○西田実仁君 是非、
見解の相違があった場合に、
見解の相違があったということが確認されて終わりでは何の意味もないわけでありまして、
見解の相違があった場合にそれをどういうふうにして調整をしていくのかという、そしてその
作業指数の透明化を図る仕組みをどうつくっていくのかということを前向きに検討いただきたいというふうに思います。
私が聞いているのは、結局、安全上の問題ということなんであります。この
調査票でも一番最初に聞かれている設問、これは私も随分事業者の方から苦情を言われました。一番最初に聞いている割には、こんなこと答えられるわけないじゃないかというふうにおしかりをいただいたわけであります。最初の
質問というのは、この今話題になっている自研センターが策定する
作業指数の
作業時間内で修理した結果、不適切な修理
作業になってしまったと、それで事故とか故障が発生したと。発生していますか、していませんかというふうに
質問はなっているんです。こんなのおかしいですよね。事業者が自分で直している人たちに対して、あなたは故障が起きるような修理をしていますか、していませんかと聞いているんですよ。そんなのはしていないに決まっているじゃないですか。全くナンセンスな
質問であります。しかしながら、それでも踏ん張って答えている方が私のところにも随分とお声をいただいております。
修理業者の方は、その多くは、たとえ修理
料金が少なくても、また指数、この時間が合っていなくても、実態と合っていなくても、安心、安全な修理
作業を行うので、当然のことながらこれは二番のしていないというふうに答えるんですね。二番に答えながらも文章に書いている、あるいは一番というふうにあえて答えて文章にお答えになっている方もいらっしゃると聞いております。つまり、事業者の方の思いは、
作業時間の指数が合わなくても、お客様の車をお預かりしているんだからそれをサービスで修理すると、保険
会社が認めないからといって直さない車をお客様に渡せないと、その車が修理後、事故をもし起こしたら自分の責任になるからだと、こういう倫理観で修理をしているわけであります。
ですから、ここは数字上の処理の仕方にもよると思いますけれ
ども、一番最初に聞いている
質問が故障が発生していますかと。していないというのがたくさんあるからといって何も問題がないんだというふうには是非解釈をいただかない方がいいと思います。実際には、皆していないと答えざるを得ない、あるいは当然答える。しかし、その裏には、実際にサービスの修理をすることによって安全が保たれているという声がたくさんあると。また、そういうことを、多分一人や二人じゃないと思います。集めた数は三千社以上、アンケート数あると聞いておりますので、その中にはそうしたことをわざわざ記述していただいている方も多くいらっしゃると思うんですね。
今まで顕在化していなかった問題が今回のアンケートによって顕在化していると、そこを重視して、この安全上の問題についてきちんと損保
会社とそうした
自動車修理の
皆さんとよく同じ舞台で安全のためにどうするのかということを検討いただきたいというふうに思いますけれ
ども、いかがですか。