○長沢広明君 しっかり
再発防止策、それから
隊員の
ケア、それから早急な海保の
業務の全面的な
再開ということですね、これをしっかりサポートしなければいけないというふうに思います。
隊員の士気を高めていくために上がまずしっかりやらなきゃいけないということを改めて強調しておきたいと思います。
それでは、ちょっとほかのテーマに移りたいんですが、ちょっと順番を変えまして、ゲリラ豪雨
対策を先にちょっと取り上げさせていただきます。
〔理事
吉田博美君退席、
委員長着席〕
実は、
皆さん御存じのとおり、この数年間、短時間のうちに想定外の雨量による
集中豪雨というものの被害がずっと続いております。このゲリラ豪雨
対策について各地いろいろな
取組をしております。
実は、二年前の八月十六日ですが、このゲリラ豪雨によって、栃木県の鹿沼市で、道路のアンダーパスで急激に水位が上がった中で車が水没をして運転者の女性が車の中で亡くなるという大変痛ましい
事故、事件が起きました。
これを受けて、栃木県の鹿沼市とか栃木県全体は非常にいろんな手を実は打ったわけなんです。道路アンダーの冠水
対策とか、冠水
情報板を付けたりとか、監視カメラを設置したりとか、排水
対策を強化、
整備したりとか、あるいは消防、警察の
訓練をより強化したりとか、ハード面とソフト面、様々な手を栃木県内では打った。当然、国の側からもその支援を一生懸命さしていただきました。
ところが、今年七月、今度は岐阜県の可児市で似たような
事故が起きているわけです。やはり、急激な
集中豪雨による水位の上昇で三人が流されるという、そういう
事故が起きました。
私は、栃木県で一生懸命この
対策をやってきた福田知事が、二年前の鹿沼のあの
事故の教訓が全然生かされていないじゃないかと、この岐阜のあの
事故を見て、また同じような
事故が起きているじゃないか、この地域地域で起きて頑張っていることに対して、それを教訓にして全国でゲリラ豪雨の
対策をしっかり進めるというのはこれ国の責任じゃないかと、こう私、面と向かって言われたことがあります。そのとおりだと思うんです。
やっぱりこの間、例えば今年だけ取っても、内閣府のまとめでは、今年の六月から七月、梅雨前線による大雨被害で、これは土砂崩れとか土石流のようなこともありますけれども、少なくとも全国で十五人の死者、五人の
行方不明者が出るということが起きているわけです。
ゲリラ豪雨はいつ、どこで
発生するか分かりません、当然。だからゲリラ的と言っているわけですけれども、ただし、豪雨災害が起きやすいところというのはある程度特定できるし、この数年間の様々なケースを見れば、どういう被害がどういうところで起きるかということは分析すればはっきり分かるわけです、ある程度。想定できる。そういうこともありますので、栃木県だけではなくて、地方が懸命に取り組んでいる
対策も参考にしながら、打てる
対策を直ちに実行すべきであるというふうに思っておりまして、これは今日は内閣府の防災担当にもお越しいただいております。
地方が懸命に取り組んでいるゲリラ
対策に対して、どういう
対策を打つつもりか、その決意を端的に述べていただきたいと思いますし、私は、地方が一生懸命頑張っています、地方が今一番分かっているから、どこで
事故が、事件が起きるか、被害が出るか、現場が一番分かっていますから、現場にしっかり届く予算
措置をしっかりしてもらいたい、それをやらなきゃいけない、こういうふうに思いますので、見解を。