○
川口順子君 という御
答弁があるかなと
思いまして、私は勉強をしてまいりました。それの、何が必要かというのはパネルでもお見せしましたし、お配りした
資料のページ四に出ております。
例えば、その金額をいろいろ言わせていただきますと、無人偵察機、これが百七億円、一ドル百円で計算をしておりますけれども、スタンドオフ妨害機、これが六十五億円、エスコート妨害機九十三億円、精密誘導ミサイル四百万円、空対地ミサイル一億二千万円等々と掛かっていきます。
仮に二十年でこの装備をそろえようとすると、私がざっと計算をしたところでは、ある専門家の助けも借りて計算をしたところでは、
防衛予算を非常に増やさなければいけないということになります。この予算は、今
防衛費というのは年間大体四兆円、五兆円ぐらいでありますけれども、偵察衛星とエスコート妨害機をそろえるだけで二兆円ということでありまして、二十年で行う、実際は二十年なんて待っていられませんけれども、三千億円、年に掛かります。ですから、十年でやろうと思ったら六千億円。
これは、申し上げたいことは、自分で守ろうと思ったらば、
防衛予算に対して非常に金額が
負担になる、
防衛予算のその金額が
日本の財政に
負担になるということを申し上げたいわけでございます。
ですから、
総理がいとも簡単に
アメリカの若者が
日本のために血を流してくれるということで感謝しているというふうにおっしゃいましたけれども、この感謝の源というのは、
アメリカが
アメリカの
立場から見て、流す若者の血と引換えに
日本が
アメリカのために何をしているかということとの
バランス関係にあるかどうかということが一番
ベースにあるということを、これを繰り返し繰り返しさっきから申し上げているわけでして、それがないということであれば、
アメリカがいざというときに救援に来てくれるかどうかということすら、
総理は全く疑問に思っていらっしゃらないようですけれども、それに疑義を差し挟んでいる
日本人あるいは
アメリカ人、大勢います。
条約というのは、信頼
関係がなければ紙切れと等しい。この紙切れにならないように条約
関係をどうやってつくっていくかというのがまさに信頼
関係をどうやって維持するかということでして、その信頼
関係は、大統領に対してトラスト・ミー、信頼してくださいと言うだけでは、これは全く利かないわけです。
ここの欠如について、私は
普天間基地のいろいろ
連立政権の迷走
関係を見ているときに、これが問題だ、
安全保障意識、これが欠如している、
日本の
国民の平和と安全を守ることが最大の
国益だということを意識していらっしゃらないということが問題だというふうに申し上げております。
先に行きます。先に行きますが、その前に
一つだけ。
資料の六というのを見ていただきますと、これは
対等な
日米関係、これは志方さんという我々が公聴会でお話を伺った方のペーパーですけれども、米国依存しているところは六つ書いてありますが、それだけあるということでございます。それで、その六つ、これはまさに、今問題にした戦略的攻撃力を米軍に依存しているとか、核抑止で米軍に依存しているとか、そういうところもありますけれども、この米国に対してどのようなことをするかが大事だ、
バランスを考えてもらいたいということであります。
安保条約署名五十周年ということでありますけれども、
日米同盟
関係の深化、これを
議論するわけですけれども、まさにこのような
総理の、
アメリカ軍が周りが平和になればいなくてもいいというようなことを言っていらっしゃる
総理の下では全く信頼
関係はできないというふうに
思います。
どういう形で深化をさせるにせよ、大事なことは、観念論ではなくて、
日本が行動をもって、予算あるいは必要な法整備、それから行動をもってやっていくということでありまして、その
意味で、行動の
一つ、テロ対策、平和構築について触れさせていただきたいと
思います。
私、
外務大臣のときにテロ対策一生懸命にやらせていただき、平和構築もやらせていただきました。それで、今、国際的にテロというのが、十二月のデトロイトの航空機事件から非常に大事になってきているわけですけれども、スーダンで南北の和平プロセスが正念場を迎えるということになっています。
そこで、
日本が何をするかということでありますけれども、私は、今PKOに本部要員が参加をしていますけれども、このスーダンのPKOに対して、社民党が反対かもしれませんけれども、PKOを実際に出していったらいい、輸送部隊等を出したらどうだろうかというふうに思っておりますけれども、まずPKOの主管
大臣である官房
長官、お返事ください。