○副
大臣(
山内俊夫君)
日本は確かに極めて今厳しい情勢下にありまして、このような時代だからこそ、私は、資源の乏しい我が国が強く明るい未来を切り開いていくために、
文部科学行政、これ一層
推進が必要であると、このように考えておりますし、また、
文部科学省においては、こうした認識の下に、重要な政策
課題について、
塩谷大臣を中心にいたしまして、我々両副
大臣、そして政務官、一丸となって今取り組んでいるところであります。
例えば、例を申し上げますと、先般、
文部科学大臣塩谷立ということで、心をはぐくむための五つの提案というのを出させていただきました。これも、やはり我々、
大臣、全員集まりまして、提案を一応煮詰めまして、
大臣提案という形で出させていただきました。
少し五つばかり読み上げてみますと、読み書きそろばん、外遊びをやろうと。二つ目には、校訓を見直して実践をすると。そして三番目には、先人の生き方、本物の
文化芸術を学ぶと。四つ目には、家庭で生活の基本的ルールをつくっていこうではないか、これはもう家族そろって、みんなで何でもいいから
一つルールをつくっていこうではないかと。そして五番目には、地域の力で
教育を支える、支えてほしいという、この五つの提案、非常に分かりやすいという評判もいただいております。こういったことも我々一丸となって取り組んでいるところであります。
特に、私が今担当しておりますのは
科学技術・
学術、そして
文化に関してでございますが、我が国はこの二十一世紀に活力ある国家として発展してまいりましたけれ
ども、世界に貢献していくためには、未来への先行投資である
科学技術・
学術、この辺りに積極的に取り組んでいきたい、そのように思っております。そして、
国民に夢や感動をもたらすと同時に、社会や経済に活力を与え、国際社会における我が国の存在を高めるということで大変大きな役割を果たしてきたやはり
日本文化、この
文化の振興にも尽くしていきたいと思っております。
先般、藤原正彦さんなんかと話をしておりますと、
日本人には大変品格とか人格が形成されているんだ、誇りを持って行こうじゃないかというお話がございました。
日本というのは非常に四季がありまして、
日本人の感性というのは非常に優れておりますよと。ですから、それにやはり芸術
文化というものをしっかりと
日本の中に定着させていくことが、より国際貢献の役割を果たせるのではないか、このようなことも言っておられました。
ですから、国づくりの基本はまさに人づくりでありますし、新しい
教育基本法の理念の下に、家庭、地域と一体となって
教育基本計画の着実な
実施に取り組んでいきたい。今後とも両副
大臣、政務官、今日、浮島政務官はそちらの方へ座っておいでになりますけれ
ども、五名一緒になって頑張っていこうと思っております。
以上です。ありがとうございました。