○佐々木
大臣政務官 今
委員御
指摘のとおり、自給率が低い国ですから、すべてのものを輸出するということにはなりませんが、これから戦略的に輸出というものもしっかり考えていかなければならないというふうに思っております。
実は、
平成十八年に、二十五年を目標にして一兆円規模にするという目標を一度設定させていただきましたが、二十年以降、
世界の景気の低迷などということでこれは頓挫をしているわけでありますけれ
ども、
委員も御承知だと思いますが、昨年の十二月三十日に新成長戦略の
基本方針というものを、当時の菅副総理のもとでまとめさせていただきました。
そこでは、
平成三十二年に一兆円規模というものを目指そうということにしているわけでありまして、六つの戦略分野のうちの「観光立国・
地域活性化戦略」というところで、そのことについてもはっきりとうたわせていただいているところであります。
この目標は、かなり意欲的といいますか、挑戦的な目標ではございますけれ
ども、毎年約八%というふうに設定をさせていただいて、これは輸出が一時減少いたしましたが、その以前の
平成十五年から二十年における高い伸び率の八%というふうに設定をさせていただいて、一兆円を目指そうということにしたわけでございます。
輸出の伸びが期待できる
地域、あるいは輸出が期待できる品目というものが、それぞれ戦略的に我々も今
検討させていただいておりまして、果実は当然その中に入っているわけでありますが、品目、
地域を重点化して、そして、輸出の場合には、検疫
協議の問題だとかあるいは販売ルートの開拓などということが必要でございますので、本年六月を目途にして新成長戦略を取りまとめていく予定にしてございます。
以上です。