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加賀谷健君
加賀谷でございます。
本日は本当に
参考人お疲れさまでございます。
政権交代後の初の
人事院総裁人事に関する
人事官の
任命同意ということもありまして、報道を始め世間からも様々な点で注目を集めております。限られた時間ですが、
政権が大きく替わったということを踏まえ、素直にお
考えをお聞かせいただきたいと
思います。
江利川参考人は、今もお話がありましたように二度にわたり
事務次官を務めるなど大変実力を発揮されてこられました。今回図らずも
政権交代による
民主党政権で
人事院総裁の重責を担うことになるわけでありますけれども、
江利川参考人のことを調べさせていただきましたら、お好きな言葉の中に縁尋機妙という、
意味は、仏教用語で縁が縁を呼んで幸福を招くという
意味だそうでございますが、どうか
民主党政権においても、せっかくの御縁ですので、その才能、実力を遺憾なく発揮されるよう御期待を申し上げたいと
思います。
そういうことを申し上げながら、二点御質問をさせていただきたいと
思います。
先ほど、
江利川さん、働く人の
立場というのが
人事院に与えられた大きな
仕事だと、こういうことが言われておりますけれども、
国家公務員制度改革基本法では、雇用と年金の接続の重要性に留意して、定年まで勤務できる
環境を整備すること、また定年を段階的に六十五歳まで引き上げることについて
検討を定めております。
人事院は、本年八月十一日に行った
人事院勧告の際に、
職員の
給与等に関する報告で定年延長について具体的な提言を行っています。また、
江利川参考人は、今年二月の
厚生労働事務次官としての記者会見でこの問題に積極的とも受け取れる発言をされておりますが、
公務員の定年延長や定年まで働ける
環境づくりについてどのように取り組むのか、お
考えをお聞かせいただきたいと
思います。