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赤松国務大臣 聞いておられる方が誤解をされるといけないので、正確なところを少しお伝えしたいと思っております。
五月十日の私がお邪魔するときの話ですけれ
ども、実は、事前に、自民党の筆頭
理事の宮腰先生から官房長を通じまして私のところに
お話がありました。
大臣が
宮崎に行かれるそうですが、野党ではありますが、自民党の議員も同席したいと言っております、同席させてもらえませんかという話でした。
皆さん自民党ですからよく御存じですが、前政権時代に、そういうことは
政府・与党一体だみたいなことで、野党をどちらかというと排除するような場合も多かったんですけれ
ども、私は、そうではなくて、この問題については、
地元のことでもあるので、
地元の
皆さんの議員の心理としては、ぜひそれは
一緒にそういうところに立ち会いたいという気持ちもわかりますから、いいですよ、どうぞ来てくださいと。
ただし、これは与党の議員にも言っているんですけれ
ども、あくまでも現地の人
たちの意見を聞きに行くんですから、議員同士の
議論をやろうという話じゃないんですから、これは
古川議員にも私は現地で言いましたけれ
ども、
議論をするんだったら、
委員会とか本
会議とかいろいろな場があるんだから、きょうは、限られた時間なので、ぜひ現地の人
たちの意見を聞く場にさせていただきたいと。道休議員初め与党議員もたくさんいましたよ。だけれ
ども、そういうことをあらかじめ言ってあるから、与党議員は約束を守ってだれも
発言しない。
ところが、突如、
古川さんが知事の
発言を遮って、立ってテレビの前でわあっと大演説をやりかけた。
江藤さんがきょうなぜ来られないのかに始まって、そういう話をされたので、僕は、申しわけないけれ
ども、ちょっと、一、二分だったら黙っていようと思ったんですけれ
ども、四分、五分と大演説されるものだから、
古川さん、ちょっと、きょうはそういう場じゃないでしょう、あなた、言いたいことが僕にあるんだったら、
委員会でもどこでも言える場があるじゃないですか、ところが、きょう来ているそこの人
たちは、きょう、僕にその場でしか言えないんだから、ちょっと、きょうはそういう場じゃないんだから遠慮してくださいよと。
これは、宮腰
理事にも私はそういう約束で、同席はしてもらって構わないけれ
ども発言は控えてくださいよ、これは野党だから言っているんじゃないんです、与党にもそう言っていますからということをちゃんと言ったんです。ちゃんと言ったんです、官房長を通じて。だから、そういう約束を破ってということはちょっとおかしい。
そのときに私は正確に言ったのは、きょうはそういう場じゃないから、
発言は遠慮してくださいと。そうじゃなくても、今与党の人
たちもいっぱいいて、参議院選挙を目の前にして、その前にぜひ自分だって
発言したいと思っていらっしゃる方だってほかにいるかもしれませんよと。野党だけじゃなくて与党もそうしたら
発言させろということになるじゃないですか、だから、そういうところはもっと良識を持って遠慮してくださいと言ったら、知事が、
古川さん、まあま
あと言ってあなたを抑えて、そして、知事としてのいろいろな要望をその後具体的に
発言されたというのが経過です。
その辺のところは……(
古川(禎)
委員「
委員長」と呼ぶ)まだ
答弁は残っています。ちゃんと正確に言わないと、何か自分がやったことだけがすばらしくて、私は、ルールをめちゃくちゃにして、何か自民党だから、自民党議員の
発言を遮ったような、そういう言い方をされるのは非常に心外ですから、それは訂正をむしろしていただきたいぐらいの気持ちでございます。
それから、五分の四の問題ですが、これは五月七日の閣議で、原口
総務大臣がわざわざ閣僚懇談会の中で
発言をして、文書も残っていますけれ
ども、これについては内閣全体としてしっかり取り組むべきだ、総務省についても万全の
体制で、特別交付税等を使ってそれをやりたいということをみずから
発言されているんです。
もちろん同じ仲間ですから、原口
大臣とも私はよく
お話をしています。ただ、この間、石田さんの
質問で、政務官とちょっとやりとりがありましたけれ
ども、彼が非常に慎重な言い方をしていまして、例えば旧来のやり方でいうと、五分の四は国が交付をする、
あとの五分の一については基本的には共済で賄うんです。ところが、共済に入っていない人もいるんです。だから、入っていないから、五分の一はあなただけなしよというわけにいかないので、それは県で手当てをしてください、その県が手当てをした分については特交でちゃんと裏打ちしますからということを申し上げてきた。
ただ、今、過去の例を見ると、鳥インフルエンザについては、こういう場合に〇・五とか、こういう場合に〇・八とか書いてあるものですから、
口蹄疫については書いていないんです、何も。書いていないんです。ですから、総務省、原口さんの方は、よりそれを完璧にやるためには、法改正ということをたまに彼は言いますけれ
ども、法改正をして、それでもってきちっとやらないといけないんじゃないかというふうですが、これはいろいろな見解がありまして、いやいや、そんなものは省令改正でいいんだと、あるいは、いや、省令改正だって要らないと。もともと、〇・五、〇・八なんというのは
口蹄疫については言われていないんだから、単なる予算
措置で一〇〇%それは補えるんだというのが私の認識ですけれ
ども。
どちらにしても、全部それをカバーしようということについては
総務大臣と農水
大臣は全く考え方が一致をしていますから、私
どもは、
農家、
生産者の
皆さん方に対してちゃんと
措置をしますと。東国原知事にも、安心してまず県は
対応しなさい、
あとは、そのことについては国が特交等でちゃんと裏打ちするから大丈夫だ、やりなさいということを申し上げてきたというのが経過でございます。