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福井委員 答弁はいいですけれ
ども、たしか、もう何回も前の前原
大臣にもこの席でお伺いしましたインテリジェンスの問題ですね。今回も、いわばヒューミント、インテリジェンスの
情報が、協力していただいている方の
情報までリークされるという
事案もあったばかりですので、
海上保安庁のみならず国交省全体として、秘密
情報は秘密なんだと、これは当たり前のことですね。去年も予算
委員会で
質問させていただきましたが、個別路線、金額、事業費の漏えい問題もありました。とにかく秘密は秘密なんだ、これはもう当たり前の
国家機関としての
パフォーマンス、しっかりと
大臣のリーダーシップでグリップしていただきたいなというふうに重ねてお願い申し上げておきたいと
思います。
さて、砂防でございますが、その前に、予算のことですけれ
ども、昨日、総理
大臣がまた言われましたね。昨年の予算編成では、まずは公共事業を一八%減らす云々かんぬんで、改革の大きな第一歩だったということを確信しておりますということで、公共事業は悪であって、公共事業を減らすのが
民主党政権の、
政権交代の大きな効果であって、
日本国民にいいことをしたんだと、またおっしゃっていただいて、本当にがっかりしました。
きょうは、二枚お手元に、言わずもがなですけれ
ども、当たり前のことなんですけれ
ども、きょうは矢印と解説がついているので、ちょっと資料をごらんいただきますと、
日本よりもアメリカの方がわかりやすいので、
政府総固定資本形成、IG、インベストメント・オブ・ガバメントが棒グラフで書いてあって、アメリカ
政府の歳入額と歳出額が書いてございます。
要は、今、デフレですよね。デフレだから、全体を温めなければならない。体を温める。つまり、幾ら建設国債を発行してもいいから、公共事業で温める。一九九〇年代は、もう本当に、失われた十年、失われた十五年と世界じゅうからやゆされたけれ
ども、歯を食いしばって、前の
政権が公共事業、補正予算で、一秒たりともGDPを減らさなかったということを示すグラフを麻生さんがニューヨークでもサミットで示して、それで各国が国内のGDPギャップを公共事業で埋めるという
仕事をやっている一方、その言い出しっぺの
日本が公共事業を減らして、デフレの中でデフレ政策をやっているということ、これは本当に、数十年間、いや、百年と言ってもいいかもしれない、禍根を残す政策が今続いているわけです。
今回、補正予算も通れば追加されますけれ
ども、それはGDPギャップを埋めるにはほど遠い金額なわけですね。つまり、目的も
意味も全くわからないという
状況であるということを示すのが、この、アメリカが一ページ目、
日本が二ページ目。
もちろん、インフレのときはIGを減らしていくということをバブル崩壊の前にやらなければならない。それをできなかったのは、この数十年間の
日本の政策の誤りでしょう。誤りだった。ですから、インフレのときにIGを減らすということをしていなかったという理由で、今、IGを減らすということをやっているわけですね。全く
意味も論理もないという
状況。
なので、また同じようなお願いになりますけれ
ども、
馬淵大臣にあらせられましては、とにかく、公共事業は悪であるということを払拭し、そして、補正予算では足らない、第二次補正予算の成立も期すんだ、そして何よりも、来年度、公共事業費を絶対に減らさない、むしろふやして当たり前という
状況に
日本の経済情勢、そして財政の情勢を持っていくんだという決意、三十秒ぐらいで結構ですから、お述べいただきたいと
思います。