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小野寺分科員 これだけ大きな問題になっていて、それはさまざまな御事情があるんですが、
大臣は御地元に戻り、御自分の地元の仕事をされていた。そして、この口蹄疫の仕事というのは、平野官房長官が
宮崎に訪れ、されている。何か私は、この問題に対して官邸として
赤松大臣を外しているのではないか、そういうちょっと印象を持って、とても残念に思っています。
というのは、実は
大臣もごらんになったかと思いますが、今インターネット上では、
大臣と我が党の江藤拓議員のやりとり、これはことしの五月十一日、ついこの間ですが、農水
委員会のこの国会の模様が実はアップされまして、それが今二十万件を超える大変なヒット数になっています。
私もきのう地元を回りましたら、地元の農家から、あれを見たかと。地元の運動会に出ている農家の方から、あの状況を見たか、私たちは涙をもってあれを見たと。特に一番皆さんの心を打ったのは、今回不幸にして口蹄疫にかかった牛に関して、最後に一番上等なえさを食べさせ、そして頭をなでてあげ、乳房をふいてあげ、そしてその目の前で殺処分を行う、こういうことを今農家の皆さんはされている。その思いを国にわかってほしい。
そう思っていながら、これは江藤議員の質問をかりると、
大臣は四月三十日から五月八日まで実は日本を離れて、メキシコ、キューバ、コロンビアに行っていられた。これは、EPAほかFTA、さまざまな話だと思うんですが、私は、実は外務副
大臣のときにこの中南米地域を担当しまして、もちろんこのEPA、FTAの問題は役人側から
説明を受けております。こんなに急に行く必要がない。特に、メキシコについては既に発効している。なぜこの厳しい時期に行ったのか。これは江藤議員の聞き方も、なるほどなと私はそう思っております。
こういう一連の今ネット上も含めて盛んに実は
赤松大臣が、それはいろいろな御答弁のことはあるんでしょうが、批判にさらされている。ですから、今、
赤松大臣を表に出したくない、そのような官邸の意向があって今回このような、どうも平野官房長官に肩がわりをさせているのではないか、そのような印象を持つんですが、もう一度
大臣にお伺いします。
この口蹄疫については、やはり農林
大臣が基本的に最前線でやっていただきたい。そして、現地に行かれていることも知っていますので、こういう平野官房長官みたいな、私はなぜ怒っているかというと、普天間の問題も同じなんです。普天間の問題も、これは外務
大臣と北澤
大臣がやるべき仕事なんです。ところが、なぜか今平野官房長官が出てきて話がぐじゅぐじゅにされてしまっている。この口蹄疫の問題も、また平野さんが出しゃばってきたらこれは大変なことになる、私はそう思っていますので、ぜひ
大臣に、私の所管だ、そして私の責任でしっかりこれは対応するということを述べていただきたいと思います。