○赤松(正)
委員 公明党の赤松正雄でございます。
きょうの
委員会は、
冒頭で
鈴木委員長の方からの御発言がありましたように、残念な経緯で
採決が行われてしまい、こういう形で、先般参加できなかった三
条約についての
質疑をこうやって補充的にさせていただいている、こういうことでございます。
先ほどの
委員長のごあいさつを聞きながら、私は、先般、
岡田大臣にも
冒頭で政権交代の意義ということを申し上げさせていただきましたけれども、正直、今回の国会の運営のありようというのは多くの国民を失望させたのではないか。新しい政権に交代をして、これは過去の私どもも参画をした政権がやったことと同じことと申し上げるつもりはありません。厳密に言うと、よりもっとひどいことをなさったと思っておるんですけれども、形態的には、国民から見ると、やはり同じようなことをやっているなという印象を与えたということは、
民主党政権にとって、社民、国民新党を加えた政権にとって大変に不幸なことだったのではないかなという感じはいたします。
先ほどの
委員長のごあいさつを、聞き耳を立てて、正確に聞こうと思って聞きました。言葉じりをとらえるわけではありませんが、忌憚のない
意見を承り、真摯に受けとめ、今後とも、こうおっしゃっている。今後は、こう言ってほしかったなという気もするんですけれども。
やはり第一弾としての全体
状況の国会の運営の仕方が、もちろん先ほど
委員長の御発言に
国会情勢の変化というものを生み出したということがあるわけですけれども、そういう大
状況の中でも、個別の意思というものを非常に強く持っておられると私は見ている
鈴木委員長におかれましては、大
状況がどうあろうとも踏ん張る
委員長であってほしいな、そういう場面では
筆頭理事だけではなくて私の
意見も聞いてほしいな、こういうふうな思いがいたしますということを
冒頭に述べさせていただきます。
ところで、私の方からは、
大臣にもずっと座っていただいて恐縮なんですけれども、万国郵便連合にまつわる議定書の問題、それから
南東大西洋漁業条約に関する質問を中心に、もし時間があれば、先ほど来自由
民主党の仲間の
皆さんが質問された中でちょっと
大臣に確認しようかなと思うこともあるので、そういう質問をしたい、こんなふうに思います。
まず第一点目は、万国郵便連合憲章の第八追加議定書ほかの件でございます。
先ほど
委員長の御発言にまつわることを私の考えとして申し上げさせていただきましたけれども、この万国郵便連合憲章、先ほど河野
委員の質問の中に、問題点、課題はあったのかなかったのかという御
指摘もありましたが、私は、ここでちょっと角度を変えて、この議定書が仮にこの国会で成立しなかった、先ほど来のような国会の不幸な状態の中で成立ができなかったといった場合における国民生活に及ぼす具体的な実害というのはあったのかどうか、この点についてお聞きをいたしたいと思います。