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赤澤委員 そこで、私は非常に不思議に思うんですよ。少なくともこの倫選特、我々は
国民が
選挙に少しでも関心を持ってもらって、投票率が上がることを一生懸命
議論する場だというふうに位置づけています。その点は恐らく御異論ないと思うんですよ。そういう
意味で、この
執行経費の問題も
選挙の
お金の問題です。少しでも投票率が上がるように我々は使いたい。そういう
意味で
議論をしたい。だから、この
法案も大事なものだと思っています。できるものなら長い時間
議論をしたい、一時間十五分で打ち切られて採決だなんていう暴論が出たことについて極めて異論がありますけれども。
それに加えて、ずっと前からこのネット
選挙の話については、御党からも働きかけがあったし、やるやると言っていたわけです。そして、いやが上にも、今
大臣がお答えになったように、
国民の期待は高まっているんですよ、夏の
参議院選挙からネット
選挙解禁だと。マスコミもそう書いていますよ。きょうの
報道も見られたでしょう。大筋合意ともう出ているんです。ところが、我々の主張に沿って全くこの現場がネット
選挙の
法案について対応もしてくれなきゃ、情報ももらえていないんですよ。
それはどういうことかといえば、
参議院の櫻井
議員が熱心にやるやると言って、恐らくネット
選挙についてもう大筋の合意があったと、時事だったかと思いますけれども、きょう
報道されているんですね。それは櫻井
議員が発信されたのかなと思います。一方で、この現場で
理事さん同士でお話をすると、いや、ネット
選挙なんというのは
参議院にかかわるだけじゃない、統一地方
選挙にもかかってくる、
参議院だけの問題じゃないから詰める部分がいっぱいある、まだまだこれはやれるかどうかわかりませんなんという発言が現場の
理事さんから出てくるわけですよ。
我々からすれば、投票率の向上だ、そういう
意味で、ネット
選挙だって
執行経費の
お金の使い方だって、
選挙の金とルールにかかわることだから一緒にやらせてくださいということをずっとお願いしているんですよ。
〔
委員長退席、萩原
委員長代理着席〕
もっと言えば、
大臣も御案内のとおり、実はネット
選挙法案は、これは送りメールに氏名だの住所だの書いていなければ罰則つきなんということもあるから、罰則つきで
法律をつくろうと思ったら、周知期間は一月かかるんですね。七月十一日の
選挙なので、公示日は六月二十四日ですよ。一月周知するんだったら、五月二十四日には公布されていないといけないんですよ。
今、それは間に合うタイミングで進んでいますかというあたりのことが本当に私は不思議なことで、あれだけ熱心にやるやる、ネット
選挙だと発信された
民主党から、五月の二十四日に公布していなきゃ、もしかしたら罰則なんというのは周知が間に合わないかもしれないものについて全然話が出てこない。しかも、周知期間がある分、そっちの方が先でしょう、
執行経費の問題より先にやらなきゃだめなぐらいでしょうということをずっと言い続けて心配している。ちょっと与党的心配かもしれないけれども、我々が与党ぼけしているのかもしれないけれども、それを言い続けているのに出ないまま今日に至っているわけですよ。
それ以外にももっと申し上げさせていただけば、
証人喚問の話はずっと前から我々は言ってきている。特に、先ほど
富田委員がおっしゃったとおりですよ。我々が、いやが上でも高まってくる疑惑は、今のまま小林
議員がやめられて、一度も
国民に
説明しないまま、ある
意味逃げ切っちゃう、そういうことじゃないのかと。どこの場だって構わないとは思いますけれども、この倫選特はふさわしい場だと思いますね。小林
議員の
証人喚問ということも言っているんです。そういうことをきちっとやってくださいというのを全く受けとめてもらえないんですよ。
ということがあるので、これは
原口さんの方は
政府ですから、
国会の運営について
理事さんが極めて不誠実な対応をしていることについて、なかなか
責任を負い切れない部分はあるでしょうけれども、私どもとしては、これについてはきちっと、ネット
選挙の
法案、今
大臣もまさにやるべきだと。
国民の期待ももうできている、
大臣がおっしゃっているやつですよ。
与党の
理事さんがこれをきちっと受けとめて、ネット
選挙法案についてやると言ってほしい。それはどういうスケジュールでやるんだ、この
執行経費の
法案と一緒にできないのか、そういう答えをきちっと
理事会で出してもらって、そこがまとまらなきゃ余りに不誠実ですよ。大事な
法案を一時間十五分で終えようなんということは、私には全く理解ができないんです。
ということで、今、
委員長もおられなくなって、筆頭の
理事もおられないんだけれども、ちょっとそれは
理事会できちっとやってくださいよ。まず、そこはきちっとまとめて答えを出してもらわないと、本当に
国民に向かってネット
選挙をやるとこれだけ言っていて、できなかったら本当に大
ごとですよ。ネット
選挙についての考えをとにかく示してください。与党の
理事に私はその
責任があると思うんです。しかも、
選挙のルールだから、これはやるなら衆議院なんですよ。ここなんですよ。