○岡田広君 ありがとうございました。
やっぱり大きく変える、特にだれが
考えても六三%、一割二割減ったわけではありませんから、ここをしっかり
説明していかないと地域のきずながもう切れていく、国はどうなんだ、信用できない、国のやっていることは全く分からないという、そういう
意見が地元にありますので、やっぱり住民自治ということに照らしてもそこはしっかりお願いをしたいと、そういうふうに思うわけです。
なかなか財源が厳しい中でありますから、効率化図ること、コスト縮減、当たり前のことです。私、よく「かきくけこ」と言っていますけれ
ども、
考えて、基本に忠実に、工夫、計画、行動ということでは、やっぱり一番大事なのは工夫ですよ、「かきくけこ」の工夫。二十一世紀は創意工夫、アイデアの時代だから、当然それは大事。しかし、自助努力をそがせるような切り方というのはしっかり
説明をしていく。
だから、それは官房長官が永田町で
考えている
考えと地方の
考え、私は違うんじゃないかなと。私たちは地元に入って、それはもちろん官房長官だって地元選挙区に帰るとそういう地元の人たちとひざを突き合わせて話はしているんだろうと
思いますけれ
ども、私は農村地域を回ってそういう声は聞かれないということだけを申し上げておきたいと
思います。
次に、財政健全化目標。私は、この
予算一つ取りましても、もうここで
議論をしていると時間大変掛かってしまいますから今土地改良の問題を
一つ提起をさせていただいたわけですが、一番心配なのはやっぱり財政がどうなるのかと。これは
国民が最大、将来に対する不安、これを抱えているんだろうと、そういうふうに
思います。
これ、財政健全化目標、菅副総理は年末の
予算編成に合わせてこれを策定するということで話をしていた記憶があるわけでありますけれ
ども、景気の見通しがなかなか不透明だという理由で少し先送りをしています。しかし、世界の同時不況という同じ条件下にある世界の各国では、
予算も出す、そして財政の計画もしっかりと示して
議論をしているということであります。
今、国と地方を合わせた債務残高も大変多くなっているのはもう御
承知のとおりであります。この中期財政フレームというのを鳩山総理が、複数年度を視野に入れた財政
運営戦略を示して財政再建への道筋を示すと発言されて、これを出すのが六月という
お話も伺っておりますけれ
ども、六月というのはちょうど
国会が終わる時期でありますから、なかなか
国会では
議論にはならないのかなという気もするわけですけれ
ども、これ、もう少し早く出せないものかなという私は気がするわけであります。やっぱり
予算と同時にこういう計画を出せば、
国民の
皆さんももう少し、ちょっと理解が違うんではないんだろうかと思うんです。
国際通貨基金というのがありますけれ
ども、昨年の十一月三日に、金融経済危機を踏まえて各国の財政
状況を分析した最新の世界財政
調査、これを公表しましたけれ
ども、世界経済の復調を受けて、先進国全体での公的債務の対国内総生産、GDP比の見通しを前回発表時から、前回というのは七月、発表時から改善させたものの、
日本は社会保障支出の増大が危機後も財政を圧迫すると
指摘をしています。二〇一四年時点では二四五・六%になるということだそうですけれ
ども、やっぱりこういう環境の中でありますから、早急にこの中期財政フレームを
作成するということは大事なことだろうと思っています。
この国際通貨基金が、
日本の財政赤字が国内総生産に対して一〇・五%に達する見通しであると発表しています。子
ども手当など国債増発によって、イギリスやアイルランドのように大規模な財政調整が必要になると
指摘もしています。
経済協力開発機構は、子
ども手当を実行するよりもOECD加盟国中最低の母親の就労率を上げるために保育施設の充実などといった
少子化対策を行うべきと
指摘をしているわけでありますけれ
ども、子
ども手当の現金支給によりどのぐらいの経済効果があるのか。また、子
ども手当が子供に使わずに親の遊興費等に使われたんでは意味がないという
意見もありますし、あるいは消費刺激策にもなるという、
意見はこれ様々でありますけれ
ども、私は、将来不安ということを
考えるとき、不安取り除かない限りはなかなか消費刺激にはならないんではないかと。定額給付金の方の話をしませんけれ
ども、なかなか効果が上がらなかったという数字が出ています。ここでこれは申し上げません。子
ども手当の支給対象にならない家庭もあるわけでありますから、当然親の飲食とか遊興費に使われたらどうなんだろうかと思うわけであります。
水戸市でもこの子
ども手当の金額は百億ということですから、地方公共団体の長は、この前、市長会でも、こういうお金を交付をするんであれば市町村にそれぞれ、ほかで保育園が幾つ造れるだろうか、待機児童解消、あるいは保育士の養成、処遇改善できるだろうか、いろんな
意見があるわけでありますけれ
ども、こういう点について、
厚生労働大臣、ちょっと。