○荒井広幸君
予算ベースで変わったのは五%もないんです。前回の自民党とほとんど変わらないんです。そして、その中で象徴的に変えたと見せるところは、さすが菅先生は上手ですね。
そして、もう
一つ問題点は何かといえば、お金の使い方を変えると、まさにそれなんですよ。先ほど
お話があったように、副
大臣から、百兆ベースから百十兆ベースに借換債だけだって出てくるんですよ。新規国債発行じゃないんですよ。それをどう手当てするかというところに知恵がないというのは自民党より悪いですよ。
そして、私は次に申し上げたいのは、今日は余り批判するつもりでなかったんですが、郵政の問題ですからこれ冷静にやらないと、与野党で分かれても
意味がないんです。やっぱり国民のためという、全くそういうことなんですね。
そうすると、制度設計は、三
事業一体というのはこれは結構です。しかし、それは結果的に出ることなんです。まずは、民間ではやっぱり先ほど言ったような保険では手が出ない、それから決済でもやっぱり店舗がないから困る、おじいちゃん、おばあちゃんも。そういうような本当に必要なものをどうするかというところから入っていけば、私は決して、
大臣、限度額にこだわる必要はないと思います。
限度額は一千万まで預けている方どれぐらいか御存じですか。三%しかいないんですよ、郵貯の場合。それから、一千万の保障をもらいたいという人はこれは結構いますけれども、それでもそんな多くないんです。ところが、団塊の
世代で大量にどんどんとリタイアして、取崩しをして、銀行がどんどん預貯金が縮小してきている。運用先もない、年金には、今言っているけど金利上昇リスクも国は抱える。さあどうするんだと。こんな方程式どこにもないですよ。
その方程式を解きほぐすならば、原理原則は国民の目線でしょう。だから、国民が必要になって、
自分たちが困っているところに手を出してくれるならば、国が株を持っているということを百歩譲ってもいい、民間は百歩譲っても許してくれるはずなんですよ。だから、みんなが入れる。その代わり民間と競うことをやるんじゃないんです。これ、私が言いたいことなんです。
言ってみれば、脱民営化の理論という思想ということになるだろうと思います。国民すべてが経営者で、国民すべてが株主になるという考え方です。ですから、これは亀井
大臣と全く同じなんです。国民に株主にしろと。株を売らなけりゃ国民が株主です。それによって、みんなが入ることによってリスクを分散して、入れない人が入れる保険ができる。そして、銀行もそういう
方々から少しずつ、手数料を少しずつもらいながら
全国展開できる。それによって郵便も三
事業一体総合担務
大臣が復活、これはうんといいことです。一人の人間が三つやる、仕切り取っ払って。そして、どこにでも郵便局がある。そういう、結果論としてそこに行くんじゃないかということなんです。
今のままですと、国の与信を持たせたまま、信用を持たせたままやったら、これ、付け替えになります、預け替えになります。こうなったときに、
大臣がおっしゃる協調融資を含めて地方にお金が流れるというのはまだちょっと時間が掛かると思うので、当面は限度額、郵貯、簡保一緒というところでスタートされてはいかがかと僣越ですが御提案申し上げる次第です。
そして、最後になりますけれども、
労働組合の
お話は後で
質問主意書を出させていただきます。草川先生からもございました。
労働組合の透明性がない会計原則にルールをつくったらどうかという、官房長官、そういう提案を出しますから、
質問主意書で。出さないでくれなどと後で言わないようにしていただきたい。十一項目、お願いしています。別な
予算委員会でこれは
舛添筆頭を始め時間をいただいてやりたいというふうに思っております。
さて、二分の中で、この郵政の話ずっと進んでまいりますとどういうことになるかと。特定局長さん方も店舗を維持するために貢献したいと思っているわけです。しかし、特定局舎の局舎が高いんです。こういったところもやっぱり直していただきたい。
そこで、枝野
大臣、制度設計しているのはいいですよ。郵政全体にも無駄があるかもしれません。その無駄についての仕分というのをやらないで制度設計に行っちゃいますか。いかがですか。