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2010-05-12 第174回国会 参議院 本会議 第21号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十二年五月十二日(水曜日) 午前十時一分
開議
━━━━━━━━━━━━━
○
議事日程
第二十一号
平成
二十二年五月十二日 午前十時
開議
第一
所得
に対する
租税
に関する二重
課税
の回
避及び脱税
の
防止
のための
日本国政府
とシン
ガポール共和国政府
との間の
協定
を
改正
する
議定書
の
締結
について
承認
を求めるの件(衆
議院送付
) 第二
所得
に対する
租税
に関する二重
課税
の回
避及び脱税
の
防止
のための
日本国政府
とマレ
イシア政府
との間の
協定
を
改正
する
議定書
の
締結
について
承認
を求めるの件(
衆議院送付
) 第三
所得
に対する
租税
に関する二重
課税
の回 避のための
日本国
と
ベルギー王国
との間の条 約を
改正
する
議定書
の
締結
について
承認
を求 めるの件(
衆議院送付
) 第四
所得
に対する
租税
及びある種の他の
租税
に関する二重
課税
の回
避及び脱税
の
防止
のた めの
日本国
と
ルクセンブルグ大公国
との間の
条約
を
改正
する
議定書
の
締結
について
承認
を 求めるの件(
衆議院送付
) 第五
金融商品取引法等
の一部を
改正
する
法律
案(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第六
海洋汚染等
及び
海上災害
の
防止
に関する
法律等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第七
廃棄物
の
処理
及び
清掃
に関する
法律
の一 部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第八
医療保険制度
の
安定的運営
を図るための
国民健康保険法等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
) 第九
母体保護法
の一部を
改正
する
法律案
(厚 生
労働委員長提出
)
━━━━━━━━━━━━━
○本日の
会議
に付した案件 一、
検察官適格審査会委員
及び同
予備委員
の選 挙 以下
議事日程
のとおり ─────・─────
江田五月
1
○
議長
(
江田五月
君) これより
会議
を開きます。 この際、
検察官適格審査会委員
、同
予備委員
各一名の
選挙
を行います。 つきましては、これら
各種委員
の
選挙
は、いずれもその手続を省略し、
議長
において指名することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江田五月
2
○
議長
(
江田五月
君) 御
異議
ないと認めます。 よって、
議長
は、
検察官適格審査会委員
に
脇雅史
君を、 同君の
予備委員
に
松山政司
君を、 それぞれ指名いたします。 ─────・─────
江田五月
3
○
議長
(
江田五月
君)
日程
第一
所得
に対する
租税
に関する二重
課税
の回
避及び脱税
の
防止
のための
日本国政府
と
シンガポール共和国政府
との間の
協定
を
改正
する
議定書
の
締結
について
承認
を求めるの件
日程
第二
所得
に対する
租税
に関する二重
課税
の回
避及び脱税
の
防止
のための
日本国政府
と
マレイシア政府
との間の
協定
を
改正
する
議定書
の
締結
について
承認
を求めるの件
日程
第三
所得
に対する
租税
に関する二重
課税
の
回避
のための
日本国
と
ベルギー王国
との間の
条約
を
改正
する
議定書
の
締結
について
承認
を求めるの件
日程
第四
所得
に対する
租税
及びある種の他の
租税
に関する二重
課税
の回
避及び脱税
の
防止
のための
日本国
と
ルクセンブルグ大公国
との間の
条約
を
改正
する
議定書
の
締結
について
承認
を求めるの件 (いずれも
衆議院送付
) 以上四件を一括して
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
外交防衛委員長田中直紀
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
田中直紀
君
登壇
、
拍手
〕
田中直紀
4
○
田中直紀
君 ただいま
議題
となりました
条約
四件につきまして、
外交防衛委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。
シンガポール
及び
マレーシア
との
租税協定
の
改正議定書
並びに
ベルギー
及びルクセンブルクとの
租税条約
の
改正議定書
は、いずれも
現行
の
協定
又は
条約
の
情報交換
に係る
規定
を国際的な基準に沿った
内容
に
改正
しようとするものであります。
委員会
におきましては、四件を一括して
議題
とし、タックスヘイブン問題への
我が国
の
取組
の
強化
、
マレーシア
の
租税情報透明化
に向けた
取組
への評価、
シンガポール等
での
プライベートバンク
を通じた
租税回避行為
への対応、香港及びマカオの
租税情報
の
透明性
の
確保
、今後の
租税条約
の
締結方針等
について
質疑
が行われましたが、詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終え、順次
採決
の結果、四件はいずれも
全会一致
をもって
承認
すべきものと決定いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
5
○
議長
(
江田五月
君) これより四件を一括して
採決
いたします。 四件の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
江田五月
6
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
江田五月
7
○
議長
(
江田五月
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百二十一
賛成
二百二十一
反対
〇 よって、四件は
全会一致
をもって
承認
することに決しました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
江田五月
8
○
議長
(
江田五月
君)
日程
第五
金融商品取引法等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
財政金融委員長大石正光
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
大石正光
君
登壇
、
拍手
〕
大石正光
9
○
大石正光
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
委員会
における
審査
の
経過
及び結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
世界
的な
金融危機
を受けた国際的な
議論等
を背景として、
我が国
の
金融システム
の
強化
及び
投資家等
の
保護
を図るため、
店頭デリバティブ取引等
に関する
清算機関
の利用の義務付け、
金融商品取引業者
の
グループ規制
の
強化等
の
措置
を講じようとするものであります。
委員会
におきましては、
金融規制改革
をめぐる国際的な
議論
の動向、
店頭デリバティブ取引等
の
取引実態
と
清算集中
の効果、
証券会社
に対する
連結規制
・監督の
具体的内容等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
に譲ります。
質疑
を終了し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって
原案
どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
10
○
議長
(
江田五月
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
江田五月
11
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
江田五月
12
○
議長
(
江田五月
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百二十二
賛成
二百二十二
反対
〇 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
江田五月
13
○
議長
(
江田五月
君)
日程
第六
海洋汚染等
及び
海上災害
の
防止
に関する
法律等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
国土交通委員長椎名一保
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
椎名一保
君
登壇
、
拍手
〕
椎名一保
14
○
椎名一保
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
国土交通委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、千九百七十三年の
船舶
による
汚染
の
防止
のための
国際条約
、いわゆる
MARPOL条約附属書
Ⅰ及び
附属書
Ⅵの
改正
に対応するため、他の
タンカー
との間におけるばら積みの
貨物油
の
積替え
を行う一定の
タンカー
に
船舶
間
貨物油
積替
作業手引書
の作成及び備置き又は掲示、
当該貨物油
の
積替え
の際の
事前通報等
を義務付けるとともに、
窒素酸化物
の
放出規制
の対象となる原動機の範囲を拡大する等の
措置
を講じようとするものであります。
委員会
におきましては、油の
海上流出事故対策
、国益を重視した
条約
の批准の
必要性
、
船舶
の
排出ガス等
に対する
環境対策
の
現状
と
課題等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終局し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって
原案
どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
15
○
議長
(
江田五月
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
江田五月
16
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
江田五月
17
○
議長
(
江田五月
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百二十二
賛成
二百二十二
反対
〇 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
江田五月
18
○
議長
(
江田五月
君)
日程
第七
廃棄物
の
処理
及び
清掃
に関する
法律
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)を
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
を求めます。
環境委員長山谷えり子
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
山谷えり子
君
登壇
、
拍手
〕
山谷えり子
19
○
山谷えり子
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
環境委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
廃棄物
の不
適正処理
の悪循環を早急に是正し、
廃棄物
に対する
国民
の
信頼
を回復しつつ、長期的な
廃棄物
の
適正処理体制
を構築するため、
排出事業者
が行う
産業廃棄物
の保管に係る
届出制度
の
導入
、
廃棄物処理施設
の
定期検査制度
の
導入
、
廃棄物最終処分場
の適正な
維持管理
を
確保
するための
措置
の
強化等
の
措置
を講じようとするものであります。
委員会
におきましては、
廃棄物最終処分場
の
維持管理対策
の
重要性
、
建設系廃棄物
に係る
処理責任
の一元化を徹底する
必要性
、クリアランスされた
産業廃棄物
の
適正処理確保
の
在り方
、
廃棄物
・
リサイクル制度
の抜本的な見直しの
必要性等
について
質疑
が行われましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終了し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって
原案
どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本
法律案
に対し
附帯決議
が付されております。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
20
○
議長
(
江田五月
君) これより
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
江田五月
21
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
江田五月
22
○
議長
(
江田五月
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百二十一
賛成
二百二十一
反対
〇 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
江田五月
23
○
議長
(
江田五月
君)
日程
第八
医療保険制度
の
安定的運営
を図るための
国民健康保険法等
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、
衆議院送付
)
日程
第九
母体保護法
の一部を
改正
する
法律案
(
厚生労働委員長提出
) 以上両案を一括して
議題
といたします。 まず、
委員長
の
報告
及び
趣旨説明
を求めます。
厚生労働委員長柳田稔
君。 ───────────── 〔
審査報告書
及び
議案
は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔
柳田稔
君
登壇
、
拍手
〕
柳田稔
24
○
柳田稔
君 ただいま
議題
となりました二
法律案
のうち、まず、
医療保険制度
の
安定的運営
を図るための
国民健康保険法等
の一部を
改正
する
法律案
につきまして、
厚生労働委員会
における
審査
の
経過
と結果を御
報告
申し上げます。 本
法律案
は、
医療保険制度
の
安定的運営
を図るため、
国民健康保険制度
における
広域化等支援方針
の策定と
財政基盤
の
強化
、
協会けんぽ
に対する
国庫補助率
の
引上げ
、
後期高齢者医療
の
保険料
に係る
負担軽減等
の
措置
を講じようとするものであります。 なお、
衆議院
において、
施行期日
を
公布
の日に改める旨の
修正
が行われております。
委員会
におきましては、
国民健康保険
の
広域化
及び
財政支援
の
在り方
、
協会けんぽ
に対する
国庫補助率
の更なる
引上げ
の
必要性
、
後期高齢者支援金
への総
報酬割導入
に伴う
健康保険組合等
の
財政負担
、
医療保険
の
一元的運用
の
方向性等
について
質疑
を行うとともに、
参考人
より
意見
を聴取いたしましたが、その詳細は
会議録
によって御承知願います。
質疑
を終局した後、
自由民主党
を代表して
丸川珠代委員
より、
後期高齢者支援金
への総
報酬割導入
を取りやめること、
平成
二十二年度において
協会けんぽ
に対する
国庫補助率
を二〇%に引き上げること、
協会けんぽ
の
保険料率
を
平成
二十一年度と同率にするための
措置
を講ずること等を
内容
とする
修正案
が提出されました。 次に、公明党を代表して
山本博司理事
より、
後期高齢者支援金
への総
報酬割導入
を取りやめること、
高齢者
の
医療費
に係る
国庫負担
の
在り方
について検討すること等を
内容
とする
修正案
が提出されました。 なお、両
修正案
は
予算
を伴うものであることから、
国会法
第五十七条の三の
規定
に基づいて
内閣
から
意見
を聴取いたしましたところ、
政府
としては両
修正案
に
反対
である旨の
意見
が述べられました。 次いで、
討論
に入りましたところ、
自由民主党
を代表して
石井準一委員
より、
自由民主党提出
の
修正案
に
賛成
し、
原案
に
反対
、
日本共産党
を代表して
小池晃委員
より、両
修正案
及び
原案
に
反対
する旨の
意見
がそれぞれ述べられました。
討論
を終局し、順次
採決
の結果、まず、両
修正案
はいずれも否決されました。 次に、本
法律案
につきましては、
可否同数
となりましたので、
国会法
第五十条により、
委員長
は、
原案
どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本
法律案
に対し
附帯決議
が付されております。 次に、
母体保護法
の一部を
改正
する
法律案
につきまして、
厚生労働委員会
を代表して、その
趣旨
及び
内容
を御説明申し上げます。
現行
の
母体保護法
では、本年七月三十一日までに限り、
都道府県知事
の指定を受けて
受胎調節
の
実地指導
を行う者が
受胎調節
のために必要な
医薬品
を販売することができることとしておりますが、妊娠、
出産等
に関する女性の
健康支援
の観点から、
受胎調節
の
実地指導
を効果的に実施できるよう、この
期限
を延長し、引き続き必要な
医薬品
を販売できるようにする必要があります。 本
法律案
は、こうした
状況
を踏まえ、その
期限
を
平成
二十七年七月三十一日まで五年間延長しようとするものであります。 なお、この
法律
は、
公布
の日から施行することとしております。 以上がこの
法律案
の
趣旨
及び
内容
であります。 なお、本
法律案
は
厚生労働委員会
において
全会一致
をもって
委員会提出
の
法律案
とすることに決定したものであります。 何とぞ速やかに御可決あらんことをお願い申し上げます。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
25
○
議長
(
江田五月
君) 両案のうち、
医療保険制度
の
安定的運営
を図るための
国民健康保険法等
の一部を
改正
する
法律案
に対し、
討論
の通告がございます。発言を許します。
中村博彦
君。 〔
中村博彦
君
登壇
、
拍手
〕
中村博彦
26
○
中村博彦
君 私は、
自由民主党
を代表して、ただいま
議題
となりました
医療保険制度
の
安定的運営
を図るための
国民健康保険法等
の一部を
改正
する
法律案
に対しまして、
反対
の立場から
討論
いたします。 まず申しておかねばならないのは、
マニフェスト至上主義
による
財政無視
の
ばらまき政策
により、
我が国
の国債や借入金は、
平成
二十一年度末に約八百八十三兆円となっている
状況
が、
平成
二十二年度末には九百七十三兆円にもなることをどのように考えておられるかということです。 更に申せば、国の借金と
地方債
を加えた
公的債務残高
の国内総
生産比率
は二一八・六%と
先進国
でも例を見ない
状況
にあります。
国家破綻状況
のギリシャでも一〇〇%を超える程度です。 普天間問題に象徴されるように、
国民
に約束した
マニフェスト
がいかに
空疎空論
であったか、
国民
は
期待
を裏切られ、あきれ、絶望し、
政治
に対する
信頼感
を失うばかりであります。まさに、
国民乖離
の
状況
をつくったその罪は甚大であり、現
政権
に明日はないことをまず申し上げておきます。 あなた方は、
民主党
は
政治主導
と言いながら、
政治
と金問題では
自浄作用
のなさをさらけ出し、普天間問題でも
沖縄県民
を愚弄し、
財政無視
の
ばらまき政策
では将来世代に大きな
ツケ
を残し、本当に情けなく、血涙が出る思いであります。 さて、
日本
は長年にわたる
政策努力
の結果、
世界
一の
長寿国
を実現しました。食生活の改善や
医療
、介護の充実、そして
医療保険制度
の確立などによって実現したものであります。健康で長生き、人間だれしもの願いであることは言をまちませんが、
世界
で一番それを実感できるのが
日本国民
であります。 しかしながら、今回の
国民健康保険法等
の
改正
により、景気の低迷で
生活苦
にあえぐ
サラリーマン
に過大な
負担
を強制し、ひいては
世界
に冠たる
国民
皆
保険
の
制度
にほころびが生じることを大変懸念しています。そもそも、今回の
法改正
は、新しい
高齢者医療制度
を含む
医療保険制度
の全体像が打ち出されないことから生じた一時しのぎの
保険財政
の
ツケ回し
であることが大きな問題であります。
政府
は、
高齢者医療制度改革会議
の審議を経て、最終的には
平成
二十五年度から新たな
高齢者医療制度
を施行すると言います。これでは余りにも遅く、
高齢者
を始めとする
国民
の
期待
を裏切ったと言わざるを得ません。
我が国
では、大小合わせて三千五百の
公的医療保険
が分立しています。中には、入院時の
医療費
が無料だったり、多額の
積立金
を持っていたり、国から手厚い
補助金
を受けている
国保組合
などがあります。ずさんな
会計処理
や無
資格加入
が問題になっている
全国建設工事業国民健康保険組合
、全
建国保
も
国保組合
の一つであります。
偽装加入
が
組合員
の一五%、一万三千人、
従業者
五人以上の
会社
を実体のない
個人事業者
に分割して七千人以上が
不正加入
、
法人隠し
で
個人事業所
を装う者が六千人。このような
国民健康保険制度
を悪用した
国保組合
問題にメスを入れずして、
健康保険組合
などに
後期高齢者支援金
を大きく課することは全くもって不合理と言わざるを得ないのであります。 また、急速に進む
高齢化
で各
制度
の
財政
は厳しさを増しています。
市町村国保
の多くは慢性的に
赤字
で、特に
過疎化
の進む
市町村
では
一般会計
で巨額の穴埋めをせざるを得ない
状況
であります。
組合健保
も七割が
赤字
で、
組合
を解散して
協会けんぽ
に移るところが急増しています。まさに、
格差拡大
、不公平な諸
制度
の
集合体
の
状況
であります。これらの
抜本改革
なくして、
国民
の
信頼
できる、また持続可能な
医療制度
になり得ません。
民主党
は、昨年の
衆議院選挙
までは、
後期高齢者医療制度
をすぐに廃止し、かつての
老人保健制度
に戻すか新しい
制度
をつくると言っていました。しかし、いまだに
医療保険制度改革
の将来像さえ、何も示されていません。今回の
改正
、すなわち
後期高齢者支援金制度
を
改正
するならば、少なくとも新たな
高齢者医療制度
の骨格を示すべきではないでしょうか。まさに理念なき
制度改正
、
保険財政
の
ツケ回し
にしかならない
制度改正
は、直ちに撤回すべきものであります。
後期高齢者医療制度
への
支援金
は、これまで
被用者保険
、すなわち
健康保険組合
、
協会けんぽ
、
共済組合
から毎年約三兆円に及んでいました。そして、その
支援割合
は
加入者
の
人数割
で決められていました。しかし、
平成
二十二年度からは、その三分の一に相当する部分に関して、それぞれ
組合等
の総
報酬
、すなわち賃金などの
総額比例制
を
導入
することに大きな問題があります。満年度で
健康保険組合
は五百億円、
共済組合
は三百五十億円の
負担増
となります。
協会けんぽ
の
支援金負担
は八百五十億円減少しますが、同時に
協会けんぽ
の
支援金
への
公費負担
を九百十億円減少する
措置
をとっています。つまり、
協会けんぽ
に対する
国庫補助
を削減し、その分を
健康保険組合
や
共済組合
に押し付け、肩代わりさせているものであります。
健康保険組合
は、
平成
二十二年度
予算
において過去最悪の六千六百億円の
赤字
が見込まれるなど、
財政
は大幅に悪化しており、
協会けんぽ
と同様に
拠出金負担
に苦しんでおります。こうした
状況下
での
負担
の
ツケ回し
は
健康保険組合
の存続にかかわります。現に、
健康保険組合
は今回の法案に対し繰り返し
反対
の意思を表明しています。あなた方はその切実な声が聞こえないのですか。 また、
法改正
によって
協会けんぽ
に対する
国庫補助率
が一三%から一六・四%に引き上げられることになっています。しかし、
補助率
を引き上げたとしても、
従業員
が
負担
する平均の
保険料率
は八・二%から九・三四%に上昇する見込みであり、全く意味がないのであります。 これらを金額に換算すると、被
保険者
一人
当たり労使年間
四万二千円の
負担増
になります。さらに、
平成
二十四年度には
保険料率
が一〇%を超えることも見込まれております。一昨年来の不況により
中小企業
は押しなべて経営が悪化し、また
従業員
は給料が減少しています。こうした厳しい
状況
の中で、
国庫補助率
については、
法律
の本則に
上限
二〇%と
規定
されていることから、その
上限
にまで引き上げるべきです。そして、これらの
措置
によって
保険料率
を
現状
の八・二%に維持すべきであります。 我が党は、
衆議院
でも参議院でも、
国庫補助率
を二〇%に引き上げることとし、
保険料率
を据え置くことを主眼にした
修正案
を提出しました。しかし、与党の独断により、まともに審議されず否決に至りました。 以上、今
国会
の
法改正
については、
医療保険制度
の全体像が見えない中で、
政府
の御都合主義による、
保険者
の了解や納得が得られていない
改正
であり、
生活苦
にあえぐ
従業員
に更なる
負担
を強いることになります。小手先の
改革
による
ツケ回し
をやめ、
サラリーマン
の
保険料負担
については
現状
の水準を維持することとし、必要な費用は
国庫
で
負担
する、そして、
保険財政
の立て直しに向けて、
高齢者医療
のみならず、
医療保険制度
の全般にわたって早急に検討を行うなど、
国民
皆
保険制度
の堅持に向けて国があらゆる
努力
を尽くさねばなりません。
鳩山政権
では、この
法改正
にとどまらず……
江田五月
27
○
議長
(
江田五月
君)
中村
君、時間が超過しております。簡単に願います。
中村博彦
28
○
中村博彦
君(続) あらゆる
政策
や考え方が、
国民
に将来不安を与え、
生活弱者
へのしわ寄せ、
国民生活
の破壊となるものであります。 来る
国政選挙
においては、この是非を
国民
に問うことが
政権
に残された最良の選択であることを強調して……
江田五月
29
○
議長
(
江田五月
君)
中村
君。
中村博彦
30
○
中村博彦
君(続) 私の
討論
を終わります。(
拍手
)
江田五月
31
○
議長
(
江田五月
君) これにて
討論
は終局いたしました。 ─────────────
江田五月
32
○
議長
(
江田五月
君) これより
採決
をいたします。 まず、
医療保険制度
の
安定的運営
を図るための
国民健康保険法等
の一部を
改正
する
法律案
の
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
江田五月
33
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
江田五月
34
○
議長
(
江田五月
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百二十
賛成
百二十二
反対
九十八 よって、
本案
は可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
江田五月
35
○
議長
(
江田五月
君) 次に、
母体保護法
の一部を
改正
する
法律案
の
採決
をいたします。
本案
の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
江田五月
36
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
江田五月
37
○
議長
(
江田五月
君)
投票
の結果を
報告
いたします。
投票総数
二百二十
賛成
二百二十
反対
〇 よって、
本案
は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
江田五月
38
○
議長
(
江田五月
君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時三十三分散会