○加納時男君 ありがとうございました。
今日はとっても実りのある回答をいただいたような気がします。私も、実は、
携帯の
リサイクルのポイントになっております、どうやったならば安心して、あるいは喜んで
携帯を戻してもらえるのかというそこの悪さというかガンは二つあって、
一つは、返したって別に得にならないというのが
一つと、二つ目は、自分のせっかくの蓄積したデータを、消すというけど本当に消えるんだろうかと、この恐怖感の方が実は大きいんですね。
ですから、今おっしゃったように、この答えは、
一つはデポジット制、これとってもいいと思いますけど、デポジット
システムの採用、それから思い出したようなキャンペーンもとってもいいと思うんですけど、たまにキャンペーンやるのもとてもいいと。それと加えて、データの消滅についてのこれ確かだよということを確証する
システム、核兵器の削減じゃないんですけど、確証
システムがすごく大事だと。そういう信頼感ができてくると安心してお客さんが戻してくれるんだということだと思うんです。
ですから、
国民は結構こういうところには、ちゃんとしっかり見ています、普天間だけじゃなくてこういうところもちゃんと見ていますので、是非ともこういう
国民の方々に信頼される
システムをつくっていくということに全力を尽くしていただく。今の回答、とってもいいと思うので、あとの要望は、今のお答えになったことを実現してほしいと思っております。
最後の項目に入りたいと思います。
脱化石燃料化と
資源確保戦略との
関係について若干伺いたいことがございます。
今から八年ほど前に作りましたエネルギー政策基本法があります。これは自民党と公明党で原案を作りまして、そして、これは議員立法でやったんですが、民主党さんと御相談して、当時野党であった民主党さんも、この趣旨については一部修正するならばいいよということで、民主党の修正案を全部受け入れまして、自公民がしっかりと確認をして作り上げた議員立法、誇りある議員立法だと思っております。
その中に一番ポイントになっているのは、大原則は、マネーゲームでエネルギーを動かしてはいかぬと。エネルギーというのは特殊な財・サービスであると。したがって、セキュリティーと
環境、つまり安全保障と
環境対応、これを大原則にするんだ、その前提の上に市場原理、
競争政策を積極的に展開するんだというので、当時非常に話題になっておりました。マネーゲームでやるべきだというものを言わば否定したという歴史的な法律だったと思っているわけでございます。
さて、そこでは
環境だけとは言っておりません。
環境と同時にエネルギーセキュリティーも
我が国にとって極めて重要だと、二本柱に同じく位置付けております。提案者
説明では二等辺三角形という言葉も使われたようでございます。
ところで、今、先週でございますけれども、参議院の本会議で議論されまして、つるしが下りました地球温暖化
対策基本
法案であります。本日同じ時刻、十時から今日
環境委員会で
趣旨説明が参議院では行われていると伺っておりますが、この
対策基本
法案については、その
法案の目的のところに実はびっくりする文字が入っているわけであります。それは脱化石燃料化とはっきり書いてあります。
説明が注書きで括弧の中で、自信がなかったのかどうか分かりませんけれども、ちょこちょこちょこちょこと書いてありますけれども、いずれにしても脱化石燃料化というのが明文で書いてあるのは事実であります。
そこで伺います。経産省にこれは伺います。
それでは、今、一次エネルギーに占める化石燃料の比率というのは
世界で何%ぐらいあるんでしょうか。そしてまた、IEAの中期シナリオといいますか中期見通しの中では、今後、例えば中期的に、二〇三〇年でも三五年でもいいんですけれども、たしかIEAが先般発表したと思いますけれども、
世界では化石燃料の比率は何%ぐらいになる、これ一次エネルギーに占めるということですけれども、
世界で何%ぐらいになるでしょうか。分かる範囲で教えてください。