○後藤(祐)
委員 皆さん、この数字が、もしかしたらまかるかもしれないんです。特別交付税、もう一個あるようなものじゃないですか。
本当に、電波帯域をあけることがそんなに
意味のあることなんでしょうか。電波帯域をあけてほかのことに使うことが決まっていて、もしそうだとしたら、その方から電波料を取ってください。オークション制にするしないという話も御
検討中かもしれませんが、そこから電波使用料を取っていただいて、その分を市町村に下さい。そのぐらいの大胆な決定をしていただかないと、市町村にとってはちっともいいことないんです。
消防にとってはちっともいいことないんです。
地方財政と
消防、両方を
総務省が所管しているというのは、本件を進める上で大変いい
体制だと私は思っておりますので、今それについて御
答弁をしていただく必要はないんですけれども、
消防の方については二十八年五月、まだ期限がありますから、少し、一回ゼロベースでフラットに考え直していただくようお願いを申し上げて、この
質問はこれで終わりにしたいと
思います。
時間があと四、五分ありますから、最後に
中井大臣に、横ぐし
機能としての
内閣府、この
期待を込めて
質問をしたいと
思います。
衆議院の
調査室がまとめた、こういった、
災害復旧のいろいろなメニューがありますよという冊子があるんですね。これを私、
一つ一つ拝見させていただきました。
この中に、細かい話を聞くことはしませんが、
一つ、ちょっとどうかなという話がありまして、先ほどからいろいろ
質問のあっている公共土木ですとか、学校ですとか、農地ですとか、
一つ一つは各省の補助メニューなんですね。そういったところから漏れてしまう少額のものについては、債券を起こして、その債券の分の借金返済を交付税
措置しますという制度があります。これについて聞こうと思ったんですね。
総務省の方にまず聞きました。
総務省からすると、いや、我々は査定する側であって要求する側でないから知りませんと。ストレートにそういう言い方ではありませんが、要すればそういうことです。
内閣府の方に聞きました。これは各省が要求している話で、我々の話ではありませんと。要するに、間におっこっちゃうんですね。
災害、
防災の話というのは、各省にとってはどうしても、ふだんから一生懸命考えている話ではないんです、正直に言って。私も、経済産業省の流通産業課というところに昔おったことがありまして、新潟の
地震が起きたときに、おにぎりをコンビニにつくってもらって、こっちに持っていく、ヘリを飛ばすからあそこに持っていってくれとか、そういうのをやったことがあります。いざ起こればみんな一生懸命やってくれるんですが、いざというときの備えを常に考えるのはやはり
内閣府だと思うんです。
例えば、先ほど申し上げた小
災害債に伴う元利償還金の話というのは、補助ではなくて、基準財政需要額に算入される交付税
措置です。私の
選挙区は、市町村全部、不交付団体であります。こういったいろいろな
措置が交付税
措置になっているものが結構多いんですね、このメニューについてはここだけなんですけれども。交付税
措置でやっているからいいですというのは、不交付団体に対して余りに失礼ではないかと。特に、今、法人税収が大変落ち込んでいて、不交付団体も実は財政がすごく厳しいんです。(発言する者あり)いや、なかなかそれがならないんです、計算上。
申し上げたいのは、実際にいろいろな
災害が起きた市町村に、ぜひ
大臣、御注目いただきたいんです。去年は佐用町でああいった話もありました。では、佐用町の財政が大体このぐらいの財政
規模です、あの水のお話でこれだけ支出が余計に発生しました、それに対して、国からのこういったメニューでこれだけのお金が来ましたといったことを
内閣府でどのぐらい把握されていますかと言うと、いや、わかりません、こんな
感じなんですね。いや、地方財政は
総務省ですからと。これだと、なかなかこういうメニューが充実していかないんですね。
ぜひ、過去に起きた激甚
災害のところでも結構ですので、市町村ベースでどれほどの財政への影響があって、それに対してこういう制度が、確かにこれは効いているな、農水省のものはうまくいっているなとかいう検証をしていただきたいんですね。こういった、後で救うためのメニューというものがうまくいっている、いや、足りないということを、個別の事例に即して、これは
内閣府でないとできないと
思います。ぜひ
大臣の督励で、
内閣府に各市町村、全部じゃなくていいんです、幾つかでいいんです、調べていただいて、やはりこのメニューは足りないなということになったら、各省庁を督励していただいて、いや、この補助率は足りないんじゃないかということを、ぜひ
内閣府主導で
災害対策をもう少し手厚くしていただけるようにお願いしたいと
思いますが、横ぐし
機能としての
内閣府をぜひ生かしていただくために、
中井大臣の決意を聞いて、最後の
質問としたいと
思います。