○
赤澤亮正君 私は、
自由民主党・
無所属の会の
赤澤亮正です。
私は、
自由民主党・
無所属の会を代表して、ただいま議題となりました
菅内閣不信任決議案について、提案の
趣旨を御
説明いたします。(拍手)
この
不信任案は、
政権担当の資格と
遂行能力を著しく欠いているにもかかわらず、
国民の脱
小沢の
期待感だけで
選挙に臨もうとする破廉恥な
国民愚弄内閣である
菅内閣のみに向けた
不信任案ではなく、
選挙優先の無
責任な
政策を反省することなく、
党利党略むき出しの
国会運営を繰り返す、
民主党の
政権与党としての
資質そのものも問うものでございます。今の
政権与党の存在が長引けば長引くほど、
我が国が
最大不幸社会になることは目に見えております。
まず、
決議案を朗読します。
本院は、
菅内閣を信任せず。
右決議する。
以下、
提案理由の
説明をいたします。
正統性なき
内閣ということでございます。
菅内閣を信任しない第一の
理由がこれでございます。
総理の首をすげかえたら
衆議院の
解散・総
選挙により
国民の信を問えというのが、今の
政府・
与党が
野党時代に一貫して主張してきたことです。
民主党は、過去、
政権の
たらい回しという
言葉で、
選挙を経ていない新
内閣を攻撃してきました。菅新
内閣は、
政権の
たらい回しにより誕生した、
国民の信を得ていない
正統性なき
内閣ということになります。
菅総理が、
衆参同日選を実施しない、
参議院選挙で
国民の信を問うという
考えを明らかにされている以上、菅新
内閣は、過去の
民主党の主張に照らしても、
正統性なき
内閣であることは当然であります。
これが
菅内閣を信任しない第一の
理由です。
本来は、この一事だけをとっても
菅内閣不信任案の
理由として十分だと
考えますが、これ以外にも、主要なものだけに限り、少なく見積もってもなお合計で十の
理由があります。
以下、順次御
説明いたします。
菅内閣を信任しない第二の
理由は、前
内閣から引き続く
言葉の軽さであります。
政治の世界に生きる我々にとって最も大切な箴言は、論語の信なくば立たずでしょう。改めて
説明するまでもなく、
政治にとって何より大切なものは、
国民との
信頼関係だということであります。我々は、このことを肝に銘じて、有
言実行、
国民への
説明責任をしっかりと果たしながら、
国民との
約束は確実に実行する、みずからの
言葉をたがえずに、言ったことはきちんとなし遂げなければなりません。
政治家の
言葉は重い、
綸言汗のごとしとも言われますが、有
言実行を通してのみ
国民は
政治家を信頼し、
政治家の
言葉も重くなる、そういうものだと思います。
言葉の軽さは、
政治家個人にとっても、政党にとっても、
政権にとっても致命的なものであり、
国民との
信頼関係を築き、維持することを不可能にし、確実に
政権の崩壊をもたらすという意味で、
最大級の
菅内閣を信任しない
理由となります。
言葉の軽さについては、特に丁寧に御
説明をさせていただきたいというふうに思います。
昨年夏に
政権交代して以降の二人の
総理の
言葉に、全く
重みはありません。
まず、
鳩山前
総理について申し上げますが、
就任演説の「命を守りたい」は、
国民に鮮烈な印象を残しました。声も裏返りました。しかしながら、その後の八カ月半で、
鳩山前
総理に命を守ってもらったと思う
国民はどれだけおられるでしょうか。命を守ってもらえないどころか、
鳩山前
総理の
言葉の軽さのために大きな被害をこうむったのは、
日本国民だけではありません。
トラスト・ミーと言われてうっかり信じた
同盟国の
国家元首は、手痛い目に遭われました。
オバマ大統領以外にも、
鳩山前
総理が
安全保障の基礎中の基礎である
抑止力について一生懸命お勉強している間に、普天間基地移設問題の迷走で傷つけられた
関係者は膨大な数に上りました。
鳩山前
総理が
抑止力についてのお勉強の成果を発表されると、
約束をほごにされた
連立を組む
社民党の
福島党首は
閣僚を
辞任するとともに、
社民党は
連立を離脱されました。
そして、
鳩山前
総理は、何よりも大切な
沖縄県民の理解などと言いながら、
我が国のために
米軍基地の負担に耐え、戦後の日本の発展を支えてこられた
沖縄県民の
気持ちを踏みにじり、
徳之島関係者の皆様に突然の不安の一撃を見舞ったわけであります。
沖縄県民の怒りが
臨界点に達するまで直接
言葉をかけることもしなかった
鳩山前
総理は、その後、普天間基地移設問題に命をかけて取り組むと唐突に
発言し、
沖縄県民は、命をかけて抵抗すると応じられました。どちらの
言葉に
重みがあるかは歴然としています。
命をかけて取り組むはずだった
鳩山前
総理は、
沖縄県民や
徳之島島民の声は全く聞かなかったにもかかわらず、ムクドリならぬヒヨドリに呼ばれると、その声に従い、あっさりと
政権を投げ出して去っていきました。
政治と金の問題についての
鳩山前
総理の
言葉の軽さも尋常ではありませんでした。
一体私の知らないところで何が起こっていたのかという
発言も、
国民にはそらぞらしさのきわみと響きました。きわめつけは、母上からいただいた毎月一千五百万円の
子ども手当の使い道などについて、さんざん言を左右にしたあげくに、
勝場秘書の
裁判が終わり次第すべての資料を整えて
説明すると、一たび
国会で
約束したにもかかわらず、個人のプライバシーにかかわるなどという
理由で、この
約束もほごにされました。
鳩山前
総理から、大切な問題について、
トラスト・ミー、信じて待てと言われた人間は裏切られ続けてきました。これでは、
政権を維持できなくなることは当然であります。最後はだれからも信頼されず、当然のごとく退場を余儀なくされたわけですが、去り際も、みずからの不徳を恥じることなく、
国民が聞く耳を持たなくなったという信じられない暴言を吐いて、
政権崩壊の
責任を
被害者の
国民に押しつけました。
最後の最後まで、
自分がうそをつき続けたために、
政権発足当初、高
支持率で信頼を寄せてくださった
国民が愛想を尽かした事実さえ認識しない、このような人物をリーダーに選んだ
民主党の
体質、
責任も問われなければなりません。一年で
政権がかわるのはけしからぬと他人を批判しながら、
自分たちの
政権は八カ月半で崩壊した事実、これをしっかりとかみしめるべきであります。
菅総理の
言葉の軽さも、前任と何ら変わるところがありません。
政治と金や普天間問題など八カ月半の失政の結果、
鳩山政権が崩壊したことについて
責任を痛感すると所信を表明しながら、何らの
責任もとらないまま
総理の座におさまっておられます。副
総理や
財務大臣として支えるはずの
鳩山政権を崩壊させた
菅総理の
責任を一切問わず、
選挙に勝てそうならそれでよしとして流してしまう
民主党の
体質も異様と言わざるを得ません。今後、国政の
重要課題について、
責任を痛感するという
発言を連発しながら一切
責任をとらない
菅総理の姿が今から目に浮かびます。
菅新
政権発足直後の
国民新党との
連立合意の中で、
郵政法案の
国会中の成立を
約束したにもかかわらず、わずか数日で
約束をほごにして
亀井大臣の
辞任を招いたことは、まるでデジャブのようであります。
公党同士の
約束をいとも軽く扱い、
政治的破綻を招く
言葉の軽さは、先月末に
社民党との
約束をほごにして、
福島党首の
辞任を招いた
鳩山前
総理と一体何が違うのでしょうか。
十年の歴史を誇る
自公連立政権当時、
自民党と公明党は
公党同士の信義を守り、
約束違反に抗議しての
党代表の
辞任などは一切ありませんでした。
選挙目当ての野合ではなく、しっかりと
政策をすり合わせてから
連立を組み、
公党同士が
言葉を大切にしてきたからこそ、
自公連立政権は安定していたわけであります。我々はそのことを誇らしく思います。
昨年夏の
政権交代後、
総理はかわっても、
約束違反による
党代表の
辞任が繰り返される
言葉の軽い今の
連立与党とは際立った違いがあることは、あえて申し上げておきます。
菅総理は、過去の
自分の
発言に苦しめられるという、いわゆる
ブーメラン効果も
鳩山前
総理からしっかりと引き継いでいます。
秘書が罪を犯したら
政治家本人が
辞任するのは、我が党、すなわち
民主党では当たり前のことですという
趣旨の
国会発言や
街頭演説を
野党時代にさんざん繰り返しておきながら、
自分の
秘書の罪については、私、
鳩山は
私利私欲は追求していませんなどという、
理由にならない
理由でほおかむりを決め込んだ
鳩山前
総理をやゆする、
鳩山バーサス鳩山という動画が
インターネット上を駆けめぐったのは記憶に新しいところであります。
菅総理、あなたは、「
大臣」という著書の中で、
内閣の任期は
衆議院議員の任期と連動すべきで、
不信任が可決されたときと
総理が交代したとき以外、
衆議院の
解散はやたらとするべきではない、国政の重要な
問題点について、
主権者たる
国民の判断を仰ぐという意味での
解散は認められる、したがって、
政策的に行き詰まったり、
スキャンダルによって
総理が
内閣総辞職を決めた場合は、
与党内で
政権を
たらい回しにするのではなく、
与党は次の
総理候補を決めた上で
衆議院を
解散し、
野党も
総理候補を決めた上で総
選挙に挑むべきだと書いています。
鳩山前
総理が、普天間問題という
政策的な行き詰まり、そして
政治と金の
スキャンダルによって交代し、
政権の枠組みも変わっているのだから、
菅総理の持論に従えば、
解散・総
選挙を断行するのが当然ではありませんか。
口
約束ですらきちんと守るのが
政治家に求められるモラルであると思います。ましてや、書き
言葉で明言し、それに基づき
自公連立政権を批判し続けたあなたが、持論のとおり
解散・総
選挙を行えないのは、昨年夏の
衆議院総
選挙ほどには勝てないことがわかっているからでしょう。
菅総理、要するに、あなたにとっては
選挙が最
優先で、日ごろ語り、したためる
主義主張は単なる
きれいごとで、都合が悪くなればいつでも破るという
体質を露呈しているわけです。
国民はあなたの
言葉を信じられません。もし
参院選で信を問うとおっしゃるとおりであるのならば、もし
参院選に負けた場合には潔く退陣されますね。
菅総理、あなたの
言葉に少しでも
重みがあるのなら、それが当然の帰結であることは覚悟しておいていただきたい。
過去二日間の
代表質問に対し、再三にわたり、
国会のことは
国会がお
考えになると
答弁した
菅総理は、同じ著書の中でこうも書いています。
例えば、
与党の
代議士に金銭的な
疑惑が持ち上がるとする。
野党は
証人喚問を要求し、
国会は
委員会審議がストップする。コメントを求められた
総理は、
国会のことは
国会に聞いてくれ、私は
政府の人間で、あれこれ言う立場にないと言うであろう。しかし、
総理は
国会議員でもあり、同時に
与党の
党首である。
自分の党の
議員が
疑惑を持たれているのであれば、
党首として何らかの
措置をとるべきだ。三権分立だから、
総理は
国会に口を出せないと決め込んでいる。しかし、
総理は
議員の一人であるのだから、
国会に対する
発言権はある。
まさしく、
菅総理、あなたが書いているとおりであります。
野党が長らく要求し続けて、かつ
政府・
与党から無視され続けている、
鳩山前
総理、
小沢前
幹事長、石川、小林両
代議士の
証人喚問や
参考人招致について、
菅総理、あなたは、過去に書かれたとおり、
党首として何らかの
措置をとるべきであり、
政治家の
言葉の重さを自覚しておられるのであれば、
国会のことは
国会がお
考えになるなどとほおかむりは決してできないはずです。
あなたの
言葉は、
解散や
政治と金という重大な問題についても、余りに軽いのです。
野党時代に主張して、当時の
与党を追い詰め、名声を博した
きれいごとは、それこそきれいさっぱり忘れ果てて、過去の
発言を百八十度転換して保身を図ろうとする、
菅総理、あなたの今の姿は見るにたえないという
言葉で形容する以外にありません。
現在の
菅総理の
国会答弁は、
野党の
質問者を挑発するときだけは
身ぶり手ぶりも加えて突然興奮し、それ以外のときはひたすら官僚の作文を棒読みして顔を上げることもほとんどないという、大変情けないものです。
鳩山前
総理と比べても格段にひどい内容である上、
総理の品格などみじんも感じられません。
なるほど、これでは
野党が要求している
予算委員会の開会に応じたくない
菅総理の
気持ちもわかると思いましたが、同情の余地はありません。
言葉の軽い
総理には退陣いただく以外ありません。
以上が、
菅内閣を信任しない第二の
理由です。
菅内閣を信任しない第三の
理由は、七月十一日の
参議院選挙の実施最
優先の、
国民不在、
党利党略のみの
国会運営です。
菅新
政権は、
通常国会会期中に
民主党の都合で
政権が突然交代したにもかかわらず、現在、
予算委員会も一切開会しないで
国会を閉じようとしています。
これまで会期中に首相が交代したときは、必ず
予算委員会を
衆議院、
参議院、それぞれ三日ずつ開いて、新
内閣の
考え方を
国会で
国民に対し明らかにしてきました。
今回は、当初、
民主党側から
衆参各一日ずつの
予算委の開会を提案しておきながら、
野党側が慣例に従い
衆参三日ずつを逆提案したところ、
与党側は一方的に
予算委を開会しないとの通告を行ってきたものです。
あげくの果てに、
菅総理は、
衆議院における
代表質問の
答弁の冒頭、
野党が
予算委の開会の提案を断ったから
予算委を開かずに
国会を閉じるのだという
趣旨の信じられないうそをつきました。
野党側は、
衆参一日ずつの
予算委では足りないから三日ずつにしてほしいと対案を申し入れたのであって、これを受けて
与党側が、当初
衆参一日ずつの
予算委を提案しておきながら、
野党側が
衆参三日ずつという対案を出すなら
衆参ともゼロ日にする、すなわち
予算委を開会しないというのは、常軌を逸した不誠実な
対応です。
そこには、少しでも
国会審議を充実させて
国民への
説明責任を果たそう、
参院選前に
政府・
与党の
考え方を少しでも明らかにして
国民の審判を仰ごうという姿勢は全く見られません。
菅総理は、
代表質問への
答弁の中で、
衆議院を
解散しない
理由として、
参議院選挙で
国民の審判を問えば足るという
趣旨の
答弁を繰り返しています。
しかしながら、
予算委員会も開会せず、今や詐欺の代名詞となったマニフェストのどこを撤回するのかなどの重大な
政府・
与党の
政策の選択について、ほとんど、全くと言っていいほど
判断材料を与えられずに、
国民は一体どうやって審判を下せるのでしょうか。
国民に無理を強い、事実上の
白紙委任を求める、このような
政治姿勢は、
民主主義社会において決して許されることのない、言語道断なものであり、極めて遺憾なことです。
選挙目当ての
国会運営により、
強行採決までして一院を通過させながら成立しなかった
法案も枚挙にいとまがありません。いわゆる
国家公務員制度改革法案、
放送法等改正法案、
郵政民営化見直し法案、
地球温暖化対策基本法案、
国会法改正法案、
政治主導確立法案、
地域主権関連三
法案、
高速道路無料化法案、
インターネット利用選挙解禁法案などなどです。
鳩山前
総理が
政権を投げ出すことがなければ
政治空白は生じず、成立していただろう
法案の数々であります。
多くの
国民の期待を無視した、
選挙優先、
政策無視の暴挙と言わざるを得ません。
政策よりも
選挙、国益よりも
党利党略の無
責任は、
責任放棄の
国会運営を行う今の
政府・
与党を信任できるはずがありません。
以上が、
菅内閣を信任しない第三の
理由です。
菅内閣を信任しない第四の
理由は、脱
小沢の欺瞞にあります。
小沢前
幹事長が
辞任し、
菅総理は、
小沢幹事長はしばらく静かにと
発言をし、脱
小沢の立場を鮮明にしたとして一時的に
国民の支持を集めていますが、長続きしないでしょう。というのも、
小沢氏にかわって、その
側近中の
側近である
民主党の
輿石東参院議員会長が実権を譲り受けただけだからであります。
現在、
輿石会長を七月の
参院選で勝たせることを最
優先にして、
与党のすべての
国会運営が行われています。
鳩山前
政権当時、敗北必至と報道されていた
山梨選挙区の
民主党公認候補輿石会長は、
鳩山退陣で息を吹き返しました。現時点では、輿石有利とする
報道機関の予想が出ています。これが、
民主党が特に
菅政権誕生後に
政治と金の
疑惑などから逃げ回り、逃げ切るために
予算委も開かないまま
国会を
会期延長せずに閉じようとする事実上の最大の
理由であります。
落選を覚悟し、瀕死の状態にあった
輿石会長は、現在、降ってわいた有利な状況を少しでも変えないよう、変わる前に
参院選に突入できるようということしか
考えていません。菅新
政権誕生後の御
祝儀相場のうちに
参院選に突入したいという発想と、
政治と金の問題などを追及されると御
祝儀相場が一瞬で冷めてしまうので逃げ回るという
行動原理です。国益や
政策に一切思いをいたさず、
強行採決までした
法案を多数廃案にし、今や
党利党略以前の
自分の延命、私利私略に血道を上げているのが現在の
輿石会長であります。
恐るべきことに、現在、
菅総理は、この
輿石会長の言いなりなのです。
既に
言葉の軽さの例として挙げましたが、
菅総理は、就任直後、
国民新党との
連立合意で、今
国会中の
郵政法案の成立を
約束したにもかかわらず、
輿石会長の了解が得られないとあっさり数日後に撤回し、同
法案は廃案となりました。これを受けて、
国民新党代表の
亀井大臣は
辞任しました。今
国会で
郵政法案を成立させるためにはどうしても
国会の
会期延長が必要ですが、この選択肢は、
輿石会長の私利私略に反するということであっさりと葬り去られたということであります。
たとえ、
強行採決してまで
衆議院を通過させた
郵政法案であっても、同
法案を今
国会で成立させると菅新
総理が高らかに宣言したとしても、
輿石会長の一言でつぶれてしまうということであります。これでは、
鳩山前
総理を
小沢前
幹事長が操縦していたように、菅新
総理を
輿石会長が操縦しているだけのことであります。そして、
輿石会長は
小沢氏の
側近中の
側近であることに思いをいたせば、菅新
政権の一体どこが脱
小沢なのでしょうか。我々は、菅新
総理と
輿石会長がそろって身を引いていただくことが
国家国民のためになると確信をしております。
以上が、
菅内閣を信任しない第四の
理由であります。
菅内閣を信任しない第五の
理由は、
政治と金の問題についての不適切な
対応、
身内への甘さであります。
民主党は、
政権交代後一貫して、
政治と金について、
自民党よりも
身内に甘い
体質を露呈しています。菅新
政権後に、
荒井大臣、
蓮舫大臣、
川端大臣の
事務所費の
疑惑が大きくクローズアップされました。同様の問題は
自民党政権当時にもあったわけですが、
事務所費の
疑惑を指摘されながら、
領収書を公開しなかった
大臣は、いずれも
閣僚を
辞任するなど、その職にとどまることはできませんでした。指摘を受けて、実際に一円以上の
領収書をすべて公開した
自民党の
大臣もおります。
これらの
対応と比べて、
民主党の
身内に対する甘さは際立っております。
特に、
荒井聰大臣の
事務所費について、
民主党は、過去三年分の
領収書を公開したと強弁するとともに、党の
細野豪志幹事長代理が、架空、違法な
支出はないと断言しました。しかしながら、まことに驚くべきことに、この
領収書には漫画、衣服、下着、
マッサージ治療費など、
政治活動とは
関係のない多くの
支出が含まれていました。
細野幹事長代理が、
領収書を見てもらえば
支出実態があったことが確認できると
説明する一方で、
荒井聰大臣は、多忙をきわめる
女性秘書が息抜きのため自費で漫画を購入し、そのレシートが混入していたと
発言しており、公開した
領収書が実際の
支出と違うことを認めています。
そもそも、
身内の調査の
信憑性を
国民が認めるはずもありませんし、
会計書類の
提出や
説明を逃げながら、
民主党の
大臣の
ケースは
自民党の
大臣の
ケースと違うから問題ないなどと言い逃れようとすることこそが、
身内に大甘な
体質を如実に示しています。案の定、
民主党の
内部調査は全く信用できないものであることが白日のもとにさらされたわけです。大醜態であります。
大臣本人でもないのに、
大臣は就任したばかりで政務で多忙だからというとんでもない
理由で、根拠もなく
身内をかばい、
国民の目を欺こうとした
細野幹事長代理の
責任も、そのような
対応を許した
民主党の
責任も当然問われなければなりません。もし、
政治と金の
疑惑を指摘されながら、
政務多忙を
理由に
国民への
説明ができない
大臣がいたとすれば、直ちに
辞任すべきです。
国民をばかにするにもほどがあります。
そして、何よりも、
事務所費の
疑惑を指摘された
閣僚は、直ちに二つのこと、すなわち、
領収書の公開と、本人による誠意ある
説明を行わなければならないことを、現
閣僚一人一人が、そして
閣僚の
任命責任を負っている
菅総理は肝に銘じるべきです。
民主党が公開と強弁するところの、一部の
マスコミ関係者だけに対する、コピーも認められないわずか二時間の
領収書の閲覧では、
一般国民の疑いは一切晴れないばかりか、すべての
領収書の
合計額も算出しようがなく、
支出された
事務所費の金額と比べて、
領収書が大幅に足りないのではないか、それこそ何百万円分も欠けているのではないかという合理的な疑いがいまだに全く払拭されていません。
荒井大臣が、女性の下着を買っていたことを
国民にわびたから済むような単純な問題では全くないのです。
領収書を公開しなかった
自民党の
大臣は、いずれも職にとどまることができなかったと、繰り返しはっきり申し上げておきます。今のままでは、
政府・
与党の
政治と金の
対応は、
自民党政権当時よりもはるかに劣るということを明言しておきます。もし、
閣僚が
領収書の公開を拒むのであれば、
菅総理は直ちに罷免すべきであります。
荒井大臣の
後援会には、
国民の税金が原資である
政党交付金が、
民主党本部から
政党支部を通じて流入しています。
菅総理が、そして
民主党が
政治と金に関してクリーンな
政治を掲げるのであれば、
荒井大臣は、速やかに
会計帳簿、
領収書など一切の
会計資料を公開し、
事務所費の使途などの諸問題について誠意ある
説明を行うべきであり、それができないのであれば、直ちに辞職すべきです。
なお、
荒井大臣は、
代表質問に対する
答弁の中で、繰り返し、現在、監査法人や弁護士による
領収書などの精査中と
説明していますが、それにより、直ちに
会計資料を公開し、誠意ある
説明を行う
閣僚の責務を免れられるはずもありません。同様の
説明を行いつつ
疑惑の追及から逃げ回った
鳩山前
総理が、結局、何の資料も
提出せず、何の
説明もしないまま
国民への
説明責任を果たさずに逃げ切ろうとしている例は記憶に新しいところです。
荒井大臣は、この例に倣って
疑惑から逃げ切ろうとしている疑いが極めて濃厚と言わざるを得ません。
荒井大臣は、
国民に対する
政治と金の
疑惑に関する
説明責任を果たさず、また、
民主党は、
政治と金の真相究明に全く後ろ向きで、
野党が求める
予算委員会での
審議、
証人喚問等に一切応じようとしないまま
国会を閉じようとしています。
政治腐敗根絶と
政治倫理向上のため、このようなことは断じて許されません。
思えば、
民主党の
政治と金の問題に関する
身内への甘さは、そもそも鈴木宗男外務委員長就任当時から明らかでありました。
野党側が、賄賂に関する罪で一審、二審とも有罪の判決を受けて上告中の刑事被告人なので、
委員会を代表して円滑かつ公平な運営に携わる役職にふさわしくないと反発したにもかかわらず、
与党側は、推定無罪の原則を盾に譲りませんでした。仮に禁錮以上の有罪が最高裁で確定すれば失職することとなる同委員長の就任は、やはりガバナンス上、大きな問題があると言わざるを得ません。
民主党には、そして今の
政府・
与党には、法令的にも、道義的にも、
政治が越えてはならない一線を守るという意識が余りにも希薄であります。
自民党政権当時は、起訴されなくても、逮捕された時点で
議員を辞職するのが例であり、あえて言わせていただけば、その当時の
野党の
民主党もそのような
対応をしていました。起訴されて有罪判決が出てもなお
自民党の
議員の職にとどまっている例はないものと私は承知をしております。
自民党内の自浄作用が働いていた結果です。たとえ推定無罪の原則があっても、道義的に、法令的に
政治が越えてはならない一線を
自民党は自覚していたと思います。
政権交代後、このような慣例が真っ向から破られたことは極めて遺憾であります。
その後、
国民の約七割、八割の声を受けて、
野党が一貫して、
鳩山前
総理、
小沢前
幹事長、石川、小林両
代議士の
証人喚問や
参考人招致を求め、石川、小林両
代議士の
議員辞職勧告
決議案の採決を申し入れてきたにもかかわらず、
与党は、この
国民の七割から八割の声を完全に無視しました。松本議院運営委員長が、
議員辞職勧告
決議案は適時適切な時期に採決をすると確約したにもかかわらずの暴挙であります。
民主党は、
政治と金の問題を
国民の目の届かないところでこそこそと封じ込めてしまおうという意図がありありとしております。ここにも
民主党の
身内に甘い
体質が露呈しています。
脱
小沢と言いながら、
小沢前
幹事長とその
秘書であった石川
議員が特別扱いを受けているのも大きな問題です。小林
議員は、
鳩山前
総理の
辞任表明時に、名指しで
議員辞職を求められ、
鳩山前
総理も次の衆院選には出ないと明言されていますが、
小沢前
幹事長とその
秘書であった石川
議員は、辞職を求められていないと承知をしております。なぜ
小沢グループには復権の余地を残すのですか。ひょっとして、
党代表に選ばれた際の
小沢幹事長はしばらく静かにという
発言は、この特別扱いと符合しているのですか。
菅総理、まだ業績もないあなたを
国民が支持しているのは、脱
小沢の期待の一点であります。あなたは
国民のこの期待にこたえなければなりません。党の代表として、あなたが堂々と
小沢前
幹事長及び
小沢グループの石川
代議士にも
議員辞職を求め、かつ
証人喚問を受けるよう強く勧めてこそ、
国民は
菅総理の脱
小沢の決意を確信するはずであります。
にもかかわらず、あなたは、この点でも一定のけじめはついたと言って、
小沢前
幹事長の復権の余地を残すことに固執をされておられます。これでは、
国民は、あなたの
政治と金の問題を一掃するという決意も、
小沢前
幹事長と完全にたもとを分かつという決意も感じることができません。
繰り返しになりますが、
菅総理、あなたが
小沢前
幹事長の
証人喚問と
議員辞職を求めることこそが、脱
小沢の試金石であります。
国民の脱
小沢の期待にかんがみれば、このテストにたえない
菅総理、あなたを信任することは到底できません。
以上が、
菅内閣を信任しない第五の
理由であります。
菅内閣を信任しない第六の
理由は、
民主党の
政権担当能力の欠如であります。
これまで、国政上の
重要課題について、
自民党政権や
自公連立政権の到達点を無視して、
民主党の能力を過信し、無謀にもゼロからスタートして破綻することの繰り返しであります。
国政の
重要課題といえば、外交・
安全保障、経済財政、危機管理などが思い浮かびますが、そのいずれの分野でも、今の
政府・
与党が当初打つ
政策よりも
自民党政権当時の
政策の方が正しいことが次々に証明されています。
まず、外交・
安全保障分野の目下の最大懸案である普天間問題については、改めて申し上げるまでもないでしょう。
八カ月の迷走により、
沖縄県民、
徳之島島民、
社民党、日米
関係に多大な不義理を働きながら最終的に到達した地点は、
自民党案そのものでした。今の
政府・
与党としては何とかして
自民党案と違うと強弁したいでしょうが、ただただ見苦しいだけです。
次に、経済財政分野の目下の最大懸案は財源問題です。
政権交代までの間、
民主党は、無駄を省けば財源は何十兆円でもすぐに出てくるから消費税を上げる必要はないと主張しました。この主張は、
国民にとって大変魅力的に映り、
政権交代実現の大きな要因の一つになりました。
一方、
自民党は、
政権交代前から愚直に消費税率の引き上げの必要性を主張し続けて
選挙に大敗しましたが、今から思えば、
選挙にとって不利になるとわかっていながら、
自民党は勇気と真心で
国民に真実を語っていたのだなと理解してくださる
国民も多いはずです。結果は
自民党の正しさが証明されたからです。
言葉の軽い
菅総理は、所信表明演説において、超党派で消費税率引き上げを含む税制抜本改革の話し合いをすることを
野党に呼びかけました。さも
自分の提案であるかのように話す
菅総理の姿を目の当たりにして、私は怒りを通り越して半ば笑ってしまいました。与
野党で消費税率引き上げなどの話し合いを行うことは、既に二月の
党首討論で谷垣総裁から
鳩山前
総理に申し入れて断られたものであります。
鳩山前
総理が退陣し、その後を継いだ
菅総理が、来年の予算編成もおぼつかない状況の中で、やむにやまれず超党派の取り組みを
野党に呼びかけたい
気持ちはわからないではないですが、それであれば、公党間の仁義としても、
政治家個人の信義則としても、これまでの
政策の誤りを潔く認めた上で、既に
自民党が
提出している財政健全化
法案の内容の検討から着手するのが筋でしょう。幾ら何でも
言葉が軽過ぎます。
以上のとおり、外交・
安全保障と経済財政という国政の二大分野の、それぞれ目下最大の懸案である普天間問題と財政再建問題について、
民主党は、これまでの主張を捨てざるを得ず、
自民党案を丸のみせざるを得ない状況に追い込まれております。
さらに、国政のもう一つの分野においても同様の事態が起きております。それは、危機管理分野であり、口蹄疫への
対応の問題であります。
四月二十日に第一例目の疑似患畜が確認されてから、
自民党は、直ちに
対応を開始し、幾度にもわたり
政府・
与党に提言を行いました。
口蹄疫の恐ろしさを知り尽くしている
自民党は、十年前に発生した口蹄疫を七百四十頭の殺処分で封じ込めて世界的に絶賛されたそのノウハウを余すことなく
政府・
与党に伝えようと全力を挙げました。しかしながら、今の
政府・
与党の反応は、口蹄疫の恐ろしさも十分に認識しておらず、そして何よりも、
自民党の提言は聞きたくないという態度がありありでした。そうでなければ、
自民党の提言を直ちに実施したはずであります。
自民党の提言の具体的内容には、予防的全頭殺処分を行うこと、現地対策本部を設置すること、直ちに自衛隊の出動を求めること、一般車両の消毒も行うこと、被害に遭われた農家の補償や再生産開始のための財政支援を行うための十分な予算の確保などが含まれておりましたが、いずれも即日行われることはありませんでした。
特に重要な予防的全頭殺処分と現地対策本部の設置に至っては、実現したのは、
自民党が提言してから約一カ月後のことでした。そのころには、初期に口蹄疫を封じ込めることは手おくれ、不可能となっており、その後、
自民党政権の殺処分頭数である七百四十頭の数百倍の家畜の殺処分を余儀なくされました。まさに人災であります。
菅総理、あなたは、
自分が手塩にかけて育てた家畜が殺処分をされ埋却されるときに、
自分も一緒に埋めてくれと言う畜産農家の
気持ちがわかりますか。
さらに、その後、
自民党の案を丸のみして口蹄疫対策特措法を制定しましたが、いまだにその
法案が求める予算
措置はできていません。ここにおいても
政権の
責任は明らかであります。今の
政府・
与党に危機管理の能力は全くないということであります。現地対策本部長として
責任を果たせなかった山田当時の副
大臣が幾ら
大臣に昇格しても、全く危機管理に期待はできません。
民主党の皆様、
菅内閣の
閣僚の皆様は、事実から虚心坦懐に学んでいただきたいと思います。外交・
安全保障の目下の最大懸案である普天間問題、経済財政分野の目下の最大懸案である財政再建、危機管理の目下の最大懸案である口蹄疫対策についても、皆様が取り組みを進めると、最後はすべて
自民党案に収束するではありませんか。
皆様の重要な業績は、公務員の税金の無駄遣いを指摘する事業仕分け以外、本当に何もないのではありませんか。これこそ、今の
政府・
与党の
政権担当能力のなさを如実に示しているものはないと思います。
以上が、
菅内閣を信任しない第六の
理由であります。
菅内閣を信任しない第七の
理由は、法令的にも道義的にも
政治が越えてはならない一線を守るという意識が決定的に欠如していることであります。
習近平国家副主席が中国から来日した際に、天皇陛下の三十日ルールを破りました。
また、
政治と金の問題についての捜査に関して、検察批判をするグループが
民主党内に次々と立ち上がりました。
選挙目当ての外国人地方参
政権付与
法案についても、いまだに将来の不安は消えません。在日外国人の皆様に
子ども手当を差し上げて、地方参
政権も付与すれば
選挙に勝てるだろうという、
選挙目当てのとんでもない
政治行動であります。
菅内閣が、そして
民主党が、法令的にも、道義的にも、
政治が越えてはならない一線を守るという意識が決定的に欠如した
体質をしていることは明らかであります。
以上が、
菅内閣を信任しない第七の
理由です。
菅内閣を信任しない第八の
理由は、マニフェスト違反と政務三役が
説明しない事業仕分けの欺瞞です。
マニフェストは、もはやだれも信じていません。本来、マニフェストは、しっかりとした財源の裏づけのある
政策しか書いてはならないというのが本国イギリスでのルールであります。サッチャー当時の首相は、何度も、マニフェストの命は財源であると話されております。財源の裏づけのあるものしか記入できないマニフェストだからこそ、財政規律を守る大事な
政治ツールとして機能できるわけであります。そして、マニフェストに書いてある
政策しか言ってはならない
選挙に意味が生じるわけであります。
しかしながら、今や、本来財政規律を守るためのマニフェストが、財源の裏づけのないばらまき
政策を
選挙目当てで行うための免罪符と化し、財政規律にとっての最大の脅威となっています。
全く制度の当初の目的とは正反対の事態を招いているのは、
民主党の
責任であります。直ちにマニフェストを撤回して、
国民に謝罪の上、
政策上の選択肢を再度示してから、
衆議院を
解散して
国民に信を問うべきであります。
また、
政治主導が本当ならば、事業仕分けに政務三役に出てきていただきたいと思います。現在は、ごくたまに
大臣政務官が参加しているだけです。その数はどんどん減っていっております。
政治主導と言いながら、
国民への最も大切な
説明責任、税金を使う必要性の
説明について官僚任せなのは本当におかしいではないですか。
本当に
政治主導を実行するというのであれば、もはや聖域でも何でもなくなったマニフェストの目玉施策の実施に反対する
国民の代表も仕分け人に加えて、
民主党の誇るスター
閣僚が実施の必要性を説く真の
政治主導と呼べる事業仕分けを見せてほしいと思います。例えば、
国民の反対の多い
子ども手当の必要性について、ぜひとも長妻
大臣に
説明していただきたい。そのようなイメージの、
国民が本当に求める、
国民の期待する事業仕分けをどうかやっていただけないでしょうか。これこそ、
国民の期待するところだと思います。
菅総理は、このような事業仕分けの
政治主導とはかけ離れた実態を放置しつつ、かつ、
政治家と官僚は役割分担が大事だとおっしゃいますが、事業仕分けにおいては、都合により
自分たち政治家の役割を官僚に押しつけているだけのことではないですか。このような
政治主導のかけ声倒れの
内閣を信任することは到底できません。
以上が、
菅内閣を信任しない第八の
理由であります。
菅内閣を信任しない第九の
理由は、最小不幸社会という
考え方が、
国民の一部の利益しか代表しないものであり、かつ、今の日本株式会社は、取締役である
閣僚に労働組合の意向を受けて動く者が多過ぎるからであります。
最小不幸社会という
考え方は、非常に後ろ向きで、国のリーダーとして採用すべきものではない上、
野党時代からおつき合いしてきた
国民の一部を念頭に置いていることが明らかであります。そこには、大企業や公務員、さらには
自民党関係者など、今の
政府・
与党から幸せという烙印を押された
国民のグループとは没交渉で、これらの幸せと烙印を押されたグループは基本的に無視するという今の
政府・
与党の姿勢が浮かび上がってまいります。
最小不幸社会という発想には欠けるところがあります。そこには、不幸な人ももちろん幸せにするが、幸せな人ももっと幸せにするという最大多数の最大幸福、ただし最大多数に漏れた
国民へも最大の配慮をするという、
国民全体の利益の実現を目指す
政治にあるべき意識がうかがえません。このことは、今の
政府・
与党がいわゆるお友達ばかりを優遇してきたことからも明らかであります。
さらに、今の
内閣には労働組合の影響下にある
閣僚が多過ぎるため、日本株式会社の取締役である
閣僚が、取締役会に相当する閣議において、日本株式会社の成長や売り上げの増加を論じるよりも、手当の話ばかりするという事態に陥っております。取締役会に労働組合代表を多く参加させ過ぎれば当然起こるであろうことが起きているだけであります。
労働組合代表の
議員を多く抱え、労働組合から経済的支援を受けている
民主党が
政権与党である限り、この
体質を変えることは不可能と思えます。
以上が、
菅内閣を信任しない第九の
理由であります。
菅内閣を信任しない第十の
理由は、
菅総理に
国家国民を守る気概を期待できないということであります。
拉致問題の実行犯である辛光洙の助命嘆願書に署名した菅首相に、
国家国民を守る気概など一切期待できません。
菅総理、あなたは拉致
被害者とその家族の皆様の
気持ちを
考えたことがあるのですか。このことは一切多言を要しないと思います。
以上が、
菅内閣を信任しない第十の
理由であります。(
発言する者あり)