○米長晴信君 この後、予定では、仮に見付かった船が武装していて、逃げた場合どうするかというようなことをお伺いしようと思っていたんですけれども、それについてはかなり深く
佐藤委員の方が
質問をされたので。
この
質問は、閉じるに当たって、今朝の民放のニュースでたまたま、去年、グルジアの飛行機がタイにおいて拘束されて大量の兵器を積んでいたという
事案がありまして、ようやく半年以上たってグルジアに返還されると。それをよく調べてみますと、やっぱりその積荷が幾重にもダミー会社みたいなものを通じた契約になっていて、なかなか本当の荷主といいますかが分からなかったような、やっぱり巧妙にこういった輸出入をしようという動きがございますんで、この
法案しっかり作ったからには、
日本も国際社会の一員としてしっかりと取締りをしていただきたいというふうに思います。
時間が少々ありますんで、せっかくですので、今、私の出身の県内で自然災害がありまして、それについてちょっと触れさせていただきたいというふうに思います。
資料の二番なんですけれども、これ、山梨県の南部の方に早川町というところがあるんですけれども、昨日のNHKのニュースでも報じられているんですけれども、この中央やや上に災害現場と。災害現場自体は、これは航空写真ですので相当小さくて見えないんですけれども、この辺に土砂崩れがありまして県道が完全に遮断をされて、八十三世帯百六十人が陸の孤島で陸路を絶たれているという状態になっております。
いったんちょっと三番、次のページ一緒に見ていただきまして、幸いにして、ここの寸断されているところをつなぐところに雨畑湖というダム湖がございまして、細々と今船を使って物資の搬出入及び通勤する人とか通学する子供の
支援をしていると。ただ、こんなところ、元々ボートないですから、三人乗りで、操縦する人以外は二人ずつ運ぶという、細々とやっているという状況でございます。
ちょっと二番目に戻りまして、この辺一帯は今東西を結ぶ道が、国道五十二号というのがこの辺においては幹線道路というふうになっているんですけれども、この五十二号自体も非常に山合いにありまして、非常にそういった雨に弱いという状況になっております。例えば、ここの五十二号においては、今雨がたくさん降った場合に未然に事故を防ぐために事前通行規制をするわけですけれども、この南の方の南部町辺りというのは連続雨量が二百ミリでもう通行止めになってしまう。身延町、もっと現場に近い方ですね、ここに至っては百五十ミリの連続降雨で道路自体が通行規制、止まってしまうという状況になっております。
今回の災害現場は、幸いにして土砂によって人的な被害はないわけですけれども、当然のことながら雨でそもそも五十二号が止まってしまっている。こういう状況においては、万一これが人災につながっていた場合に、それを救出する、救助する、そういった活動の手が現場に向かうのに非常に困難という状況になっております。
そこで、
一つ御
指摘をさせていただきたいのが、このすぐわきに我が県が最も強く要望している高速道路の
一つでございますけれども、中部横断自動車道と。これは、有名なのは、君は太平洋を見たか、僕は
日本海が見たいというキャッチフレーズで、これ、ずっと
日本海側から静岡の清水港方面までつなげている
部分で、ちょうど今増穂インターというところから六郷インター、ここまで今着工が進んでいるという状況ですけれども、ここから先の
部分、ここがこの沿道で最もそういった自然災害が起こりやすい山の谷合いの
部分でございまして、ここに高速道路ができるか否かというのがこういった自然災害が発生したときの死活問題にもなり得る重要な区間でございます。
こういった状況をちょっと報告をさせていただきながら、
大臣に、こういった自然災害抱えている
地域に高速道路を通すという
部分についての是非といいますか、思いについて
大臣に所見を伺いたいというふうに思います。