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2011-02-23 第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
平成
二十三年一月二十四日)(月曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
委員長
牧
義夫
君
理事
青木
愛君
理事
石毛えい子
君
理事
中根
康浩
君
理事
藤田
一枝
君
理事
柚木
道義
君
理事
加藤
勝信
君
理事
田村
憲久
君
理事
古屋
範子
君
石森
久嗣
君
江端
貴子
君
大西
健介
君
岡本
充功
君
黒田
雄君
小宮山洋子
君 郡
和子
君
斉藤
進君
田中美絵子
君
長尾
敬君
仁木
博文
君
初鹿
明博
君
樋口
俊一
君
平山
泰朗
君
福田衣里子
君
藤村
修君
細野
豪志君
三宅
雪子
君
水野
智彦
君
宮崎
岳志
君
山口
和之
君
山崎
摩耶
君
吉田
統彦君
あべ
俊子
君
鴨下
一郎
君
菅原
一秀
君
棚橋
泰文
君
谷畑
孝君
長勢
甚遠君
西村
康稔
君
松浪
健太
君
松本
純君
坂口
力君
高橋千鶴子
君
阿部
知子
君
江田
憲司
君
平成
二十三年二月二十三日(水曜日) 午後零時十六分
開議
出席委員
委員長
牧
義夫
君
理事
青木
愛君
理事
石毛えい子
君
理事
郡
和子
君
理事
中根
康浩
君
理事
藤田
一枝
君
理事
柚木
道義
君
理事
渡辺
周君
理事
加藤
勝信
君
理事
田村
憲久
君
理事
古屋
範子
君
石森
久嗣
君
稲富
修二
君
大西
健介
君
岡本
充功
君
工藤
仁美
君
小宮山洋子
君
斉藤
進君
田中美絵子
君
竹田
光明
君
玉木
朝子
君
長尾
敬君
仁木
博文
君
初鹿
明博
君
樋口
俊一
君
平山
泰朗
君
福田衣里子
君
三宅
雪子
君
宮崎
岳志
君
山口
和之
君
山崎
摩耶
君
吉田
統彦君
あべ
俊子
君
鴨下
一郎
君
菅原
一秀
君
棚橋
泰文
君
谷畑
孝君
長勢
甚遠君
西村
康稔
君
松浪
健太
君
松本
純君
坂口
力君
高橋千鶴子
君
阿部
知子
君
柿澤
未途君 …………………………………
厚生労働大臣
細川
律夫君
厚生労働
副
大臣
小宮山洋子
君
厚生労働
副
大臣
大塚
耕平
君
厚生労働大臣政務官
岡本
充功
君
厚生労働大臣政務官
小林
正夫君
厚生労働委員会専門員
佐藤 治君
—————————————
委員
の異動 一月二十四日
辞任
補欠選任
江端
貴子
君
稲富
修二
君
黒田
雄君
工藤
仁美
君
藤村
修君
竹田
光明
君
細野
豪志君
玉木
朝子
君
水野
智彦
君
渡辺
周君 二月二十三日
辞任
補欠選任
江田
憲司
君
柿澤
未途君 同日
辞任
補欠選任
柿澤
未途君
江田
憲司
君 同日
理事青木愛
君及び
石毛えい子
君同日
理事辞任
につき、その
補欠
として
郡和子
君及び
渡辺周
君が
理事
に当選した。
—————————————
一月二十四日
障害者虐待
の
防止
、
障害者
の
養護者
に対する
支援等
に関する
法律案
(
馳浩君外
四名
提出
、第百七十三回
国会衆法
第六号)
国等
による
障害者就労施設
からの
物品等
の調達の
推進等
に関する
法律案
(
田村憲久
君外五名
提出
、第百七十三回
国会衆法
第一二号)
予防接種法
及び
新型インフルエンザ予防接種
による
健康被害
の
救済等
に関する
特別措置法
の一部を改正する
法律案
(第百七十四回
国会内閣提出
第五四号、
参議院送付
)
労働者派遣事業
の適正な
運営
の
確保
及び
派遣労働者
の
就業条件
の
整備等
に関する
法律等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
、第百七十四回
国会閣法第
六〇号) 二月十六日
後期高齢者医療制度
の速やかな
廃止
を求めることに関する
請願
(
吉井英勝
君
紹介
)(第一七号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第六〇号) 七十五歳以上の
高齢者
と
子ども
の
医療費
を
無料
にすることに関する
請願
(
穀田恵二
君
紹介
)(第一八号)
労働者派遣法抜本改正
を求めることに関する
請願
(
宮本岳志
君
紹介
)(第一九号)
患者
・
利用者負担
を大幅に軽減し、いつでも
安心
して受けられる
医療
・
介護
の
実現
に関する
請願
(
服部良一
君
紹介
)(第三九号) 同(
吉井英勝
君
紹介
)(第六一号)
患者
・
利用者負担
を大幅に軽減し、いつでも
安心
して受けられる
医療
・
介護
の
実現
を求めることに関する
請願
(
古本伸一郎
君
紹介
)(第四〇号) 同(
吉田統彦君紹介
)(第四一号) 同(
滝実
君
紹介
)(第八一号)
難病
、
長期慢性疾患
、
小児慢性疾患
の
総合対策
を求めることに関する
請願
(
河井克行
君
紹介
)(第四二号)
後期高齢者医療制度
を
廃止
し、
最低保障年金制度
の
創設
を求めることに関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第五〇号) じん肺と
アスベスト被害根絶
を求めることに関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第五一号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第五二号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第五三号) 同(
佐々木憲昭
君
紹介
)(第五四号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第五五号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第五六号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第五七号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第五八号) 同(
吉井英勝
君
紹介
)(第五九号) 同(
重野安正
君
紹介
)(第六六号) 同(
中島隆利
君
紹介
)(第八二号)
後期高齢者医療制度即時廃止
、
安心
の
医療
を求めることに関する
請願
(
塩川鉄也
君
紹介
)(第七九号) 同(
赤嶺政賢君紹介
)(第一三八号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第一三九号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第一四〇号) 同(
佐々木憲昭
君
紹介
)(第一四一号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第一四二号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第一四三号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一四四号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第一四五号) 同(
吉井英勝
君
紹介
)(第一四六号)
社会保障
を
充実
させ、
国民
の
暮らし
を守ることに関する
請願
(
吉井英勝
君
紹介
)(第八〇号) 同(
吉井英勝
君
紹介
)(第九六号)
パーキンソン病患者
・家族の
治療療養生活
の
質的向上
の
総合対策
に関する
請願
(
玉木朝子
君
紹介
)(第一〇二号)
後期高齢者医療制度
を速やかに
廃止
し、
高齢者
・
国民
が望む
医療制度
を目指すことに関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一二八号)
社会保障
としての
国保制度
の確立を求めることに関する
請願
(
赤嶺政賢君紹介
)(第一二九号) 同(
笠井亮
君
紹介
)(第一三〇号) 同(
穀田恵二
君
紹介
)(第一三一号) 同(
佐々木憲昭
君
紹介
)(第一三二号) 同(
志位和夫
君
紹介
)(第一三三号) 同(
塩川鉄也
君
紹介
)(第一三四号) 同(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第一三五号) 同(
宮本岳志
君
紹介
)(第一三六号) 同(
吉井英勝
君
紹介
)(第一三七号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
理事
の
辞任
及び
補欠選任
国政調査承認要求
に関する件
厚生労働関係
の
基本施策
に関する件 ————◇—————
牧義夫
1
○
牧委員長
これより
会議
を開きます。
理事辞任
の件についてお諮りいたします。
理事青木愛
君及び
石毛えい子
君から、
理事辞任
の申し出があります。これを許可するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
牧義夫
2
○
牧委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 引き続き、
理事補欠選任
の件についてお諮りいたします。 ただいまの
理事辞任
に伴う
補欠選任
につきましては、先例により、
委員長
において指名するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
牧義夫
3
○
牧委員長
御
異議
なしと認めます。 それでは、
理事
に 郡
和子
君 及び
渡辺
周君 を指名いたします。 ————◇—————
牧義夫
4
○
牧委員長
次に、
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
厚生労働関係
の
基本施策
に関する
事項
社会保障制度
、
医療
、
公衆衛生
、
社会福祉
及び人口問題に関する
事項
労使関係
、
労働基準
及び
雇用
・
失業対策
に関する
事項
以上の各
事項
について、その実情を
調査
し、
対策
を樹立するため、小
委員会
の
設置
、
関係
各
方面
からの
説明聴取
及び
資料
の
要求等
の方法により、
本会期
中
調査
を進めたいと存じます。 つきましては、
衆議院規則
第九十四条により、議長の
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
牧義夫
5
○
牧委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
牧義夫
6
○
牧委員長
厚生労働関係
の
基本施策
に関する件について
調査
を進めます。 この際、
厚生労働大臣
から
所信
を聴取いたします。
細川厚生労働大臣
。
細川律夫
7
○
細川国務大臣
厚生労働委員会開催
に当たって、私の
所信
を申し述べます。 一昨年の九月以降、副
大臣
そして
大臣
として
厚生労働行政
に携わってまいりましたが、改めて実感していることがあります。それは、
厚生労働行政
は、生まれてから亡くなるまでの、人の一生に深くかかわる
行政
であるということであります。 このため、
国民
の
安心
した
生活
を
実現
できるよう、
厚生労働行政
の当面する諸
課題
の
解決
に向け、先頭に立って取り組んでまいりますので、
委員長
、
委員各位
を初め、
皆様
の御
理解
と御
協力
をお願い申し上げます。
国民
が
安心
して暮らせる
社会保障制度
の
構築
は、
菅総理大臣
が掲げる
最小不幸社会
の
実現
のために必要不可欠なものであります。
制度
が想定した
社会経済状況
が大きく変化した今、
社会保障
の
安定強化
のための
制度改革
が求められています。 昨年十二月、今後の
改革
に係る
基本方針
を示した「
社会保障改革
の
推進
について」が閣議決定されました。
内閣
としては、本年六月までに、全
世代対応
型、
未来
への投資、
支援型サービス給付
の重視、包括的な
支援
、
安定財源
の
確保
という五つの
基本原則
を具体化する
社会保障改革案
の全体像を取りまとめることとしております。 このため、昨年末には、
厚生労働省内
に
社会保障検討本部
を立ち上げたところであります。今後、
検討本部
で、
医療
・
介護
、
年金
、
就労促進
、
貧困
・格差、
子ども
・
子育て支援
といった分野について、本年四月中を目途に、
改革
の
方向性
や
具体策
を取りまとめてまいりたいと考えております。
社会保障改革
を
推進
するに当たっては、
社会保障
・
税一体改革担当大臣
を初め、
関係者
とよく連携しながら、
政府一体
となって取り組んでまいります。
子供
と
子育て
を応援する
社会
を
構築
することは、喫緊の
重要課題
であります。
社会
全体で一人一人の
子供
の
育ち
を
支援
するため、三歳未満の
子供
については
月額
二万円の、その他の
子供
については
月額
一万三千円の
子ども手当
を支給する
法律案
を
提出
いたしました。
保育所待機児童
の
解消
に向けては、
子ども
・
子育てビジョン
に基づく
取り組み
を
全力
で進めるとともに、
待機児童解消
に先進的に取り組む自治体を
支援
してまいります。 また、
幼保一体化
を含めた
子ども
・
子育て支援
のための包括的、一元的な
制度
の
構築
につきましても、
内閣
府等と
検討
を進め、
法律案
の
早期提出
を目指してまいります。 これらにあわせて、
仕事
と
生活
の調和の
実現
のため、働き方の
見直し
にも引き続き取り組んでまいります。
児童虐待
によって
子供
が命を失うという痛ましい事件が続いております。
児童虐待防止対策
を
強化
し、
虐待
を受けた
子供等
への
支援
に努めるとともに、
児童
の
権利利益
を擁護する観点から、親権に係る
制度
を見直す
法律案
を法務省と共同で今
国会
に
提出
してまいります。
国民
の
皆様
から、
年金制度
の
改革
について大きな期待をいただいております。今後、新たな
年金制度
について、
平成
二十五年の
法案提出
に向けて具体的な
制度設計
の
検討
を進めるとともに、
現行制度
の
改善
についても
検討
し、
国民
的な
合意形成
を図った上で、
実現
を目指してまいります。 また、
年金制度
の
持続可能性
の
確保
のため、
平成
二十三年度以降も
基礎年金
の
国庫負担割合
二分の一を維持すべく、
関連法案
を
提出
したところであります。
年金
記録問題に対しては、
紙台帳
と
コンピューター記録
の突き合わせ、ねん
きんネット
の
充実
、
年金通帳
に関する
調査
の
実施
などの
取り組み
を進めてまいります。 現下の
雇用失業情勢
は、持ち直しの動きが広がりつつありますが、依然として厳しい
状況
にあります。特に、大学の
新卒者
の
就職内定率
は、昨年十二月現在で六八・八%と過去
最低
となっています。 現在、
予備費
や
平成
二十二年度
補正予算
に盛り込まれた
雇用対策
を切れ目なく
実施
しているところであり、
平成
二十三年度も引き続き、
雇用
をつなぐ、つくる、守る
政策
に万全を期すことにより、厳しい
雇用失業情勢
の
改善
に
全力
で取り組んでまいります。 まず、
新卒者対策
としましては、
新卒応援ハローワーク
の
設置
や
ジョブサポーター
の
増員配置
、卒業後三年以内の
既卒者
を採用した
企業
への
奨励金
の
創設等
を行っており、この二月からは
奨励金
の対象を未
内定者
にも拡充しました。
ジョブサポーター
により、昨年九月から本年一月末までで約二万五千人が
就職
するなど成果が出てきております。今後とも、一人でも多くの方が
就職
できるよう、
労働局
、
ハローワーク
が総力を挙げて
支援
してまいります。
雇用保険
を受給できない方に対する
セーフティーネット
として、
無料
の
職業訓練
と、
訓練
中の
生活
を
支援
し、
訓練受講
を容易にするための
給付
を行う
求職者支援制度
の
平成
二十三年度の
創設
に向け、
法律案
を
提出
したところです。 さらに、
雇用保険
につきまして、
労働者
の
生活
の安定、再
就職
の
促進等
を図るため、
基本手当
の
引き上げ
、再
就職手当
の
充実
、
失業等給付
に係る
保険料率
の
引き下げ等
を
内容
とする
改正法案
を
提出
したところであります。
最低賃金
につきましては、
全国最低
八百円、
全国平均
千円の目標の
実現
に向け、
中小企業
への
支援
を行うとともに、
労使関係者
との
調整
を図りつつ、取り組んでまいります。
労働災害
の
防止
に
全力
を挙げるとともに、職場の
メンタルヘルス対策
の
強化
、
受動喫煙
による
健康障害防止等
を図るため、
関連法案
の
提出
に向けた準備を進めてまいります。また、
有期労働契約
のあり方について議論を進めてまいります。 このほか、国の
労働政策全般
にわたる
基本方針
も本年六月までに取りまとめたいと考えております。
高齢者
の
介護
・
福祉政策
につきましては、
高齢者
が住みなれた
地域
で
安心
して
暮らし
続けることができるよう、
地域包括ケアシステム
の
構築
を進めてまいります。このため、
定期巡回
・
随時対応
型の
サービス
の
創設
、
財政安定化基金
の取り崩しや
介護職員等
によるたんの吸引の
実施等
の所要の
措置
を講ずるため、
介護保険法等
の一部を改正する
法律案
を今
国会
に
提出
いたします。
障害
のある方の
支援
につきましては、
制度
の谷間のない
支援
の
提供等
を
内容
とする
障害者総合福祉法
の制定に向け、
平成
二十四年の
通常国会
への
法案提出
を目指し、
検討
を進めてまいります。 また、さきの
臨時国会
で
障害者等
の
地域生活
を
支援
するための
議員立法
が
成立
いたしましたが、その円滑な施行にも努めてまいります。
生活保護
における
保護率
が、昭和四十年代前半と同程度まで上昇をしております。このため、
受給者
に対する
自立支援
の
推進
や
不正受給
の
防止等生活保護制度
の
見直し
を
検討
してまいります。 だれもが良質な
医療サービス
を受けられるようにすることは、
国民
の
安心
の
実現
に直結する
重要課題
であります。
後期高齢者医療制度
にかわる新たな
制度
につきましては、
高齢者医療制度改革会議
の
最終取りまとめ
を踏まえ、
関連法案
の
提出
に向けて
関係
各
方面
との
調整
を進めてまいります。 また、
地域
の医師不足問題に対し、来年度
予算案
において病院の
医師確保
の
支援
を行う
地域医療支援センター
の
設置
を促進するなど、
地域
で
安心
して暮らすことができる
医療提供体制
の
構築
に取り組んでまいります。 このほか、HTLV1
総合対策
に基づく
取り組み
を初め、
難病
、
がん
、
肝炎
などさまざまな
疾病
を抱える
方々
への
支援策
に引き続き力を入れてまいります。 なお、
B型肝炎訴訟
におきましては、一月十一日に
札幌地方裁判所
から示された裁判所の見解を受け入れたところであり、今後、
国民
の御
理解
を得られるような全体
解決
に向けて、引き続き最大限の努力をしてまいります。
国民
の生命や健康を守るため、
新型インフルエンザ対策
を初めとする
健康危機管理対策
や
食品
の
安全性
の
確保等
について万全を尽くしてまいります。 このほか、
援護行政
につきましては、
戦没者
の
遺骨帰還事業
や
慰霊事業
を初めとして、きめ細やかに
実施
してまいります。また、
平成
十五年四月以降に新たに
戦傷病者等
の妻になった
方々
などに対し、その特別な労苦に報いるため、
特別給付金
を支給するための
法律案
を
提出
したところでございます。 本年四月に第十五回
ILOアジア太平洋地域会合
が京都市で開催されます。本
会合
は、ディーセントワーク、すなわち、働きがいのある人間らしい
仕事
を達成するため、今後の
アジア地域
における活動の
方向
を決定する重要なものであり、
開催国
として国際貢献できるよう努めてまいります。
派遣労働者
の
雇用
の安定や
派遣事業
の
適正化
のための
労働者派遣法改正案
、
独立行政法人雇用
・
能力開発機構法
を
廃止
する
法律案
、
国民年金保険料
をさかのぼって納められる期間の延長などを
内容
とする
年金確保支援法案
、
ワクチン接種等
の
対応
に万全を期すための
予防接種法等改正案
につきましては、
継続審議
となっておりますので、
早期
の
成立
をお願いいたします。 以上、御
説明
申し上げましたが、これらのほかにも、
厚生労働行政
には多くの
課題
が山積をしております。
委員長
を初め
委員
の
皆様方
におかれましては、
提出法案
や
継続審議
となっている
法案
の速やかな
成立
を初め、一層の御
理解
と御
協力
を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(
拍手
)
牧義夫
8
○
牧委員長
次に、
平成
二十三年度
厚生労働省関係予算
の
概要
について
説明
を聴取いたします。
小宮山厚生労働
副
大臣
。
小宮山洋子
9
○
小宮山
副
大臣
厚生労働
副
大臣
の
小宮山
でございます。
大塚
副
大臣
、
岡本政務官
、
小林政務官
とともに
細川大臣
を支え、
牧委員長
を初め
委員
の
皆様
の御
協力
もいただきながら
厚生労働行政
に力を尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは、お
手元
の
資料
に基づいて、
平成
二十三年度
厚生労働省関係予算案
の
概要
について
説明
いたします。 まず、
平成
二十三年度
厚生労働省所管一般会計
の
予算規模
は、総額は二十八兆九千六百三十八億円、対前年度一兆四千七十七億円、五・一%の増加となっています。 以下、
主要施策
について
説明
いたします。 第一は、五ページから九ページにかけての、
安心
して
子供
を産み育てることのできる
環境
の
整備
です。これからの
社会
を担う
子供
の
育ち
を
社会
全体で
支援
するため、
子育て
に関する
支援策
を
充実
させるなど、総合的な
子ども
・
子育て支援
を
推進
していきます。 第二は、十ページから十一ページにかけての、信頼できる
年金制度
に向けてです。
公的年金制度
は
国民
の老後の安定した
生活
を支える
セーフティーネット
であり、
安心
、納得できる
年金制度
の
構築
に向け、
基礎年金国庫負担
二分の一を維持するとともに、
年金制度改革
への
取り組み
を進めていきます。 また、
年金
記録問題については、
国家プロジェクト
として、
平成
二十二年度に引き続き、
解決
に向けた集中的な
取り組み
を進めていきます。 第三は、十二ページから二十一ページにかけての、厳しい
経済環境下
における
雇用
、
生活
安定の
確保
です。現在の
雇用情勢
は依然として厳しい
状況
にあり、
ハローワーク
の
職業紹介
、
雇用保険
、
雇用管理指導等
の
充実強化
に加え、
求職者支援制度
の
創設
など積極的な
就労
・
生活支援対策
、非
正規労働者
の
正社員化
の
推進
、
職業能力開発
の
充実強化
を図っていきます。 また、若者、女性、
高齢者
、
障害者等
の
就業
を
実現
することや
地域対策等
、ニーズに応じたきめ細かな
支援策
を
実施
し、
雇用
の量の拡大を図っていきます。 第四は、二十二ページから二十四ページにかけての、質の高い
医療サービス
の安定的な
提供
です。各
医療保険制度
に関する必要な
経費
を
確保
し、
国民
皆
保険制度
を堅持していきます。 また、
医師等
の
人材確保対策
、
救急医療
、周産
期医療
の
体制整備
、革新的な
医薬品
、
医療機器
の
開発促進等
を通じ、質の高い
医療サービス
を安定的に
提供
していきます。 第五は、二十五ページから三十一ページにかけての、健康で安全な
生活
の
確保
です。
働き盛り世代
への
がん予防対策
を
強化
するなど、
がん対策
を総合的かつ計画的に
推進
するとともに、
肝炎治療
や
肝炎ウイルス検査
を促進するなど
肝炎対策
を
推進
していきます。 また、
難病
などの
各種疾病対策
、
移植対策
や
生活習慣病対策
を
推進
するとともに、
新型インフルエンザ等感染症対策
や
健康危機管理対策
の
強化
、
医薬品
、
医療機器
の
安全対策
の
推進等
を図っていきます。 さらに、
国民
の
健康被害防止
のために、
輸入食品
の
安全対策
、
残留農薬
、
食品汚染物質
、
容器包装等
の
安全性
の
確保
など
食品安全対策
を
推進
していきます。 第六は、三十二ページから三十四ページにかけての、良質な
介護サービス
の
確保
です。
高齢者
が要
介護状態
になっても住みなれた
地域
で
安心
して過ごすことができる
環境
を
整備
するため、
地域包括ケア
を
推進
するとともに、安定的な
介護保険制度運営
の
確保
や
地域
の
介護基盤整備等
を通じて、
安心
で質の高い
サービス
の
確保
を図っていきます。 第七は、三十五ページから四十ページにかけての、
障害者支援
の総合的な
推進
です。
障害
があっても当たり前に
地域
で
暮らし
、
地域
の一員としてともに
生活
できる
社会
を
実現
するため、良質な
障害福祉サービス
の
確保
や
地域生活支援事業
の着実な
実施
、
精神障害者
や
発達障害者等
への
支援施策
の
推進等
を図っていきます。 第八は、四十一ページから四十四ページにかけての、
安心
して働くことのできる
環境整備
です。
国民
が
未来
に対し希望を持って
安心
して働くことができる
社会
の
実現
のため、
最低賃金
の
引き上げ
、ワーク・ライフ・バランスの
推進
、
労働者
の心身の
健康確保
のための
対策等
を
実施
していきます。 第九は、四十五ページから四十七ページにかけての、
暮らし
の
安心確保
です。被
保護者
の
自立支援
に向けた
生活保護制度
の適正な
実施
、住居、
生活相談
などが
一体
となった
貧困
・
困窮者
への
支援
、
住宅手当
の支給や自殺・
うつ病対策
の
推進等
により
暮らし
の
安心
を
確保
していきます。 以上のほか、
世界保健機関
や
国際労働機関等
を通じた
国際協力
の
推進
、
外国人労働問題等
への適切な
対応
、
戦傷病者
、
戦没者遺族
、
中国残留邦人
の
援護
、
原爆被爆者対策等
の諸
施策
を
推進
していきます。 以上、主な
内容
について
説明
いたしました。お
手元
の
資料
のうち、
一般会計予算案
の
主要経費別内訳
及び
特別会計予算案
の
概要
につきましては、
説明
を省略させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(
拍手
)
牧義夫
10
○
牧委員長
以上で
大臣
の
所信表明
並びに
平成
二十三年度
厚生労働省関係予算
の
概要
についての
説明
は終わりました。 この際、
大塚厚生労働
副
大臣
から発言を求められておりますので、これを許します。
大塚厚生労働
副
大臣
。
大塚耕平
11
○
大塚
副
大臣
一月十八日付で、
藤村
前副
大臣
の後任として着任いたしました
大塚耕平
でございます。
厚生労働行政
に対する職責を果たすために、
委員長
、
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
のもと、
小宮山
副
大臣
、
岡本政務官
、
小林政務官
ともども、
細川大臣
をお支えして
仕事
をさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。(
拍手
)
牧義夫
12
○
牧委員長
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時三十八分散会