○松田
公太君 初めまして、みんなの党の松田
公太でございます。
今回初めてですので、まずは皆様に自己紹介をさせていただければと思います。
私は五歳から高校卒業するまでほとんどの時間を海外で過ごしてまいりました。大学は
日本で学びましたが、その後、三和銀行という銀行に入りまして、銀行員生活を六年間送りました。その後、シアトルで見付けた本当に小さなコーヒーショップ、当時シアトルにも数店舗しかなかったんですが、これを
日本で広めようと、味にほれ込みまして、
日本でタリーズコーヒージャパンを創業しまして、約十年掛けて三百店舗以上の、
日本におきましては大手のチェーン店に育て上げることができました。
おかげさまで新しくできました議員会館の中にも何店舗か入れていただいたようではございますが、皆様もお疲れのときは是非タリーズコーヒーに寄っていただいて、一杯コーヒーを飲んでいただいてリラックスしていただければと思います。実は、私かかわっていませんので、このオープンにはですね、ここまで堂々と言えることなんですけれども。
あと、私が最初にタリーズコーヒーを始めたとき、実は全くのコーヒーに対しての素人だったんですね。お金もなくてコネもなくて、実はブレーンもいなくて、どうやったらいいんだろうという、ゼロから本当に始まったんですけれども、まあ情熱だけは本当に人一倍持っていたつもりです。
なぜそんなど素人だった私がタリーズコーヒーを大きく
成長させることができたかといいますと、まさしく今私が言ったそのど素人、ここがポイントだったんじゃないかなというふうに思っております。業界の人たちがそんなことやれるはずがない、できるはずがないと言ったことをどんどんチャレンジして、そして取り組んでお店もオープンしていったんですね。
例えば、参議院会館にあるタリーズコーヒーなんかもそれに近いスタイルなんですけれども、当初は、例えばクローズドマーケットといいまして、本社の中とか大きなビルの中にカウンター式の一〇〇%テークアウト型のお店、こういったものはなかったわけですけれども、これは絶対
日本でもワークするだろうと思いまして私が始めたわけでございますが、ほとんどの予想に反して大変御好評いただきまして、まあそういうお店があったから、大手のスターバックスコーヒーとか、またドトールコーヒーと対抗して
成長させることができたというふうに思っております。
つまり、業界の中で常識だというふうに思われているようなこと、こういったものにとらわれずにちゅうちょなくチャレンジするということも私は非常に大切なことだと思っておりまして、これが今後の
日本経済のキーにもなってくるんではないかなと、このように思っております。
ただ、私がここで実は言いたいのは、私自身が今まで知らなかった、本当に御縁が余りなかった政治、行政の
世界に足を踏み入れるわけではございますが、私のような素人といいますか、門外漢の話の中にもたくさんいろんなヒントが隠されていると思いますので、是非、この気持ちを私は大切にこれから何年たとうとも政治家として頑張っていく所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、最初の
質問をさせていただきます。
私はまず、
政府が実施する様々な
政策について、成果をどのように検証し、評価しているのか、これを知りたいと思っております。民間
企業なら、(
発言する者あり)いや、まだ入ったばかりですから、民間
企業なら、皆様御存じのように、各部署の目標設定や成果を明確にして、その達成度合いを基に評価する仕組みが必ずあるわけですよね。最終的にはそれを人事評価、これにもつなげていく。例えば、新規事業を始めましたけれども、思ったようにいかなかった、大赤字だった。そのような場合は、やはり検証を行って失敗した
原因をしっかりと突き止めて、場合によっては、傷をそれ以上深めないために撤退する、その事業をやめる。そして、最終的にはやはり責任者に何らかの責任を取っていただく。これが当たり前なんです、民間では。
調べさせていただきましたけれども、一応、
政府でも
政策評価というものをやっているということが分かりまして、皆様御覧になったことがあると思いますが、こういうシートがあるんですね。この中で、実際、目標を掲げられて、こういう目標の達成
状況ですよということを発表されているわけでございますけれども、正直、この施策目的、一番上に長期的インパクトと書いてありますが、ここに書いてあることというのは本当にすばらしくて、あっ、すごいなというふうに思えることが多いんですね。ところが残念なことに、その下の施策目標とか指標とか、
あとどうやってそれを評価しているか、その達成
状況というところに行きますとだんだんちょっと雲行きが怪しくなって、あやふやになってしまって何となく分かりづらいものが非常に多いんだなと、私はこれ全部見ましたけれども、そういう印象を持ってしまったんです。個別の
政策と余り
関係がないようなものが指標としても使われたりするんですね。
また今度、目標設定の仕方とか工程管理の在り方とかについてはお聞きしたいというふうに思っているんですけれども、ここで私がまずお聞きしたいのは、まず第一に、過去二年間で結構ですから、過去二年間で始められた
政策、その中で、これは失敗だったなと評価されてやめられたものがあるかどうか、これが
一つということ。もしあるとしたら、失敗のその
原因をどうやって分析して、責任者の方はどのような処分といいますか、責任を取られたのかと、これについて是非率直にお聞かせいただければと思います。直嶋
大臣、よろしくお願いいたします。