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石川博崇君 おはようございます。公明党の
石川博崇でございます。
まず冒頭、今回の奄美の災害におきまして犠牲になられた方、また被害に遭われた方に心からお見舞いを申し上げたいと思いますし、一日も早い復興が成し遂げられますことを心より念願し、また
政府にも全力を尽くしていただきたいと、ここ
外交防衛委員会の場ではございますが、お願いさせていただければと思います。
〔
委員長退席、理事
榛葉賀津也君着席〕
私は今日、菅改造
内閣になられてから初めて
質問をさせていただきます。私は、この夏の参議院選挙で初めて当選をさせていただいたばかりの新人議員でございますが、新人議員の使命というものをあえて見付けるとすれば、それは国民の皆様の視線、目線に最も近い、その立場からしっかりと
議論に参画させていただきたい。今日は、
前原外務大臣、
北澤防衛大臣を始め
政府の関係者の方々からしっかり胸をお借りするような気持ちで
質問させていただきますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
まず初めに、これまでも
議論が行われてまいりましたが、
尖閣諸島の問題について
質問をさせていただければと思います。
今回の
尖閣諸島沖における
中国漁船の海保船に対する衝突
事件をめぐっては、民主党政権の対応の仕方におきまして、
日本の領土主権にかかわる事項を検察に丸投げしたことや、また検察が
外交関係にまで配慮して判断を下したということについてまだまだ国民の皆様の納得が得られていないというのが実情であるかと思いますが、これまで様々予算
委員会等で
議論が尽くされてきた部分もございますので、あえて同じ
質問はいたしません。
ただ、一つ是非ともお願いしたいのは、今回の
事件をめぐって、
日本国民の皆様は非常に大きな不安を抱いているというのが、広がっているというのがあると思います。果たして今の政権は
日本の国民の生命、財産を本気で守ろうとする意思があるのか、あるいは領土という問題に対してこれをしっかりと保持していこうという意欲あるいは意思というものがあるのかということについて、国民の皆様は非常に不安を覚えていると思います。そういう
意味で、今日是非、
政府の各省庁の方々から、今後こうした
事案というものは二度と起こさせないんだという強い意思というものを明確にしていただきたいというふうに思っております。
日中の二国間の相互互恵関係をしっかりと進めていくということは当然
日本の国益にとって重要でございますが、こうした
事案を二度と起こさせない、そしてもし万々が一仮に起こってしまったときには、今回と違った形の毅然とした対応をしっかり取っていくんだという姿勢を国民の皆様に御説明いただければ有り難いと思います。
まず、
前原外務大臣、いかがでございましょうか。