○竹内
委員 公明党の竹内譲でございます。
本日は、事前に質問通告をいたしておりますが、
総理のみにお尋ねをしたいというふうに思っております。
まず、公明党といたしましても、
政治倫理の問題につきまして冒頭申し上げておきたいというふうに存じます。
民主党の倫理規則によりますと、その第三条には、「常任幹事会は、党員が倫理規範に反する行為を行ったと思われる場合には、すみやかに調査を行って事実を確認し、必要な措置または処分を行わなければならない。」とあります。
民主党議員処分の主な前例は次のようなものでございまして、例えば、過去、古賀潤一郎氏、学歴詐称容疑で、離党届受理せず除籍。それから、西村真悟氏は、
弁護士法違反容疑で、離党届受理せず除籍、また辞職勧告決議案もされている。
山本譲司氏は、詐欺容疑で離党届、撤回し除籍。永田寿康氏は、にせメール事件で党員資格停止、
議員辞職。それから、小林憲司氏は覚せい剤使用で除籍。佐藤観樹氏は、
秘書給与詐取容疑で除籍、
議員辞職。このように厳しい処分がされておられるわけであります。
これらに比べても、現在の与党
民主党は自浄能力を発揮していないのではないか、
国民への
説明責任も果たしていないと言わざるを得ないと思うわけでございます。
現場を回っていて、
国民の多くの声は、
総理は御
自身の疑惑については本当のことを言っておられない、石川知裕衆議院
議員については
政治倫理審査会に出て弁明すべきである、また、
民主党は、石川
議員の辞職勧告決議案にも賛成し、証人喚問にも応ずるべきである、どうも小沢幹事長
関係の問題には
民主党は甘い、それから、小沢幹事長は国会で
説明責任を果たすべきだというものであります。
また、世論調査でも約七割の人が小沢幹事長は
辞任すべきだとしていますし、前原国土交通
大臣も
辞任を期待する
発言をされているわけでございます。
加えて、小林千代美衆議院
議員の陣営に違法な
政治資金が渡ったとされる事件では、北海道教職員組合幹部ら四人が逮捕されるという事態に至っています。
総理は、
予算が衆議院を通過すればこれら一連の
政治と金の問題に幕引きをして、ほおかむりをして、参議院
選挙を勝とうと考えておられるのでしょうか。
政治と金の問題にそれぞれきちんとけじめをつけるべきであると思いますが、
総理はいかがですか。