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義家弘介君 本日は北海道の公立
高校の入試の日であります。
皆さんは、
高校無償化法案、これを四月から始めるということでやっておりますけれども、今、彼ら一生懸命入試をしていますが、例えば
高校受験をする彼らが試験の前に
遅刻してきたら、テストは受けれるでしょうか。いろんな事情があろうとも、その自分の人生を左右する
高校受験の場所に五分、十分遅れてきて、申し訳ありませんでしたと頭を下げれば、彼らはテストを受けさせてもらうことができるでしょうか。できないんですよ。
彼らは、中学三年生の教科書で、公民の中で、私も社会科の教師ですが、国会という場所は国権の最高機関であり、唯一の立法機関である、そう習ってその内容をテストで答えているわけです。今、地元の中学三年生が試験が終わり、そして
テレビを付けて国会の様子を見たなら、一体どんな失望した気持ちになるでしょうか。
今、この
政治と金をめぐる、まず
総理のマザコンの問題、小沢幹事長のゼネコンの問題、そして
日本教職員組合の裏金のコントロールの問題、この三大疑惑が今大問題となって
国民に批判を与えておりますけれども、まず北教組については、三月一日に札幌地検が
政治資金規正法違反容疑で長田秀樹
委員長代理など幹部ら三名を逮捕いたしました。現在、北教組は
委員長が空席になっておりまして、長田
委員長は北教組の最高責任者であります。事態は、北海道教職員組合の最高責任者以下幹部が逮捕されるという重大な事態に発展しています。
規範意識とか道徳心を教える、そういう教育をつかさどる者たちが、北教組では、今まで再三指摘してきましたが、自らのイデオロギーを具現化するような授業や教案をつくり、そしてさらに、
選挙の折に莫大な公金を原資とした裏金を使い、違法な先生たちの動員によって、まさに自分たちのイデオロギーを
実現するために議席を買っていると言われても仕方のないような状態に
総理の御地元である北海道はなっております。
自民党は、二月の十八日に私を団長とする調査団を現地に派遣しまして、様々な関係者と具体的意見を交換してまいりました。まずは、現職の教員、管理職も含めた現職の教員から得られた驚くべき証言の数々をここで紹介したいと思います。
まず、各
選挙における動員や資金カンパなど、具体的な指示は北教組からあるのか。支持者カード集めは十枚程度のノルマがあった。電話掛けは当然だが、私は校内では行わず、組合事務所や自宅で行っていた。動員も当然。動員表などが作られ、役員が
配分している。断ることはできない。市町村などの
選挙の
規模や北政連の候補者であるかによってノルマの差がある。北政連の候補者である場合はノルマがかなり厳しい。なお、投票日前日の土曜日は証拠を隠滅するようにとの指示が組合から来る。さらには、
選挙の際は運動員としてポスティングや戸別訪問をやらされることが多い。勤務時間外に自分の学区以外の場所で行う。運動員としての労務費は出ないからボランティアになる。やっていられなくて組合を脱退する者が多い。平和闘争資金という名称のカンパがあり、
選挙前は一人千円ぐらい組合費に上乗せされる。組合費は月額一万円程度、以前は天引きだったが、
給与が振り込みになった後はろうきんとの提携で引き落とされる。
選挙活動などで教員の
選挙活動は言うまでもなく違反とされていることですけれども、
政治的活動の制約があるところですが、多くの組合員がそれが違法行為だと知っているのかということに対しては知らないと。多くの教員は知らない。通常の
公務員は自身が関係する法律については勉強するけれども、教員には意外とそれがない、知らない先生が多いと。そして、校内でイデオロギーがある人が一人でもいると、なかなか逆らえないような職場の
環境がある。
そこで、まず鳩山
総理にお伺いしますけれども、この
総理の御地元の日教組の中の北海道の北教組は、去年の大会資料の中で、総
選挙に際し、北海道十二の小
選挙区すべてで組織推薦候補の勝利を目指しており、組織推薦候補としては連合北海道が推薦、
協力、
決定をした候補者のことだが、鳩山
総理、鳩山
総理は北教組から
選挙やパーティー券の購入などの支援を
選挙の折に受けているでしょうか。