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大村委員 ぜひその
取り組みを進めていただきたいと思います。また引き続き
フォローしていきたいと思います。
最後に、
肝炎対策基本法についてお聞きをしたいというふうに思っております。
この件につきましては、私もこれまでずっと取り組ませていただきました。
肝炎対策については、私
ども自民党にプロジェクトチームをつくったのは平成十八年の六月でございまして、もう三年半近くになります。それは、私が座長でスタートさせていただきました。その後、一年後に自民、公明の与党PTというのをつくらせていただきました。そして精力的に議論を重ねて取り組ませていただきました。そして、
肝炎対策基本法の
最初の
法案を提出したのがちょうど二年前の十一月でございました。それからまるっと二年が
経過をいたしました。
この間、これは与党、野党ということではなくて、多くの
同僚議員の御
支援、御協力もいただいて、これもちょうど二年前の十二月二十三日に、当時の福田総理の決断で、薬害肝炎訴訟問題の一律救済、全員一律救済という決断を福田総理がして、それを受けて、年末年始、救済
法案を一生懸命つくって、そしてちょうど二年前、昨年の一月にこの救済
法案が成立したということを、ついこの間のように思い出すわけでございます。
その後、この救済
法案だけではなくて、薬害肝炎問題だけではなくて、あわせて全体的な
肝炎対策を総合的にやろうということで、この
肝炎対策基本法をとにかく何とか与野党一致してできないかということでずっと協議を重ねて、いいところまで来たかなと思ったら、どうもこの
厚生労働委員会以外の事情でちょっと泣き別れになるような、そういったことが何回かございました。
そういった
経過を経て、ようやく今回、きょうこの
肝炎対策基本法が、
関係者の
皆さんの御
努力をいただいて折り合いがついて、ようやくこの後、全会一致の
委員長提案ということで、成立に向けて大きな一歩が踏み出されるということになったわけでございます。きょう午後の本
会議の緊急上程も、先ほど
理事会で
確認をさせていただきました。
そういう
意味で、きょうは、この
肝炎対策についてはまさに画期的な、歴史的な一日になるのではないか、こういうふうに思っております。
関係者の
皆さんの御
努力、御尽力に心から敬意を表したいというふうに思っております。
そこで、今回も、この
肝炎対策基本法の成立に当たって、基本法というのはあくまでも骨組みですから、やはりそこに肉づけをしていく必要がある、それをこの国会の意思として示す必要があるということで、
委員会決議というのを、いわゆる
附帯決議に並ぶものですが、用意させていただきました。八項目提案をさせていただい
たんですが、大枠は大体合意ができたかと思いますが、そのうちの三点ほど、ちょっとお聞きできればと思います。
まず、
決議事項の二番目の、治療に対する助成でございます。それも、今やっているインターフェロン治療をさらに進めていくということはもちろんでありますが、B型肝炎治療の抗ウイルス療法等に対する助成について、これはやるんだ、早期実現をするというふうに私、原案をつくってお示しをさせていただい
たんですが、残念ながら、実現をするが「図る」ということで少し
トーンダウンいたしました。これは大変残念でございます。
民主党の
マニフェストにも、これは「取り組む」、やるんだというふうに言っているんですが、我々が実現をするというふうに言ったら、「図る」というふうに
トーンダウンで
回答を持ってきたというのはちょっと残念だなというふうに思います。
そこで、お聞きしたいのは、このB型肝炎の治療費助成に対する
取り組みについて、これは今後どう取り組んでいくのか。これはやはり、きょう全会一致の
決議として盛り込むわけでありますから、
政府としては、これは直ちに具体化をしてもらいたいというふうに思いますが、この点についてはいかがでございましょうか。
長妻大臣、御
答弁をお願いします。