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大臣政務官(
足立信也君) 検証のための
会議と、それから
部会の方で今後の抜本
改正をしっかりやると。これは両輪だということを申し上げましたが、先ほどの
アメリカのナショナルプランの件も、やはりこういう
会議体を経てビジョンを作ったんだと
思いますから、その段取りでやりたいとまずは申し上げたいと思っています。
そこで、今の御
質問についてですが、これは
ワクチンの本数、当初は二回を想定、二回接種を想定しておったわけです、国産もそれから海外も。そしてこれは、前政権時代に六千万人から七千万人分を確保するという、明確に発表されたわけでございまして、それを基にパブリックコメントもされたわけでございます。結果として、優先接種
対象者五千四百万人分、そしてそれ以外の方の三割が接種されるんではなかろうかということで、七千七百万人分確保したわけでございます。
当初は、先ほど来答弁しておりますように、やはり一回の出荷が百万であったり、その後、順次増えていきましたが、三百万であったり、順番に数が限られている中で順次生産されていくという、これについて全く優先を定めなかった場合には殺到するであろうということで、その際にどのように殺到された方に峻別をしていくのかという、これは
医療機関にとっては非常に厳しい選択を迫ることになると、私はそのように
思います。ですから、順次生産されていって、当初は、数に限りがあるということについてどのような
対策があるかと、これは
専門家等の
検討会議の議を経てこのような優先接種にしていった。
これは、最初から十分量があれば、しかも輸入
ワクチンについては当初の予定よりも一か月近く輸入が遅れたということもあって、十二月の段階で十分量があれば先ほどの投書の男性の方のことはなかったかと
思いますが、これは安全性を確保するために、特にカナダで副反応の件がございましたので、その分、その検証、そして
国内での試験に時間が掛かったということでございます。
一つだけ申し上げたいのは、七千七百万人分確保しましたが、今までのところ
感染者は約二千七十万、そして接種された方というのは約二千万です。ところが、
季節性の
インフルエンザは四千万から五千万人の方が接種されている。この差は一体何なんだろうということが、私は
国民的議論が必要だということを何度も申し上げておりますが、
季節性の
インフルエンザも、
流行が始まる前に皆さん打っておられるとするならば、スペイン風邪、アジア風邪で第二波があった。
アメリカ、イギリスも第二波があったということであるならば、本当は今の時期こそやるべきだということが共通理解されるべきだろうと私は思っておりますので、この
部会をエンジンにして
国民的議論を
是非喚起したいと、そのように
考えております。