○村田
委員 無届けでやってきた、まあこの件は治癒されたんでしょう、しかし北海道にも、例えば室蘭、
民主党の室蘭支部というのもあります。これは
民主党室蘭支部という名前で地元紙に広告も出しているんですね。
それから、昨年の八月に行われた
選挙のときに、収支報告をしますよね。そのときに、ガソリン屋の鳩山事務所に対する請求書が、
民主党室蘭支部、こういうのが張ってあって、
選挙は
個人でやるんだから、そういう領収書が張ってあるというのはおかしいのでございますが、
民主党の室蘭支部様というガソリンスタンドの請求書、領収書が張ってある。実態として、広告を出したり請求書が来たりしている。
あるいは、室蘭に鳩山会館というのが立派なものがありますよ。それで、その中にも
民主党室蘭支部という看板があって、それを見た人があるんですが、それにもかかわらず、ここはまだ届け出がされていない。これはやはり問題だと思うんです。
公選法の
関係でも今言った間違いがあるし、それから、調べたところによりますと、
選挙が終わったときに公費で出るものは、例えば看板をつくった業者あるいはビラをつくった業者が、事務所じゃないですよ、鳩山事務所が請求するんじゃなくて、そういうものを請け負った業者が直接選管に公費の請求をすることになっていますよね。ところが、その看板の業者の請求額というのは、公職
選挙法で定められた請求額、看板に係る請求額、一円も狂わないほどぴたり一緒なんですよ。
それで、一体どうしてこういうことが起こるんだろうと私どもは看板屋に
調査に行ったんです。社長さんが応じてくれました。私も実は昔は自民党支持でねと言いながら応じてくれました。どうしてこの数字がわかったんだ、鳩山事務所が教えてくれたんだろうと言ったら、そのとおりでございます、こう言っていましたね。だけれども、それで済んだんですか、その金額でぴったり終わったんですかと言ったら、いや、足が出ましてねと。それはどうしたんですかと言ったら、鳩山事務所に請求をさせてもらいましたと。これは公職
選挙法違反ですね。
というように、
鳩山総理というのは、公職
選挙法もこれは守らない、政治資金規正法も守らない、それから相続税法も所得税法も守らない。根っこから
鳩山総理というのは遵法精神がないんですね。だから、
野田先生が
内閣の最高
責任者はだれだと聞いて、
鳩山総理ですと
菅大臣は答えておられましたけれども、しかし、私は、こういう、政治家でありながら公職
選挙法は無視する、政治資金規正法は無視する、税法も無視するような人がこの日本国の最高権力者として座っているというのは大変おかしなことだ、こういうふうに思います。
私は、残された問題、まだ未解決の問題がさっき三つあるというふうに申しました。私は直税部長としての経験からしまして、ずっと
予算委員会から先ほどの
答弁を聞いていまして、
菅大臣は、自民党が与党のときからの例に倣って、個別案件にはお答えしませんと。関与しませんという表現だったと思いますが、そういう御
答弁だと思います。私は、それもいたし方ないというふうに思いますが、実際に税を賦課する現場にいた人間として、トップの姿勢がどっちを向いているかということは、とても大変重要な要素を占めるんです。
岡本次長おりますけれども、私は政治家に対する
調査もきちんとやったつもりです。私の記憶では、前任者に比べて何倍と具体的な数字は言いませんが、相当な増差所得を私は取り上げたといいますか、いただかせてもらった、そういう経験があります。厳正、公正な課税をする、
調査をするというのは、これは税の職場を守る上にとって必須条件であります。
だから、
菅大臣が個別具体的な案件については関与しないといいながら、
大臣、現場はその一言片句の中で、
大臣はどういう向きでいるのかな、一国の
総理のこうした問題について一体どういう態度でいるのかということは、本当に注意力を凝らして見ていると思うんですね。だから、その
意味で、
菅大臣が今のような
答弁を重ねながらも、厳正、公正な課税をするんだということをみなさなければ、現場は動かないと私は思います。どうですか。