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玉置分科員 おはようございます。
この二十一日には
赤松大臣が私の
和歌山の第三区のところへ来ていただきまして、本当にありがとうございました。特に
農業関係者、漁業、
林業を含めて大変喜んでおります。そのことをまずお礼を申し上げて、
質問に入りたいと思います。
私は、まず
一つは、私
どもの
和歌山県は実は
果樹王国と言われまして、
ミカン、梅、そしてカキ、ハッサク、これが
全国で一番だということで言われております。そして、そのとおり
果樹農家が全体の
農家の約七割を占めるというところでございます。平地が大変少ないということもございますけれ
ども、そんな中で特にきょうは、
ミカン、梅の消費拡大、このことについて御
質問をしたいと思います。
そこで、実は努力はしておるんですけれ
ども、梅や
ミカンの消費がなかなか行かず、また、値段も安くて、大変厳しくなってきています。例えばことしの
ミカンでいえば、大体キロ六十円か七十円、去年から比べて半額なんです。梅は、いいときは十キロたる大体一万二千円ぐらいしておったんです。大体七千円から八千円があれば暮らしていけるけれ
ども、しかし、ことしはその半値近い四千円から五千円、こんな値段も下がり、さらには在庫も大分抱えておる、こんな状態が続いております。
そうした中で私は、
一つは、果実、特に生活習慣病等に必要な果物、さらには学校給食などの食育等、こういった問題を掲げて、ぜひとも国の大きな応援をいただいてこの
取り組みをお願いしたいということがきょうの
質問の本旨です。
そこで、私は実際
調査をいたしました。食育の点について
一つ申し上げますと、
全国の学校給食、公立の小学校、中学校です、調べましたら、これが約二万八千七百十二校、完全給食と補食給食とやっておる。人数が大体一千万人近い九百四十五万九千八百三十九人と聞いております。ここで、一回の学校給食での果物の摂取量、これが、小学生は大体十八・七グラム、中学生は二十・八グラムらしいです。
そこで、実は文部省等の
調査をしましたら、「学校給食における食事摂取
基準等について」ということで、学校給食で小学生はこのぐらいとりなさいよ、中学生はこのぐらいとりなさいよ、こういう
基準があるんですけれ
ども、実は、一回について小学生は三十グラムから四十グラム、中学生が大体四十グラム。これからいきますと、実態は果物の摂取量が約半分しかとれていない。言いかえれば、二倍に消費拡大をできていく大変なチャンスだと私は思っておるんですけれ
ども、こんな実態の
調査が
一つはわかりました。
今現在、果物の学校給食に入っておるトン数ですけれ
ども、約三万五千トンです。これを二倍にふやしていけば約七万トン、こういう形になるわけです。私
どもの温州
ミカンでいえば、学校給食に今入っているのが、そのうちの約四割を占めております。それが約二万八千トンになっていくだろうという想定をするんですけれ
ども、この二万八千トンというのは、
和歌山の
ミカンの販売量からいえば一八%を占めるんです。
こういった数字をまず申し上げまして、ぜひとも、食育としての学校給食、国を挙げてのやはり
支援体制をしていただきたい。
このことについて一点お聞きをしたいことと、そしてもう
一つ、
和歌山で、生
産地で
ミカンを消費拡大していくために努力はしておるんですけれ
ども、やはりもっと国を挙げて、都市圏の、例えば東京の学校給食に、二千校ありますから七十八万人ぐらい生徒がございますけれ
ども、こういったところと都市圏をつないでいくとか、これはなかなか
一つの県では努力をしてもかなり進まぬわけなので、こういった問題についても
支援をお願いしたいと思いますので、お聞きをしたいと思います。