○白
眞勲君 非常に力強いお言葉、ありがとうございます。
そういう中で、今まさに私は本質を政務官の方でおっしゃっていただいたなというのは、
外国人の人権とかプライバシー、これは同等に扱わなければならない、もうこれは大切にしなければいけないんだという部分において、ひとつ私はこの入
国管理という
法律について、やはりこれを、何というんでしょうね、もうやっぱりトータルでこれもう少しちょっと
考えていかなきゃいけない時代になってきたんではないんだろうかというふうに思うわけなんですね。
管理法という言葉ですね。その
管理ですよね。これはもちろん
管理といっても事務手続の
管理なんだということだとは思うんですけれ
ども、何かまるで人間を
管理するような内容に取られかねないといいますか、そういうイメージやっぱりあるんですね。出
入国の
管理だといっても、ここで生まれ育ってパスポートも持たないままいる人もこの
法律の枠の中に入っているわけなんですよ、これは。全部これの中に
外国人というのは入れられてしまうわけですから、それはやはりここでそろそろ、私何かちょっともう少しトータルで、
管理というのと、
管理は必要なんですよ、確かに
管理、入
国管理という部分は必要です。しかし、それと同時に、ここにいる外国の
人たちに対してどういうふうに
対応するかというのをもう少しきちっと
考えていかなきゃいけない。先ほど森
大臣も、やはりここに、例えば移民とか
外国人労働者をどうするんだとか、そういったものについての総合的な施策を国民と一緒になって
考えていかなければいけない、まさに私はそう思っています。
せんだってもインドネシアのEPAの
関係で看護師さんとか介護士さんが
日本にいらっしゃいましたけれ
ども、じゃこの国のトータルの
外国人の施策って一体どこにあるんですかという部分、ここをもっと我々国として、国家としてあるべき姿に持っていかなければいけないんではないんだろうかというふうに思うわけなんですね。
例えば
外国人住民基本法みたいなそういったものでもいいですし、何かそういう
管理という言葉自体ではない、そういったものをしていくというのが、やっぱり言葉は体を成すというか、やはり上から目線になっちゃうというか、
外国人が使えるときにだけ使える何か便利な
存在みたいな、そういう感じになってしまうのが良くないのではないかなと。
ちなみに、
法律の中に
管理法という
法律が一体どれぐらいあるんだろうかなと、これもちょっと私、急にこれ気になってまたインターネットで調べてみました。
管理という言葉と
法律という言葉を並べてみたら、
最初に出てきたのが公文書
管理法なんですね。あ、なるほどなと思った。それは分かる。その後出てきたのが動物の愛護及び
管理の
法律。動物かと。でも、愛護が付いているんですね、これね。それで、あとは海洋生物とかマグロに対する
管理だと。人に対する
管理ということを調べてみると、雇用
管理ぐらいしかないんですね、
法律の中に。あとはみんなマグロとかね。
これ、私、ちょっと何か自分の
質問じゃなくて演説みたいになっちゃって本当に申し訳ないですけれ
ども、私、前に新聞社の支社長をしておりまして、これ韓国の新聞社で一番大きい新聞社です。優秀な記者が、
日本では大体東大出ると役人になる方が一番優秀な、そこにいらっしゃる方が一番優秀なんでしょうけれ
ども、韓国では役人よりも新聞社の方が優秀な人が結構来るんですよ。役人の方がよっぽど首になっちゃったりするんですね。ですから、(発言する者あり)支社長は大したことないんですけれ
ども、特に、東京、ワシントンの特派員というのは一番優秀な人材が来るんですね。それで、マンションを当然こっちで借りてあげようとする。もうこれが一苦労なんですね。
外国人がこの国でアパート
一つ借りるんだって大変ですよ。そういう優秀な人材でも
外国人という十把一からげの中で、もう要するに、まあ確かに民間の賃貸オーナーさんにしてみれば、どんな人が入るか分からないというリスクを
管理するというのはしようがないかもしれないけど。
私、
一つショック受けたのは、いまだに覚えているんです、マグロとかこれと一緒で、動物の愛護と一緒で、間取りの、何ですか、ファクスで不動産屋さんが来たときに一番下に書いてあった言葉が、
外国人、水商売、ペットお断りなんですよ。
外国人はペットと一緒かと。本当、私、これショック受けました。やはりもう少し、何というんでしょうね、優しい気持ちになっていくというかね、やっぱりこれ私本当に重要だなと思います。
ちなみに、またこれは別だったと思いましたけれ
ども、ある
外国人が、お断りだといって、借りようとしたらお断りを食らいました。よく調べてみたら、それは総合商社の下請の不動産会社さんで、その総合商社は韓国に駐在員をさんざん送っているわけですよ。私、かんかんになって怒っちゃいまして、だったらもう出ていってくれと言ったことがありますよ。今、例えばあれは韓国の大使、この方も
日本で以前住んでいたことがあります。あるいは、韓国の国
会議員の中には、もう大統領になるんじゃないかと言われている、未来の大統領の候補の一人だと言われている方も
日本の千葉県松戸市で住んでいたことがある。
やはり、私
たちはこちらで受けたものと表裏一体だと私は思っているんですね。ここでは
外国人でも、我々、海外へ出れば我々が
外国人になるわけですから。そういうスタンスからすると、やはりトータルで、
出入国管理は重要です、これは重要だ、しかし、ここにいらっしゃる、まじめに暮らしていらっしゃる大多数の
外国人に対する施策というものをどう
考えるのかというのも私は大切な問題だなというふうに思っているんですね。
ちょっと長話になって申し訳なかったんですけれ
ども、森
大臣、別に
質問通告していなかったんですけれ
ども、何か意見がありましたらどうぞ。