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2009-04-15 第171回国会 参議院 本会議 第17号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十一年四月十五日(水曜日) 午前十時一分
開議
━━━━━━━━━━━━━
○
議事日程
第十七号
平成
二十一年四月十五日 午前十時
開議
第一
あん摩マツサージ指圧師
、
はり師
、きゆ う
師等
に関する
法律等
の一部を改正する
法律
案(
衆議院提出
)
━━━━━━━━━━━━━
○本日の
会議
に付した案件 一、第三
海兵機動展開部隊
の
要員
及びその
家族
の
沖縄
から
グアム
への
移転
の
実施
に関する日
本国政府
と
アメリカ合衆国政府
との間の
協定
の
締結
について
承認
を求めるの件(
趣旨説明
) 以下
議事日程
のとおり ─────・─────
江田五月
1
○
議長
(
江田五月
君) これより
会議
を開きます。 この際、
日程
に追加して、 第三
海兵機動展開部隊
の
要員
及びその
家族
の
沖縄
から
グアム
への
移転
の
実施
に関する
日本国政府
と
アメリカ合衆国政府
との間の
協定
の
締結
について
承認
を求めるの件について、
提出者
の
趣旨説明
を求めたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
江田五月
2
○
議長
(
江田五月
君) 御
異議
ないと認めます。
中曽根外務大臣
。 〔
国務大臣中曽根弘文
君
登壇
、
拍手
〕
中曽根弘文
3
○
国務大臣
(
中曽根弘文
君) ただいま
議題
となりました第三
海兵機動展開部隊
の
要員
及びその
家族
の
沖縄
から
グアム
への
移転
の
実施
に関する
日本国政府
と
アメリカ合衆国政府
との間の
協定
の
締結
について
承認
を求めるの件につきまして、その
趣旨
を御
説明
いたします。
政府
は、
アメリカ合衆国
との間でこの
協定
の
交渉
を行い、その結果、
平成
二十一年二月十七日に東京において、私と
クリントン国務長官
との間でこの
協定
の
署名
を行った次第であります。 この
協定
は、第三
海兵機動展開部隊
の
要員
約八千人及びその
家族
約九千人の
沖縄
から
グアム
への
移転
の
実施
に必要となる多
年度
にわたる
資金提供
を始めとする
日米
両
政府
の
行動
について規定するとともに、
アメリカ合衆国政府
が、
日本国政府
から
提供
された
資金等
を
グアム
における
施設
及び基盤を
整備
する
移転
のための
事業
にのみ
使用
すること等を定めております。 この
協定
の
締結
は、第三
海兵機動展開部隊
の
要員
約八千人及びその
家族
約九千人の
沖縄
から
グアム
への
移転
の
実施
を確実なものとし、
沖縄
県の
負担
の
軽減
に資するものと考えられます。 以上がこの
協定
の
締結
について
承認
を求めるの件の
趣旨
でございます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
4
○
議長
(
江田五月
君) ただいまの
趣旨説明
に対し、
質疑
の通告がございます。順次発言を許します。
谷岡郁子
君。 〔
谷岡郁子
君
登壇
、
拍手
〕
谷岡郁子
5
○
谷岡郁子
君
民主党
・新緑風会・
国民新
・
日本
の
谷岡郁子
です。 会派を代表して、
議題
となりました在
沖縄海兵隊
の
グアム移転
に係る
協定
に関する
質問
を行います。 先日、
北朝鮮
が
ミサイル
を打ち上げました。
軍事的緊張
を高めかねない
行為
に憤りを感じます。 その前日、
日本政府
から二度の
誤報
が流れました。
レーダー
による誤探知やコンピューターの誤作動なるものは、よく聞いてみると、
人間
の
判断ミス
であり
操作ミス
でありました。
防衛大臣
、そうではありませんか。
人為的ミス
を
機械
や
システム
の問題に
すり替え
るということは、無
責任
で恥ずべきことだと私は思います。
金正日
氏は、
日本
の
対応能力
の
欠陥
を確認して、さぞ喜んでいることでしょう。
世界
に
日本
の
対応能力
の問題を喧伝したことの
責任
を、
防衛大臣
、職を辞してお取りになるべきだと私は思います。
大臣
はそう思われませんか、
お尋ね
いたします。
防衛能力
は高価な
レーダー
や
対空ミサイル
を買い続けることで上がるものとは私は思いません。それらを使いこなす
人間
の
能力
が問題だからです。 すべからく
人間社会
のすべての
行為
は
システム
と
人間
によって成り立っている、この旨、フランスの
社会学者ピエール・プルデュー
は
指摘
しております。プルデューはまた、
人間
は
システム
の
欠陥
を補うことができるが、
人間
の
欠陥
を
システム
が補うことはできないと述べています。私も同感です。
自衛隊
のみならず、この国を豊かで幸せな国として運営していくためには、何よりもまず人の力を高めなければなりません。 しかるに、
政府
は道路や装備など
システム
ばかりにお金を掛けて
投資
を集中し、人に対する
投資
、すなわち
教育投資
を惜しんできました。今、この国のあらゆるところで問題が起きている
最大
の要因だと思います。 戦後、まだバラックが建ち並ぶ焼け野が原で、当時の
政府
は
小中学校教育
を
無償化
しました。財源の問題ではなく、
国家再生
の意思の問題としての決断でした。それから六十年を経て、
世界
のほとんどの国が
高校教育
を
無償化
し、
大学教育
の
無償化
への道を進めているのに対し、
我が国
はどうでしょうか。
先進国
、
大国
ということを
経済
や
軍事
では強調しながら、その基本となる
教育大国
であることを追求していません。劇的に
教育予算
を増やすときが来ていると思いますが、
財務大臣
、いかがでしょうか。 本題に入ります。 本
協定
については、既に
衆議院
の
委員会
による
審議
、また衆参両議院の
同僚議員たち
による
質問主意書等
で多くのことが明らかになり、また浮かび上がってまいりました。私は、本日、その成果の上に幾つかの
質問
をさせていただきます。 党派を超えた
同僚議員たち
の
努力
をたどって見えてくること、それは一言で言って、本
協定
は奇々怪々であるということです。 まず不思議なのは、この
協定
には
存在意義
が見当たらないということです。
協定
は二〇〇六年の
ロードマップ
をなぞっただけのものです。
外務大臣
は、
衆議院
の
外務委員会
で、この
協定
がなくとも
ロードマップ
の
合意
は実行可能だと明言されました。
資金供与
のための払出しが可能なことも明言されました。これは、
平成
十九年の
関連特措法質疑
の折に当時の
麻生太郎外務大臣
が主張されたことでもあります。 では、なぜこの
協定
は存在するのですか。その
存在意義
を、
外務大臣
、お答えください。しっかり
説明
していただかないと、ヒラリー、
オバマ出演
の
外交ショー
に対するギャラかと
国民
に思われかねません。 次に、
協定
の
名称
です。 第三
海兵機動展開部隊
の
要員
及びその
家族
の
沖縄
から
グアム
への
移転
の
実施
に関する
日本国政府
と
アメリカ合衆国政府
との間の
協定
となっていますが、不可解です。名が体を表していません。
内容
は、
米政府
による
米軍再編
、そのうち、
グアム
に集められる戦力のための
インフラ整備協力
です。老朽化した
グアム
の
水道等
、これは民間も使いたいと
グアム議会
で言われていますが、言うなれば、
世界
一金持ちの国に対するODAのようにも見えます。
日本政府
からの、
積算根拠
も明らかでない
米領土
内の
開発
のための
資金供与
を決めているのですから。 では、なぜ、
沖縄海兵隊
の
移動
に限るかのような名前が付けられているのでしょう。
外務大臣
に
お尋ね
いたします。 次に、この
協定
は、その
位置付け
が奇怪であります。
日本
では
国会承認
が必要という
説明
です。一方、
米国
では
議会承認
を得ないとのことです。
日本
では、
政府
、
政権
が替わろうとも拘束力ある形になり、
米国
ではそうではないように思えます。なぜ、
米国
だけ
議会承認
が必要ないのですか。
外務大臣
、お答えください。 また、
国際法
上、このような
協定
はどのような
位置付け
になるのか、
外務大臣
、明確にお答えください。この
協定
を例えると、表は百円、裏は十円、そんなコインのようにも私には見えます。これは一体幾らの価値なのでしょう。 この
協定
は、その
意味
するところが不可思議です。
政府
の
説明
には
整合性
がありません。 まず、現在
返還
されることになっている
沖縄
の
米軍基地
は、
平成
八年の秋のSACO、
沖縄
に関する
日米特別行動委員会最終報告
で七、八年以内の
全面返還
が決まっていました。一部そのとおりに
返還
されております。当時、
米軍
の
再編
や
グアム移転
は影も形もなかったのです。
つまり
、
沖縄
の
負担軽減
と
グアム移転
は本来無
関係
ですし、
グアム移転
なしに、その
費用負担
なしに
全面返還
がとうの昔に決まっていました。それをこの
協定
で
返還
されるように
説明
するのは、
すり替え
ではありませんか。
外務大臣
に
説明
を求めます。 次に、
移転
する
人々
の問題です。 この間、
グアム
には、
沖縄
から移る
海兵隊
八千人及び
家族
九千人の
住居
を造ると
説明
されてきました。この八千人というのは、
定員
が一万八千人から一万人に減るという
意味
ですが、この数年、在
沖縄海兵隊
は一万二千人前後で推移しています。実際には二千から三千人が減るだけという
可能性
があることが
衆議院
の
審議
の中で浮かび上がってきました。しかし、建設される
住居
は八千人の
海兵隊
とその
家族
九千人分なのです。いや、それ以上という
可能性
もあります。
外務大臣
に再度伺います。実際に八千人とその
家族
九千人は
移動
するのですか。そうでないとしたら、余ったところにはだれが住むのですか。幽霊ですか。
外務大臣
、お答えください。 この
経済状況
の中で、
日本国民
の税金が二十八億ドル、
つまり
二千八百億円の
真水
、その他融資、出資を含めると六十億ドル強、
つまり
六千億円強、加えて、最低でも三千六百億円と言われる
普天間代替飛行場
としての
辺野古滑走路建設
という形で出ていきます。これを正当化する
理由
として、
沖縄
の
負担軽減
が挙げられています。しかし、新たな
基地
は返らず、
人数
も大して変わらないのであるならば、これはまやかしであり、
すり替え
です。
普天間
の一本の
滑走路
は
辺野古
で二本に増えます。加えて、
価格
を付けることのできない、
世界
で最も美しく貴重なジュゴンの海が壊されるのです。その
公有水面
の埋立ては約百六十ヘクタールです。これは明らかに新たな
基地
の
提供
であり、
沖縄
にとっての
負担軽減
ではあり得ません。県内の
一つ
の
場所
から他の
場所
への
負担
の
ツケ回し
であり、それに乗じた
施設
のリニューアルです。
外務大臣
、
沖縄
の
負担軽減
とは具体的、実質的にどういうことか、分かるように
説明
してください。
衆議院
での
委員会議事録
を読んでいると、その
答弁
のあいまいさ、分かりにくさ、はぐらかし、ごまかし、
すり替え
は目に余るものがあります。膨大な
審議
時間が、その無
意味
に冗長な
答弁
によって無駄になっています。そのことは、自民党の
河野委員長
が度々注意し指導したにもかかわらず、改善されませんでした。 また、
米側
では
議会
やホームページで公開されている
情報
を、
米側
の要請なるものを
理由
に隠し続けました。これは
議会
を愚弄しています。
外務
、
防衛
両
大臣
にお聞きいたします。もっと正直に明快に、そして短く分かりやすく
参議院
ではお答えいただけますか。 私は、
政府
の
米国
との
交渉
の
在り方
に
不信感
を持ちます。本当に、ぎりぎりまで
沖縄
の
負担軽減
を求め、真剣な
交渉
をなさったのでしょうか。
沖縄
における米兵一人
当たり
の
基地面積
は、
全国自衛隊基地
における
自衛隊員
一人
当たり
の
基地面積
のおよそ二十倍です。二十八億ドルも使い、
海兵隊
が一定数
移動
して、
平成
八年に比べて不要な
施設
や
土地
が増えるはずなのに、なぜ
平成
八年以降、
返還
が少しも起こらないのでしょう。ここで新たな
返還
は付け加わらないのでしょう。私
たち国会議員
に対して
説明責任
を果たされないように、
米国
に対しても
沖縄
の
人々
を始めとする
国民
の思いを伝える
義務
を果たされなかったのではありませんか。
外務大臣
は、本当にこの
協定
における
日本側
の
義務
に相応する
沖縄
の
負担軽減
があるとお考えですか。お答えください。 ドイツや韓国には軍
再編
成のための
引っ越し代
など要求しない
米国
が、結果としてこのように理不尽とも思える
請求書
を突き付けることになった背景に怪しさを感じます。事実、私が
米議会関係者
と話したときに、なぜ
日本
の官僚は
関係
を操作し、コミュニケーションを操作しようとするのか、真っすぐ話し合おうとしないのかと聞かれたことがあります。
オバマ大統領
の
米国
はブッシュの
米国
とは本質的に違うものだと私は思います。そして、今後の
日米関係
は必ずしもこれまでの
関係
の延長上にあるものではないと思います。
民主党代表小沢一郎
は、常々、アメリカは率直に話せば必ず分かってくれると言っております。金で歓心を買うことも奴隷的な卑屈さもなく、率直に話し合って真の
信頼関係
を培い、友人、パートナーとして極東を安定させていきたい。いつの日か
沖縄
から
米軍基地
をなくし、
外交努力
で平和を保つことができる、そんな
時代
は
民主党
が求める新たな
日米関係
とその
協力
の下でこそ可能だと信じるのです。
自公政権
にこれまでの
日米外交
の
在り方
は変えられない。だから退場すべきなのです。 中世から近世の琉球、すなわち
沖縄
は、今と同じ
場所
にありながら武装せずに国として自立していました。美しく豊かな自然にはぐくまれた高い文化と穏やかな気質、武器を捨てたところから生まれる知恵としたたかさで彼らは独立を守っていたのです。これは、ある
意味
で我が
日本国憲法
の理想が二百年も前に
実現
されていたと言えましょう。 その
沖縄
は今、
基地
によって寸断され、独自の
開発
もままならず、その
可能性
を発揮できずに苦しんでいます。私には、島の地図は手かせ、足かせ、首かせをはめられているように見えます。このかせから解放され、真の
意味
での
沖縄
の
負担軽減
がなされれば、
沖縄
は命と平和に輝き、二十一世紀の
先駆者
たる
役割
を果たすことができるでしょう。
環境
の
時代
の
先駆者
としての
役割
も果たせるでしょう。そして、それは
若者
や
子供たち
のための最高のプレゼントとなるでしょう。
国会議員
として、私はそれを
未来
の
子供
や
若者たち
に贈りたいと思います。そのためなら、六十億ドル以上の
価格
を払っても惜しくはないと思います。しかし、この
協定
はそのような
未来
を阻み、
沖縄
の
人々共
に善良な
国民
をも欺き、愚弄するものです。 私
たち
は、
民主党
は、必ずや
政権
を取って、
沖縄
の、ひいては
日本
の
未来
を変えることをお約束して、私の
質問
といたします。 ありがとうございました。(
拍手
) 〔
国務大臣中曽根弘文
君
登壇
、
拍手
〕
中曽根弘文
6
○
国務大臣
(
中曽根弘文
君) 本
協定
の
意義
についての
お尋ね
でございますけれども、本
協定
は、
グアム移転
の
実施
に必要な
日米双方
の
措置
、すなわち
日米双方
の
資金提供
、本
協定
の対象となる
事業
へのすべての
参加者
の平等な
取扱い等
を法的に規定するとともに、未
使用残額
の
返還
など
日本側提供資金
の
米国政府
による適正な
使用
、管理を確保するものでございます。本
協定
によりまして、多
年度
にわたる
資金拠出
を始めとする
日米双方
の
行動
は法的に確保をされ、
グアム移転
の
実施
が確実なものとなります。この結果、
沖縄
の
負担
の
軽減
につながることとなります。 本
協定
の
名称
及び
内容
についての
お尋ね
でございますけれども、本
協定
は、
日本側
が
資金提供
する上限二十八億ドルによって
実施
されるいわゆる
真水事業
、これの
実施
の
在り方
を規定するものでありまして、本
協定
の
締結
によって
本件グアム移転
を確実なものとし、
沖縄
の
負担
の
軽減
を図るものでございます。したがいまして、本
協定
の
名称
が、
協定
の目的である在
沖縄海兵隊
の
要員
及びその
家族
の
移転
の
実施
に関するものとなっていることは適切であると考えております。 本
協定
の
米国議会
での
承認
の要否及び本
協定
の
国際法
上の
位置付け
についての
お尋ね
がございました。
米国
が本
協定
を
議会承認条約
とするか
行政協定
とするかは、行
政府
と立法府の
関係等
を踏まえ、
米国自身
が決定すべき事項でございます。
本件グアム移転事業
におきまして
米側
が行うこととなっている
軍事施設建設事業
は、
米側
の
国内事業
として
米国自身
が
責任
を持って、
米国議会
の
承認
を得て
予算措置
を講じ
実施
していくものでございます。したがいまして、
政府
といたしましては、
米国
が本
協定
を
行政協定
として
締結
することが
本件グアム移転事業
の
実施
において特段問題となるとは考えておりません。また、本
協定
は、
米国
における
議会承認
の有無にかかわらず、国と国との間で
国際法
上の
権利義務関係
を設定する
国際約束
として
国際法
上
位置付け
られるものでございます。
沖縄
の
施設
・
区域
の
返還
と
本件グアム移転
との
関係
についての
お尋ね
でございますけれども、
在日米軍
の
再編
に関する
日米
両
政府
間の種々の
協議
の結果、二〇〇六年五月の
ロードマップ
において、
沖縄関連
の
三つ
の
再編案
、すなわち在
沖縄海兵隊
の
グアム移転
、それから
普天間飛行場
の
移設
・
返還
、さらに
嘉手納以南
の
土地
の
返還
が相互に関連するものとして
合意
されるに至りました。 これら
三つ
の
事業
のうち、本
協定
は
本件グアム移転事業
の
実施
の
在り方
について規定するものでありまして、
本件グアム移転
がまさに
嘉手納以南
の
土地
の
返還
を
実現
するものであることは、本
協定前文
において
日米両国政府
の共通の
認識
として明記をされているところでございます。したがいまして、
沖縄
の
負担軽減
と
グアム移転
は無
関係
であるとか議論の
すり替え
との御
指摘
は当たらないと考えております。
グアム
に
移転
する
海兵隊員
とその
家族
の
人数
についての
お尋ね
でございますが、本
協定
においては約八千人の
海兵隊員
及びその
家族
約九千人が
グアム
に
移転
することとされています。 本
協定
に言うこの
海兵隊要員
の数につきましては
定員数
、その
家族
の数については
要員
の
定員数
を踏まえた言わば概数でございます。
グアム移転
が
実現
した後の在
沖縄海兵隊
の
定員
につきましては約一万人になると
米側
から
説明
を受けており、このことは今後の
実数
の
削減
においても極めて大きな
意味
を持つものと考えますが、
グアム
に
移転
する在
沖縄海兵隊
及びその
家族
の
実数
につきましては
移転
した時点での
部隊運用
の
状況等
を踏まえて決定されることとなると考えております。
沖縄
の
負担軽減
の具体的な
内容
についての
お尋ね
でございますが、在
沖縄海兵隊
の
グアム移転
の
実現
により
海兵隊要員
及びその
家族
が
移転
し、
海兵隊要員
については
部隊
の配置や
活動
の基礎となる
定員数
が約一万八千人から一万人と
削減
されます。このことは今後の
実数
の
削減
においても極めて大きな
意味
を持つものと考えております。 また、
移転
に伴い、
人口密集地
に多く存在する
嘉手納飛行場以南
に存在する五つの
施設
・
区域
八百九十五ヘクタールの
全面返還
及び
キャンプ瑞慶覧
の
部分返還
が
実現
することになります。このような
返還
の
実現
は一九七二年の
沖縄返還
以降
最大
の規模のものでありまして、これは
沖縄
の
経済振興
にとって大きな
機会
を
提供
することとなると考えております。
国会審議
における
政府答弁
についての
お尋ね
でございますが、本
協定
の
意義等
について御理解をいただき、御
承認
いただけるよう、
参議院
においても十分に
説明
をしてまいりたいと思っております。 本
協定
に関する
我が国
の
交渉姿勢
についての
お尋ね
でございますが、本
協定
に係る
米側
との
交渉
については、あらゆる
機会
をとらえ、
我が国
の立場が
最大
限反映されるよう、様々なレベルで
米国
と真剣に
協議
を行ってきました。 在
沖縄海兵隊
の
グアム移転
は、さきにお答えいたしましたとおり、
沖縄
の
負担
を
軽減
するためのものであります。
政府
といたしましては、
沖縄
の住民が強く希望しております
本件移転
の速やかな
実現
が可能となるよう、
我が国
として
米国
とともに
グアム
における
施設
及び
インフラ整備
のための
負担
を担うこととしたものであり、本
協定
の枠組みは適切なものと考えております。 以上でございます。(
拍手
) 〔
国務大臣浜田靖
一君
登壇
、
拍手
〕
浜田靖一
7
○
国務大臣
(
浜田靖
一君)
谷岡議員
にお答えいたします。 四月四日の
誤報
について
お尋ね
がございました。 四月四日の
防衛省
からの
誤報
及び同日の秋田県での
誤報
については、いずれの事案についても守るべき
情報伝達
の手順を怠ったものによるものでございまして、
ヒューマンエラー
であると
認識
をしているところでございます。 次に、四月四日の
誤報
に係る私の
責任
について
お尋ね
がありました。 四月四日の
誤報
については、
ヒューマンエラー
であると一貫して申し上げており、
機械
や
システム
の問題に
すり替え
ているとの御
指摘
は当たらないものと考えております。 四月四日の
誤報
については大変申し訳なく思っているところでありますが、翌五日の
発射
当日の
対応
については、限られた時間の中で
情報収集
や
伝達
を適切に
実施
できたことと考えております。今後とも、このような事態に際しては的確に
対応
してまいります。 最後に、
参議院
での御
審議
において、より
簡潔
で分かりやすい
答弁
を求めたいとの御
指摘
がありました。
防衛省
としては、
衆議院
での御
審議
において
協定
の御
審議
に資するよう適切に
対応
してきたと考えておりますが、
参議院
での御
審議
においても
簡潔
で分かりやすくお答えをしていくべく努めてまいります。(
拍手
) 〔
国務大臣与謝野馨
君
登壇
、
拍手
〕
与謝野馨
8
○
国務大臣
(
与謝野馨
君)
谷岡議員
の御
質問
にお答えします。
教育予算
を劇的に増やすべきではないかとの
お尋ね
がございました。 今回の
経済対策
においては、
人材力強化
を大きな柱の
一つ
として、
高校
、
大学等
の
教育費負担
の
軽減
や
教育環境
の
整備
に重点を置いております。今後も、
社会
を支え、
国際社会
をリードする
人材
を育てられるような質の高い
教育
を
実現
するため、効果的な
予算措置
を講じてまいりたいと考えております。 以上です。(
拍手
) ─────────────
江田五月
9
○
議長
(
江田五月
君)
島尻安伊子
君。 〔
島尻安伊子
君
登壇
、
拍手
〕
島尻安伊子
10
○
島尻安伊子
君
自由民主党
、
島尻安伊子
でございます。 私は、
自由民主党
、公明党を代表して、ただいま
議題
となりました在
沖縄米海兵隊
の
グアム移転
に係る
協定
につきまして、
関係大臣
に御
質問
いたします。 最初に、
日本
を始め
国際社会
からの度重なる
中止要請
を無視して
発射
された
北朝鮮
の
ミサイル
に関してお伺いいたします。 今回の
発射
は、
参議院
でなされた
決議
にも書かれておりますように、
北朝鮮
は
弾道ミサイル計画
に関連するすべての
活動
を停止しなければならないと規定している
国連決議
に明確に違反しております。
国連安保理
は、
北朝鮮
を非難し、
発射
は既存の対
北朝鮮決議
に違反すると明記した
議長声明
を採択いたしましたが、
国連
が厳しく
対応
しなければ、今後も
ミサイル発射
や
核実験
を繰り返すおそれがあります。
議長声明
には何ら
法的拘束力
はありません。今後、
政府
におかれましては、
国連
全
加盟国
が
議長声明
に基づき一致した
行動
を取るよう、
外務大臣
を中心に全力を挙げていただきたいと存じます。 専守
防衛
を国是とする
我が国
は、
情報収集
にも
軍事力
にも限界があります。今後も
米国
と連携し、外からの脅威に対処しなければなりませんが、そのような中、当初
国連決議採択
に前向きで、
我が国
と共闘していた
米国
が、わずか数日の間で歩調が合わなくなったことは遺憾であります。
日米同盟
を維持すべく日夜
努力
している私
たち
には到底見過ごせません。今回の一連の経過を
外務大臣
に御
説明
いただきたいと思います。 次に、
普天間基地移設
についてお伺いいたします。 一九九六年の橋本・
クリントン首脳会議
で、
沖縄県民
の悲願であった
普天間基地
の
移転
と
兵力削減
の
合意
にようやくたどり着きました。しかし、その
合意
から十三年が経過いたしましたが、
普天間基地
は依然としてあの
住宅密集地
にそのまま存在しております。 二〇〇六年五月、
日米
両
政府
が
再編実施
のための
日米
の
ロードマップ
に
合意
し、名護市の
キャンプ・シュワブ沿岸部
への
移設
が明記されましたが、更に沖合への
移動
を求める地元との話合いが付かず、今日に至っております。
日米同盟
の
重要性
、
沖縄
の地政学上の
意義
など、
沖縄
の担っている
責任
は非常に重いものであると
認識
しております。
つまり
、
沖縄県民
は、
我が国
の
安全保障
の根幹を
沖縄
が担っているという
自負心
を持っております。後を絶たない
米軍人軍属
の蛮行に辟易しながらも、
我が国
の
平和維持
、
日本国民
の安心、安全を守るため、
沖縄
は
努力
し、貢献をしてまいりました。 一方、この度、
日米両国
が
署名
をしたいわゆる
グアム協定
は、
海兵隊
の
移転
について、
日米同盟
において
抑止力
を維持しつつ、主として
沖縄
の
負担
を
軽減
するということを基本的な方針としており、
米軍再編
を
我が国
の国益に合致させるものであるとされています。この点、
日米
両
政府
と
沖縄
の目指す方向にそごを来すものではないと考えます。 今月八日、昨年七月以来九か月ぶりに
移設
問題をめぐる協
議会
が
政府
と
沖縄
県により再開され、その席で河村官房長官は、代替
施設
の位置の
移動
を含め、地元の意向を念頭に置きつつ誠実に
対応
すると発言されたとの報道がありました。
普天間基地
の
移設
は、まさに
沖縄
の
負担軽減
、危険除去にかなうものであります。
政府
におかれましては、地元の声に真摯に耳を傾けて、かかる問題の解決に全力を挙げていただきたく、河村官房長官の御決意をお聞かせください。
海兵隊
移転
費用についてお伺いいたします。
グアム移転
協定
による
日本
の直接の支出は最高で二十八億ドルとのことでございます。百年に一度と言われる不況で
国民
が苦しむ中、幾ら
沖縄
の
負担軽減
につながるとはいえ、その
内容
については厳密な精査が必要であります。本
協定
に定められているように、
グアム移転
以外の目的外
使用
を
米国
がせぬよう、その
使用
を
国民
に
説明
する必要があります。その仕組みをどのように担保するのか、お聞かせください。 加えて、
衆議院
で議論された必要経費の
積算根拠
を早期に示す必要があると考えます。納税者の疑念を招かないように、きちっとした
説明
がなされるよう希望いたしますが、
外務大臣
の御見解を伺います。
沖縄
を取り巻く国際情勢、
軍事
情勢は年々緊張が高まっていると言えます。
沖縄
は、
日本
最西端の領土与那国島、また尖閣諸島などの離島を抱えておりますが、近年、中国艦船又は潜水艦による領海侵犯が行われ、その脅威にさらされているところであります。米
海兵隊
が
沖縄
から
削減
される一方で、近隣国の中には軍の
活動
を活発化させているところがあります。
日本政府
として、
沖縄
を始めとする
我が国
南西地域での領土
防衛
のため、今後どのような
防衛
努力
をしていこうとお考えか、
防衛大臣
の御所見をお聞かせください。 今月四日、那覇市内繁華街近くの交差点で、米
海兵隊員
が運転していたと思われる乗用車により男女三人がひき逃げされる事故がありました。御存じのように、
沖縄
では
米軍人軍属
による人権無視の事件、事故が後を絶たず、その数たるや枚挙にいとまがないほどであります。
政府
はこのような事件、事故のたびに
米国
に抗議し、
米軍
は毎度のごとく綱紀粛正を表明しておりますけれども、これをいつまで繰り返すのか、
沖縄
の
負担軽減
の中にこういった精神的な
負担
も考慮していただきたいと思います。
政府
は、地位
協定
の改定も視野に入れた、事故の未然防止に役立つような真に実効性のある新たな制度を検討すべきと思いますが、
外務大臣
の御見解を伺います。
衆議院
において
民主党
は本
協定
に反対されましたが、
日米同盟
を維持し、
沖縄
の
基地
負担
を
軽減
しつつ
我が国
の
平和維持
を求める立場からは全く理解できません。果たしてそれは本当に
民主党
の皆さんの総意でしょうか。党派を超え、我が
日本国民
への
責任
を真に果たしていこうと決意を持つ政治家の一人として遺憾に思うものであります。 最後に、
普天間基地
移転
に伴い、その受入先となった当時の名護市長比嘉鉄也氏の政治家としての決断がどのようなものだったか、是非お知りいただきたく、ここに紹介させていただきます。 一九九七年十二月二十四日、比嘉市長は当時の橋本総理に、苦渋の決断である名護市のシュワブ沖への受入れを表明すると同時に、市長を辞任いたしました。そのときに御自身の気持ちを琉歌に表し、橋本総理に手渡したそうです。 義理んすむからん、ありん捨てぃららん、思案てぃる橋ぬ、渡りぐるしや。意訳すると、あれこれあってやはり人は迷う、義理もある、地域の振興もなさねばならない、とうとうあの世とこの世の分かれ道の思案橋に差しかかってしまった、どうすればいいのか、苦しいけれど、やはり渡るしかない。 その意を知るや、橋本総理は何度も何度も顔をぬぐっておられたそうです。 政治を担うものは、常に選択、決断し、その結果に
責任
を持たねばならぬと信じるものであります。
沖縄
の
基地
負担軽減
のためにも、一日も早い本
協定
の
承認
を願い、私の
質問
を終わります。(
拍手
) 〔
国務大臣中曽根弘文
君
登壇
、
拍手
〕
中曽根弘文
11
○
国務大臣
(
中曽根弘文
君)
北朝鮮
の
ミサイル発射
に関する
国連安保理
議長声明
について
お尋ね
がございました。
我が国
を含む
関係
各国が自制を求めたにもかかわらず、
北朝鮮
が
ミサイル発射
を強行いたしましたことは、
我が国
を含む近隣国が核や
ミサイル
の脅威に引き続きさらされている中での
安全保障
上の重大な挑発
行為
と言わざるを得ず、
我が国
としてこれは容認できるものではございません。
日米
間では、当初から安保理が一致して迅速に強いメッセージを発出すべきとの点で一致をし、
発射
前の
日米
首脳及び外相会談、また
発射
後の三度にわたる
日米
外相電話会談、また安保理の場等において緊密に連携をしてまいりました。また、
ミサイル発射
後直ちに安保理の開催を要請をし、
米国
を始めとする
関係
国と連携をしてまいりました。 今回の安保理
議長声明
は、まさに
日米
の緊密な連携の結果として発出に至ったものであり、重要な
意義
を有するものであります。
北朝鮮
が今次
議長声明
を重く受け止め、安保理
決議
一七一八号を完全に履行するよう求めていくところでございます。
本件グアム移転事業
に対する
日本側提供資金
の目的外の
使用
が生じないようにするための仕組みについての
お尋ね
でございますが、本
協定
の
締結
によって、
日本側提供資金
上限二十八億ドルについての
米側
による適正な
使用
及び管理が法的に
整備
をされます。 まず、本
協定
第四条により、
米国政府
は
日本側提供資金
を
本件グアム移転事業
にのみ
使用
することが
義務
付けられております。さらに、例えば本
協定
第七条五は、
米国政府
は
我が国
政府
に対し、毎月、
日本側提供資金
が
移転
される
米側
の勘定に関する報告書を提出しなければならないことを規定しており、これにより
日本側提供資金
の管理
状況等
が把握できることとなります。
政府
といたしましては、本
協定
に従い、
本件グアム移転事業
に際しての
日本側提供資金
が
米国政府
によって適切に
使用
、管理されるよう努めてまいります。
グアム移転
に必要な経費の
積算根拠
についての
お尋ね
でございますが、本
協定
が規定する
日本側
の
負担
額の二十八億ドルはあくまでも上限であります。また、この二十八億ドルは、
米側
との数次にわたる
協議
を経て、在
沖縄海兵隊
の
グアム
への
移転
の早期の
実現
が
沖縄
の方々の強い希望であることを踏まえた上で、
日米
のハイレベルで
合意
をしたものでございます。
本件グアム移転事業
に伴う
日本側
負担
の具体的な額は、個々の
事業
の進展とともに明確になるものです。そのための予算につきましては、その都度、
政府
が適切に精査した上で国会にお諮りし、御
審議
いただきたいと考えております。
米軍
関係
者による事件、事故についての
お尋ね
がありましたが、事件、事故の発生は一件たりとも許されるべきものではございません。私は、二月一日に
沖縄
を訪問した際、ジルマー四軍調整官に事件、事故の防止について直接申入れを行いました。
米軍
関係
者による事件、事故については、御
指摘
のあった
日米
地位
協定
の改正ではなく、その時々の問題について運用の改善により機敏に
対応
していくことが合理的であると考えており、今後とも
教育
プログラムの強化等再発防止のための様々な取組を進めてまいります。(
拍手
) 〔
国務大臣
河村建夫君
登壇
、
拍手
〕
河村建夫
12
○
国務大臣
(河村建夫君)
普天間基地移設
につきましての島尻議員の御
質問
にお答えを申し上げます。
普天間飛行場
の
移設
・
返還
は、
沖縄県民
の
負担
を
軽減
するためにも是非とも
実現
しなければならないと考えております。先般、
普天間
移設
協
議会
を開催いたしたところでありますが、
政府
といたしましては、
環境
影響評価を進めていく中で、位置の
移動
等を含め知事意見が提起された場合は、地元の意向を念頭に置くとともに、代替
施設
の建設は二〇一四年までの完成が目標とされている、このことに留意しながら誠実に
対応
するものとして、私からその決意を申し上げたところでございます。(
拍手
) 〔
国務大臣浜田靖
一君
登壇
、
拍手
〕
浜田靖一
13
○
国務大臣
(
浜田靖
一君) 島尻議員にお答えいたします。
沖縄
を始めとする
我が国
南西地域での領土
防衛
のための
防衛
努力
について
お尋ね
がありました。 現在、
沖縄
については、その
重要性
にかんがみ、陸海空各
自衛隊
の
部隊
を配備しております。また、本
年度
末には
沖縄
に所在する陸上
自衛隊
第一混成団の旅団化改編を
実施
し、新たな脅威や多様な事態に実効的に対処する
能力
を確保することとしております。
防衛省
としては、現在、
防衛
力の
在り方
等について多様な観点から幅広い議論を鋭意積み重ねており、南西地域の
防衛
の
在り方
もその一環として引き続き検討してまいります。(
拍手
)
江田五月
14
○
議長
(
江田五月
君) これにて
質疑
は終了いたしました。 ─────・─────
江田五月
15
○
議長
(
江田五月
君)
日程
第一
あん摩マツサージ指圧師
、
はり師
、きゆう
師等
に関する
法律等
の一部を改正する
法律
案(
衆議院提出
)を
議題
といたします。 まず、委員長の報告を求めます。厚生労働委員長辻泰弘君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕 ───────────── 〔辻泰弘君
登壇
、
拍手
〕
辻泰弘
16
○辻泰弘君 ただいま
議題
となりました
法律
案につきまして、厚生労働
委員会
における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本
法律
案は、
あん摩マツサージ指圧師
試験、
はり師
試験、きゆう師試験、歯科衛生士試験、診療放射線技師試験、歯科技工士試験及び柔道整復師試験につき、これらが国家試験であることを試験の
名称
上明確にするため、その
名称
をそれぞれ、
あん摩マツサージ指圧師
国家試験、
はり師
国家試験、きゆう師国家試験、歯科衛生士国家試験、診療放射線技師国家試験、歯科技工士国家試験及び柔道整復師国家試験に改めようとするものであります。
委員会
におきましては、
提出者
である
衆議院
厚生労働委員長田村憲久君より
趣旨説明
を聴取した後、採決の結果、本
法律
案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。(
拍手
) ─────────────
江田五月
17
○
議長
(
江田五月
君) これより採決をいたします。 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。 〔投票開始〕
江田五月
18
○
議長
(
江田五月
君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。 〔投票終了〕
江田五月
19
○
議長
(
江田五月
君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数 二百三十三 賛成 二百三十三 反対 〇 よって、本案は全会一致をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕 ─────────────
江田五月
20
○
議長
(
江田五月
君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時四十九分散会