○加藤修一君 十万組ということが大変な組数だと
思いますし、それから、これを遅滞なく十年、十五年というふうにトレースしていくわけでありますので大変な
調査だと
思います。ただ、遅滞なく、中間報告を含めてしっかりとやっていただきたいなと、このことを要請しておきたいと
思います。
それで、
大臣が話した中で、七十年間のCO2の
排出量が今の三年間に相当するという、そういうことでございます。CO2の
排出量というのは、非常に気候変動を含めて大きな影響を及ぼしている
段階でありますので、これをどう削減をさせるかということが極めて大きなテーマであると
思います。
それと同時に、温室効果ガスの
関係で、これはフロンも当然それに対応する話だと思うんですね。これはNPOのストップ・フロン全国連絡会が
調査した
中身でありますけれ
ども、冷媒フロンの漏えい、
漏れる、それと未回収分、これを合わせると年間二万トンになるというんですね。これ、CO2換算でいきますと四千万トンです、年間。もう大変な量であるわけでありまして、これはもう最大限こういうフロンが
排出されないと、
大気中に逃げ出さないようにしなければいけない。
政府の昨年の
使用時の
排出量の
調査によりますと、予想をはるかに超えた大量の冷媒フロンの放出が確認されていると。例えば、ルームエアコンを含む冷凍空調機器の稼働台数、約一億二千万台をHFCの冷媒に置き換えて
使用時
排出量を計算すると冷媒ストック量の約二十五万六千トン、そのうち約一万二千三百トンが放出されていると。これもCO2換算でやってまいりますと二千七百五十万トンの放出ということになるわけで、これは本当に大変なことで、こういうことについてもっともっと
施策の展開を含めてやっていかなきゃいけないと私は
考えております。
どうもこの辺についてはもう少しきつめにやっていかないと、
規制を含めてやるとかあるいは脱フロンの
関係の税をという話もございますが、ただ、実態の方を
考えてまいりますと様々な改善をしていく必要があるだろうと。
例えば、設置時の技能不良によって一部が放出されてしまうと。あるいは、冷凍機からフロンを回収する、そのときに気体で回収することが非常に多いと。これは液体の
状況のときもあるわけでありますから、それじゃやっぱり下部の方からその
排出を促すようにすると、下部の方から採集するという、そういう方式は一番これ手っ取り早い、一番放出が避けられるという話なわけでありますので、そういうフロン液回収口を取り付ける場所を変えると、こういうことも非常に大事な点だと思うんですね。
それから、冷凍機のいわゆる未登録がだんだん増えてきていると。適用除外という話になっていて、そういうところが出てきておりますので、それがまた逆に適正な回収につながっていないということも言えるわけであります。
それから、回収をする機械ですね。これがJIS規格とは言いつつも、規格の
中身を
考えると、これなかなかまだまだ不良というふうに言ってもいいぐらいの規格の
段階じゃないかなと。ですから、JISの規格も含めて
是非変えていかなければいけないなと、このように
考えております。
今、三点か四点ほど申し上げました。この点について、
環境大臣としては今後どのように取り組んでいかれるか、
是非見解を示していただきたいと
思います。