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川村委員 今
大臣から
設置については
明言をしていただきました。本当にありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。
ただ、重ねてで恐縮でございますけれども、やはりスピーディーにやっていただかないといけない。
後手後手に回ったのでは、本当に、せっかく
復興に向けて動き出している動きがとまってしまうんです。そういう
意味でも、ぜひ早急に結論を出していただきたい、中身を固めていただきたいと思います。
そして、
消毒の話もございましたが、過去に済んだ
消毒についてはそういうこともあるかもしれません。今後、まさに小
規模のものも含めていきますと、
個々の
農家にやるような話になりますので、国の大きな
予算の中で、そういった
個々の
農家の要請に
対応するようなものは多分私は無理だと思います。やはり
基金をつくって非常に機動的にやっていかないといけない、そういうものが多いと思うんですね。全体の大きなシステムをつくるのは国の
制度になじみますけれども、本当にかゆいところに手が届くような
対策はやはり
基金の中で、細かい
事業にも出せるような、そういう
基金がぜひ必要だと思っていますので、その点を配慮して、ぜひスピーディーにお願いをしたいと思います。
次の
質問をさせていただきます。
この土日、ここにいらっしゃる
道休議員とか
宮崎の参議院の
外山議員ともども、何人かの町長さんにお会いしまして、今後に向けての御
意見等を伺ったわけでございます。その中で強く言われましたのは、
農家の
皆さんの
再開の意思というものは非常に高いんです。九割以上の方が何とか
再建にいきたいということで希望を出しておられます。ただ、
皆さん、不安をお持ちなんです。本当に始めていいんだろうか、そして、
万が一自分のところで出て、またほかのところに迷惑をかけたら、これは申しわけない、そういう
気持ちもあって、やはり様子見をしなくちゃいけないというようなことがあります。
理論的には、堆肥の問題が片づく八月末、その翌日からでも
導入は可能なはずなんですが、今申し上げたように、すぐには
再開できないという
気持ちを持っておられます。しかし、
再建がおくれればおくれるほど、非常にすそ野が広いので、
畜産業のみならず、
関連産業、
地域経済の
復興もおくれるわけなんです。ですから、この
不安感をいかに早く払拭するか、これが今一様に求められていて、
農家の
ニーズが高い、こういうことを聞いております。
そして、先ほど言いました県の
要望の中では、
二つほど具体的な
提案がなされております。
一つは、
酪農家のぬれ子、
乳用種とか
交雑種の子牛を、
牛農家でありますとか
豚農家に二頭ぐらいずつ試験的に飼ってもらう、そして
発生がなければ、
個々の
農家、それぞれの
農家が
安心して再
導入に取り組めるというようなことで、これは、今、
酪農家の子牛、ぬれ子が非常に滞留しています。
移動制限、
搬出制限、競りが開かれないということで滞留していますので、これを有効
活用するという
意味でも非常にいいですし、そして、今言いましたように、
肥育農家であれ
繁殖農家であれ、そして
養豚農家であれ、二頭ぐらいずつを飼うことによって
安心する、身をもって
清浄性が確認できるということで、非常にこれは有効な、一石二鳥にも三鳥にもなるような
対策だと思います。これをぜひ実現しなくちゃいけないなと思います。
もう
一つは、
中間保有と言っていますけれども、
JAとか経済連あるいは
地区連等が、ある程度まとめて
自分たちが飼う、そしてそれをまた
農家に配分するといったようなことでリスクを軽減するということも案として入っております。
早期に
再建に着手することで、いわゆる
関連産業、これまで
人工授精も控えておりましたから、
人工授精師の
皆さん、あるいは削
蹄師の
皆さん、いろいろな、運送、飼料、えさですね。
関連産業の
維持、
雇用の
維持にもつながると思いますので、国としてもこういう
取り組みを積極的に
支援していただきたいと思うわけですが、こういう点についてのお考えをぜひお聞かせいただきたいと思います。