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松本(剛)
国務大臣 まず、海外出張について、
佐藤先生の公明党を初め各党に御
理解をいただきましたことにお礼を申し上げると同時に、御
指摘をいただきましたように、
大臣として、海外出張させていただいた以上は国益のために全力を傾けなければいけない、その思いで行ってまいりました。
復興
外交という、私
自身は必ずしも大きな看板をぶち上げるのが得意ではありませんので、そのようなことを申し上げたという
認識はなかったんですが、ただ、省内には、今後の
外交においてというより
政府の
一員として、すべての面で復興に何が資するのかという視点は持たなければいけないということは申しました。そのことがそのように伝えられたのではないかというふうに思います。また、諸外国との関係で、今
お話がありましたように、当面の喫緊の大きな
課題の一つとして輸入規制であるとか渡航制限などに対する取り組みというのがあることは事実でありまして、これについても働きかけ、そして結果をしっかりと管理していくようにということを申しているところでございます。
実際に、今
お話しいただいたように、もう個別には申しませんが、各国で
お話をさせていただきました。最終訪問した英国も含めて、お会いをした方
自身に御
理解はいただけ、動いていただける端緒にはなったというふうに思っております。
ただ、
手続というものがありますので、現実には、例えば四月に来日をされた何人かの
外務大臣の方に働きかけをさせていただいたものが、何週間かたって具体的な成果として出てくる。早めていただくようにさらに働きかけをしなければいけないんですけれ
ども。
また、特に大きな相手であるEUの場合は、御案内のとおり、加盟国とEUの
委員会とさらには
議会というような構成になっていることもありまして、累次の
会議で取り上げてもらえるという感触を得て帰ってまいりましたので、今後、ぜひ効果が出てくるように、また効果が出るように督促もしていくように
努力をしていきたい、このように思っておるところでございます。
米国においては、共同の記者会見において、明確に、風評
被害対策、そしてサプライチェーンとしての
日本の役割に焦点を当てるという話が出ました。また、英国との間でも、そのような話が二カ国では出たことは明示的に申し上げられると思いますが、早くそれが具体的な規制の緩和などの効果になるようにさらに
努力をしてまいりたい、このように思っております。