○浜田昌良君 しっかりとエールを送っていただかないと、
国民ははっきり言って不安を感じています。そういう
意味では、この憲法九条の改正の問題については営々たる積み重ねをしっかり踏まえていただいて、こういう
新聞記事で「
憲法解釈も「
政治主導」」、「法制局
答弁と一線」というような
記事が載ること自体が
国民にあらぬ不安を呼び起こすのだと思っておりますので、その点を再度お願いしておきたいと思っています。
次に、重要な問題、
核廃絶の問題に移りたいと思っております。
これについては、私は先ほど政権交代で変えてはいけないものと変えるべきものがあると言いましたが、これこそ変えるべきものと私は思っているんですよ。
核廃絶についてはなかなか前政権では、私はこの場で相当強くやったんですけれども、
思い切ったことは起こらなかった。これは期待が高まっているんですよ、
岡田外務大臣に。
資料に配っておきましたが、この三枚目を見ていただくと、これも
質問主意書なんですけれども、
岡田外務大臣は、雑誌「世界」で、今年の七月号ですが、「核保有国、とりわけアメリカが先制不使用を宣言すること、そして核を持たない国に対しての核使用は違法であるという
合意の形成を
日本として主張していくべきだ」と、こう書かれています。しかし、
鳩山総理は、国連での安保理での
首脳会合でも、また所信表明でも一切こういう先制不使用論、またいわゆる消極的安全保障論は言われていないんですよ。
それで、私は主意書で、鳩山
内閣としてはこの先制不使用の問題、消極的安全保障についてはどう取り組むんだと聞いた答えが下にあります。何と「核兵器の先制不使用宣言は、すべての核兵器国が
検証可能な形で同時に行わなければ有意義ではなく、これを達成するには、まだ時間を要するものと考えている。」と、こういう
答弁なんですね。
これで、
岡田外務大臣がこれだけ威勢よく言われた内容は相当これトーンダウンしちゃったなと。何でこれだけ威勢がよかったのに、この主意書の
答弁はこんなにトーンダウンしてしまったんでしょうか。
外務大臣から
答弁いただきます。