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新藤委員 ここでやっていると時間がもったいなくなっちゃうんですけれ
ども、これは、マッカーサー・ラインを引いたときに、
日本が占領されているときにマッカーサーが
日本の行政区域というのはここですよと示した、その中には竹島が入っていなかったんです。もちろん、韓国が支配したわけではありません。
日本の占領軍が支配した、マッカーサーが占領した地域に竹島は入っていなかったんですよ。だけれ
ども、それを今度独立するときに、サンフランシスコ講和
条約で
日本の区域というのを画定したときに、これを
日本の要請に基づいて
アメリカや連合国が調べて、竹島はかつて
日本の島である、ほかの国が持ったことはないという
前提で、そういう解釈で、サンフランシスコ講和
条約における
日本の国の中に入ったわけですよ。この講和
条約が発効しちゃったら、これは
日本の国になっちゃうから、だからそれが発効する前に李承晩ラインというのを引いて、それ以来、軍事占領、
不法占拠している。
それで、韓国側が言っているのは、マッカーサー・ラインの外だったじゃないか、だから
日本がもう一回それを押し出してきたんだと彼らは言っているんです。でも、マッカーサー・ラインのときは、小笠原も入っていないし、
沖縄も入っていないんですよ。だから、あれはあくまで占領軍が自分たちの都合で決めたものであって、
日本の国域としては、これは全く国際法上も正しい、歴史上も正しい、こういう問題なんですよ。
ここのところは、多分、
大臣は、
答えないということは認識されていないのかもしれない。ここの部分は韓国側と話をするときにきちっと言ってもらわなきゃ困るから、私がここでレクしたって仕方ないんだけれ
ども、多分、そういうことを
考えないでやっているんだよ。相手を刺激してはいけないとか、そんなことじゃないんですよ、
外交というのは。私も専門家ではありませんが、それが概略ですから、ぜひここは
理解して、だから、韓国に事実をきちっとわからせなきゃいけないということだと思っておりますので、しっかり受けとめてもらいたいと思います。
そこで、一番のメーンのことになりますよ。竹島のヘリポート改修工事、(パネルを示す)これはちょっと大きくなっちゃって、こんな大きくなるとは思わなかったんですけれ
ども、でも、よく見えるでしょう。このヘリポートを改修する。
三十年前につくって、今は大分弱っちゃっているらしい。でも、今まで手がつけられなかったことを急にここで韓国がやろうと、予算を組み、発注し、そして九月には工事が完了する。今、工事が始まっているかどうかは確認のすべがありません。
外務省はわかっているはず。多分、実際の工事はまだ始まっていない。
工事をやったら、三十年ぶりに強化して、今度は二十四時間、今よりも倍の
ヘリコプターが夜間も含めて離着陸可能になる。竹島の主権、韓国による
不法占拠、韓国の主権が強化される。こういう工事ですよ。
そして、これが九月に終わると、これを拠点にしてなのかもしれません、この沖合の一キロの浅瀬のところに、今度、海洋科学
基地が、(パネルを示す)これはほかの場所につくられた、東シナ海につくられたものです。これは二つ目で、今度、竹島のところにつくろうとしている。これは地上でいうと十五階建てぐらいの大きな構築物ですよ。これよりもっと大きくなるかもしらぬ。こういうものを竹島の一キロ沖合に建設して、そこで、海流やいろいろな海洋
調査の拠点となる、気象
情報の拠点となる、もちろん軍事的な拠点としても使える、そういうようなものを、今、韓国が九月から着工しようと予算化した。これも、今までこんなことは、
日本との間では持ち出すこともできなかった、我々のときにわかっていればやめさせたから。
こういう大きな問題が起きているにもかかわらず、このことに対して、この問題があるということを
国民に
発表していない。そして、韓国に抗議したのかどうなのかも、私が
意見書で聞いても、
外交上の個別の
案件については
お答えできかねると、一切何も明かさない。
これはどうするんですか。抗議してやめさせるべきだと思いますけれ
ども、
大臣、この問題をどう取り扱いますか。