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千葉景子君 何かいま
一つよく分からない、私もよく分からないんですけれども、何で三十年なんだろうかと。というのは、これ、うがった
見方をすると、
仮釈放までが早いので、非常に
被害者等からは何か結局すぐ出て
きちゃうんじゃないかというふうな話などもあって、それで一方では
仮釈放のないような
刑罰をつくった方がいいのではないかという論などもあります。それでその
仮釈放までの
期間がいささか長くなっているという
傾向もあり、そこでこの三十年という話が出てくると、そうすると、
無期刑における
仮釈放というのはまあ三十年というのが
一つの、何ていうのかな、
一定の区切りみたいなふうになっていくのかなとうがった
見方をしたり、何だかよく、どういう趣旨なのかがいま
一つはっきりはしません。
ただ、いずれにしても、その
審理を
透明化しようと、どうもそういうことのようでございますけれども、少しこの辺も、全体の
犯罪の抑止あるいは
刑罰の
在り方というようなことも併せて今後
検討していかなければいけないのかなというふうに思いますけれども、どうもいま
一つよく分からないことだということだけ分かりまして、今日は時間もありませんのでまた
議論させていただきたいというふうに思っております。
いずれにしても、今年度、こういう
高齢化という中で
社会復帰あるいは
福祉との連携などをきちっとしていこうということが大きな
方向付けのようでございますので、どうぞまた御努力をいただきたいというふうに思っております。
さて、もう時間がほとんどなくなってまいりました。実は、
裁判員のスタートがもう五月二十一日ということになります。それに向けて私も何点か
お尋ねをさせていただきたいと、例えば
可視化の問題であるとか
守秘義務にかかわる問題であるとかお聞かせいただこうかなとは思っていたんですけれども、時間の
関係もありますので、これは
是非この
委員会でも集中的な
議論をする機会を持たせていただこうという今
検討もしておりますので、そういう方に譲らせていただきたいと思いますが。
一点だけちょっと
指摘をしておきたいと思うのは、この間、
裁判員制度というのが重いものじゃない、なるべく楽なものなんだ、余り負担は掛けません、こういうことが何か少し強調され過ぎてきたような気がするんですね。負担をできるだけ軽くして参加しやすくするというのは、私は当然のことだというふうに思うんですけれども、ただ、やっぱり本来は、裁判、人を裁くということは決して軽いものではない、非常に難しく、そしてまた責任も重いものなんだ、そういうものだからこそ、やっぱり主権者である
社会を担っているそれぞれの国民に、きちっと参加をして、そういうものをやっぱりきちっとみんなで担っていこうと、こういうところに本来の、本当の趣旨があるんだろうというふうに思うんですね。だから、そこを余り、そう言っちゃうとみんなもう嫌がって参加しなくなっちゃうんじゃないかということで、余りにもそこをきちっと啓蒙してこなかった嫌いもあるのかなと、私も反省を込めてですけれども感じたりしております。
そういうことをやっぱりもう一度きちっと念頭にしながら、そしてその上で、でも、やっぱりみんな
生活を持っているんだから大変だよね、やっぱり
一定の、できるだけ軽減をするとか、あるいはそれに対する配慮をしていこうと、こういうふうにつながっていくものだろうというふうに思いますので、そんな
議論を
是非これからも、もう間もなくではありますけれども、忘れずにやっていきたいものだというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
時間ですが、最後に、これも、済みません、
大臣、
大臣はDV法の所管
大臣でもございます。で、定額給付金というのが今支給を開始されております。この中身はもう言いません。ただ、居住を失った方とか、そしてこのDVの被害者とか、そういう
皆さんこそが本当は受給すべき方
たちだろうというふうに思うんですが、なかなか今DV被害者の方
たちが受給しにくい、そういう状況にあるということでございます。やっぱりそういう被害者を
保護し、そして救済をしていくという、そういうことでDV法もできておりますので、その主務
大臣でもある森
大臣、総務
大臣とお会いするとか何かのときに
是非、こういうDV被害者などについてきちっとした支給ができる、そういう体制をつくっていただく、あるいは自治体に指示いただくというようなことをしろよと、
是非、森
大臣から進言をしていただきたいとお願いをさせていただきたいというふうに思います。うなずいていただいていますので……