○秋葉
委員 米国を初め大変な御尽力をいただいておるわけでございまして、本当に感謝をいたしております。そういったお気持ちというものを、漏れがあると言うと語弊がありますけれ
ども、それぞれの国の無料広告に頼るなんということではなくて、やはりもっと積極的に十分
日本の気持ちを伝えていただきたい。それは何もお金のかかる広告を有償で枠をとるということでなくても、もちろんホームページにも掲載をしていただいておりますけれ
ども、今いろいろな方法があるわけでございますので、しかるべき時期により十分手厚い
対応ということで考えていただきたいと思います。
震災から二カ月たちまして、仮設住宅への移住も少しずつ進みつつありますけれ
ども、大事なことは、日常生活にしっかりと戻っていくということでございます。
そういう中で、阪神・淡路
大震災のときの話などを聞きますと、実は、仮設住宅に移ってからも、なかなか雇用が見つからなかったり、あるいは将来に展望が持てなかったりということで結構な数の自殺者の方が出られたという大変残念な事情も伺っております。今回の
震災におきましてはそういうことがないように、被災をされて財産も失った、仕事もなくなったという方が
早期に自立できるような環境
整備に全力で取り組んでいかなければなりませんけれ
ども、また、そうした被災者の皆さんに夢を与えるような、明るい、前向きの話もしていく必要があるのかなということも私は個人的に大変考えております。
そういう
意味で、きょうは、文科省からも
政務官においでをいただいておりますけれ
ども、実は昨年、東京都が二〇一六年のオリンピックに手を挙げていたわけでございますけれ
ども、残念ながら落選をしてしまいまして、来年はロンドン、そして一六年はブラジルのリオデジャネイロに決まったわけでございます。
オリンピックの
参加要件というは大変に厳しい基準がございますので、
一つの都市が主催都市になるというふうなことで大変ハードルは高いんですけれ
ども、実際、東京都は今度どうするのかということもまだ表明もされておりませんし、福岡はどうするのかというようなこともあるわけであります。
私
ども、地元の思いとしては、やはり将来に向けて、今度の
復興計画というのも、仙台市も宮城県もあるいは国も、恐らく大体十年ぐらいの期間で考えていくという方向になるんだと思うんですね。そうすると、このリオの後の二〇二〇年というのがおよそ十年後ということになってくるわけであります。
これは、IOCの憲章の規定ですと、
一つの都市しか立候補できないというようなことがあるんですが、私は、やはり東北
復興というものに合わせてオリンピックを誘致する中で相乗
効果を高めていくということが非常に大事じゃないかという夢を持っています。
今までオリンピックを開催した都市で赤字になったところはほとんどない、みんな黒字になって、非常にプラスの波及
効果が生まれているということをお伺いをしておりますものですから、これは国が主体で取り組む話ではありませんけれ
ども、しかし、地元が、例えば仙台、盛岡、福島の三都市共催の形で進めていくということがもし認められれば、非常に実現可能性も出てくるんじゃないかなと。
折しも、いろいろと調べてみますと、IOCの二〇二〇年の開催地選定の受け付けのスタートが来週の月曜日からなんですね。締め切りが九月の一日でございますから、なかなかいとまがないということがあります。しかし、私の個人的な思いの中では、二〇二〇年がなかなかスケジュール的に難しくても、二〇二四年には十分その気になれば間に合うということもございます。
本当に、東京オリンピック以来の誘致を実現して東
日本振興の大きなきっかけにしていきたい、こう思っているわけでございますが、まずは
外務大臣に、そうしたオリンピック誘致についての私の考え方についてどのように御認識を持たれるか、伺っておきたいと思います。