかわかりません。十分に、このような今回の轍を踏まないように準備をしていただきたいな、こんなことを御要望させていただきたいというふうに
思います。
まだ
大臣が来られませんので、なかなか
本題に入れませんので、他の
質問の方に入りたいというふうに
思います。
これは
政務官にお聞きをいたしますが、実は、今も
医療関係者の
方々が本当にたくさん
ボランティアで現地に入られております。陸路で入る場合、非常な制限が当初ございましたので、そういう
意味では空路が一番時間的にも、またいろいろな便宜上も便利であろうということでございまして、
航空会社が増便をいたしまして、
緊急臨時便というものをふやしまして、近くの空港に飛んでいただきました。
このときに、実は
医療関係者、これは多分、
厚生労働省や
都道府県が
航空会社に依頼をしたんだと思うんですけれども、このような
ボランティアで入る
方々は、あらかじめ
連絡が入ればその
方々の席、あいておれば
無料で
協力しますよ、つまり、
運賃は取りませんよ、
ボランティアですからということで、
無料で飛んでいただいたといいますか、乗せていただいたんです。
これは多分、当局の方も御尽力をいただいてそういう
お願いをしていただいたからこそ
航空会社、
航空会社も今大変なんですね。JALにしてもANAにしても、ただでさえ
外国人が
日本に今来ない
状況になっておりまして、そういう
意味では国際線は非常に今がらあきの
状況でございますから、そういう中で御
協力をいただいてきたわけでありますけれども、これがいよいよきょう、一応終わるんです。ということは、これからは、
ボランティアで入る
方々は、空路で行く場合には有料になってくる。
そもそも、この
医療関係者に対するいろいろな
協力というものは、
政府、
厚生労働省を
中心に、こういう
状況だから入っていただいていろいろな急場をお助けいただきたいというような
お願いをされたんだろうというふうにお聞きをいたしております。もちろん、
ボランティアですから、ある程度は入っていただく
方々の自発的な
思いの中で御
協力をいただくわけでありますけれども、やはり、長くなる、また回数がふえてくるという話になると、それなりの
負担というものも生じてくる、増してくるわけでございまして、こういう最低限の実費に対しては、何らかの
政府としての
対応というものをしていただけないかというような声が各
団体から今上がってきております。
そこで、一々細かいところまでという話になるのかどうかわかりませんけれども、
協力団体の方に、
協力の度合いに応じて何らかの
お金を入れられないかでありますとか、また
概算払いで何か
お金が入れられないかでありますとか、そういうような、ボランタリーで入っておられるそれぞれの
団体が、それ以外の
部分で非常に
お金がかかる
部分に対して何らかの援助というものを
お願いいたしたいんですが、
政府は何かお考えございますか。