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国務大臣(
北澤俊美君) 先ほどの
お話は、
防衛医科大
学校の方は一定の区切りがありますけれ
ども、防大の方はそれはないわけで、先ほど申し上げましたように、受け止めさせていただきたいというふうに
思います。
今一番心を砕いているというのは、つい先ほどまでは
大石委員からの質問が一番私の心の中で心配でありましたが、今は何とか
答弁をさせていただきまして、今一番心の中で、素直に言えば、それは素直に言えば
沖縄の
米軍再編であります。
これは、
沖縄の皆さんの過重な負担をこの
機会にどう解決するか。政権が交代したから前政権のやったことが悪いとか何とかという考え方で私は考えていることは毛頭ないんでありまして、橋本
総理とモンデールさんが合意をしたあのときは、私は、世の中が変わるんではないか、変わったのかなというぐらいな
思いでありました。
沖縄の基地の危険性、それから騒音の除去、そういうものに
思いを致して、
沖縄の負担を軽減するんだというあの
思いは大変なことで、その後十三年は掛かったわけでありますけれ
ども、先ほどの衆議院の
委員会で
議論をいたしましたが、前政権の自民党の皆さん方は、すぐそこまで、解決するところまで来て残念ながら我々は政権を離れた、だからこのままでやれと、こういう
お話をされまして、一方で、そういう合意があるにもかかわらず、
沖縄の皆さん方は新しいものを選ぶために新しい政権を選んだと、こういうことでありますから、この問題をどう着地させるか、しかも、それは極めて短い時間の間でしなければならぬということで、隣の
外務大臣も大変心を砕きながら、これは、ばらばらとかよく言われますけど、官房
長官と
外務大臣と私は頻繁に会って話合いをしております。それぞれの
思いで、こういう方法があるのか、あるいはこういう方法があるのかということを持ち寄りながら心を砕いておりまして、あと、申し上げれば切りがないんですが、
防衛予算がここ七年ぐらい徐々に減額をしている中で、
日本の国の
防衛のために来年度に向けてどういう予算をしっかり獲得していくかというのも大きな悩みであります。
それにも増して、日々全国で任務に就いておる
自衛官の諸君が、自らの任務に精励をしながらも心ならずも事故に遭遇したり、そういう事態を、昼間はいいんですが、夜も頻繁に私のところへ連絡が入ります。そのたびに私も心を痛めておるわけでありますが、事案を
一つ一つ見てみると、彼らも任務に精励をしながら心ならずもそういう事案に遭遇するということがかなり多いわけでありまして、そういうことにも
責任者として心を痛めているということをまた御認識いただければ有り難いと
思います。
ありがとうございました。