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小池晃君
大学の内部の
皆さんの声としては、やっぱり
厚生労働省の意向をちらつかせたこういう
天下りのシステムについて非常に強い
批判があるんですね。だから、今回、
OBがいるというだけで
補助金減らされるということで、実際こういう人たちにこそ厳しい対処が必要なんではないかという声が
大学の中からも出ているわけです。
大臣、やっぱりこういう異常な関係、徹底的に改める、この問題については破棄するとおっしゃったけど、ただ単にやっぱり破棄するではなくて、徹底的にこういう
やみの
部分について、
厚生労働省の中にある問題について徹底的に洗い出してうみを出していただきたい。
私がこの問題を取り上げ始めて
調査し始めた直後に、社会・援護局の福祉基盤課長がこの
大学の教授会に乗り込んで、チェック機関をつくれと、研究、教育の成果出さないと委託を切れと言われるからもっとちゃんとやれと、もう慌てて動き始めているということも聞いているんですよ。
大学の実際いる
皆さんは、もちろん
天下りじゃない人ですけれ
ども、何だかその内部告発なんかしたら出ていけという、消えるぞと言われたような気がするというふうにおっしゃっていて、六十年間福祉の問題で一生懸命やってきたこの
大学が、こういう
厚生労働省のいろんな思惑の中で危機にさらされていいのかという声も上がっているわけですね。こういう
天下りに本当に苦しめられてきた現場の
実態によく耳を傾けてやっぱり徹底的にこういう問題について
調査をする。私、そういったことをやらないでただ単に
補助金をカットするというだけやったらば、こういう問題が
やみに埋もれたままになりかねないし、被害を受けなくてもいい人のところに被害が行ってしまうと。
今日はちょっと時間の関係で
質問できませんけれ
ども、例えば産業医大の
補助金が二割カットされる。産業医大というのは、
大学の医学部の入学定員を増やしたんですね。そういうことであればやっぱり増えてしかるべきだと思うんですが、そこまで削られているといういろんな問題があって、これはもう答えないでいいですけれ
ども、
指摘だけにしますが、でも私はやっぱり、もちろん厳しく対処していくことは必要だけれ
ども、まずいろんなことの前提としてやっぱり徹底的な
調査、解明を
厚生労働省が今やることが求められているんではないかというふうに思いますので、この問題について歴史的な経過も含めてきちんと
検証していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。