○丸川珠代君 ちなみに、税収源を上回って国債を発行しているわけですから、おかしいなと思うわけですけれ
ども、無駄を財源として
子ども手当をやっておられるというわけですね。
昨日、本
会議で枝野
大臣が、
予算の組替えで無駄削減ができますと、四年間で九・一兆円ができますよという御
答弁の中で、無駄削減は経済状況やそれによって
影響を受ける歳入構造の状況を勘案しながら柔軟に対応していかないと経済に大きなマイナスの
影響を与えるとおっしゃっておられます。
経済状況やそれによって
影響を受ける歳入構造の状況というのは、これはすなわち税収のことだと私は思うんですね。ということは、経済状況やそれによって
影響を受ける歳入構造の状況、つまり、税収が、例えば経済の
影響によって税収減になることを勘案しながら柔軟に対応していかないと無駄削減というのは経済に大きなマイナスの
影響を与えると。つまり、景気変動や税収次第で無駄削減は変わってきますよと、分量が変わってきますよということをおっしゃっているんですね。
無駄削減というのは
政策目的に合っているのかどうかということが判断基準だと思っておりましたが、なぜ景気次第で判断基準が変わるんでしょうか。私は、無駄を削減したけれ
ども景気
対策で公債発行しなければならなかったと、だからプライマリー
バランスが悪化しましたというんだったらそれは話は分かるんです。けれ
ども、無駄はあくまで無駄でなければおかしい。現に、私
たちが打った一次補正、わざわざ削りました。で、また付け直しました、二次補正で。あなた方
政権がやったことというのは、これは
政策目的が違うから一回やめるんですと、そして改めて我々の
政策目的に沿った景気
対策をやるんですといってはがした。つまり、そこまで
政策目的というものにしっかりこだわっておられるわけですよ。
そうすると、景気変動とか税収次第で無駄削減の基準が変わるということはあり得ないと思うんですね。財源に余裕があるから、じゃこれは無駄じゃありませんという判断をし、一方で財源がなくなれば無駄になる、これは無駄ですと言うんだったら、これ、景気次第では四年後の九・一兆円は、無駄削減は実現できない可能性があるということだと思うんです。これ、四年後どうなるか分からない、そんなの景気次第です、税収次第ですというと、これどうやって中期財政フレームを作るのかなと思うんですが。
これは
内閣府にお伺いした方がいいのかもしれません。景気次第では、これ、四年後の九・一兆円は実現できない可能性があるということなんですか。