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舟山康江君 今まさに
主食用にも回っていますという
お話がありましたけれども、私は実際に
農家の方、それから流通
業者の方にもちょっと聞いてみました。そうすると、大体おおむね五%程度はふるい下米になると、目の大きさにもよるんでしょうけれども。私、山形ですので、東北、聞いた
農家はほとんど皆さん一・九ミリでして、そうすると大体五%前後発生するということで、その
業者に売って、その
業者がどういう
用途で売っているのか、その先は分からないということでした。その
業者に聞いてみますと、もちろん受渡し伝票でその数量は
管理しているけれども、その売った先の更にその
業者がどういう
用途で使っているのかまではやはり把握していないということでありまして、そのうち、その発生したうちどのぐらいが
主食用に回っているのか、どのぐらいが加工用に回っているのか、そこは私はある
意味大きなポイントではないかと思っています。
結局、
主食用米の需要見込みからいろんな米の政策がつくられているわけですけれども、そこに
生産数量以外のところから
主食用米が入っていくとなると、やはり供給量は予想よりも当然ですけれども大きくなるわけであって、そこはまさに
価格体系にも影響を及ぼすんではないかと思っています。
それで、結局、今の米の政策体系というのは
用途別にいろいろありますけれども、
用途別に
価格が違う。まさに
用途別に
価格が違うというのは政策のある
意味基本というんでしょうか、基本であるという中で、ふるい下米、だからそこで
管理されている以外の、今回新規、新しい
米粉用米とかえさ米とかが入ってきましたけれども、それもまさにその
価格体系で分かれていくわけなんですけれども、そこにどの
用途に使われるか分からないふるい下米というものの存在があって、それが
需給とか
価格とかに多大なる影響を及ぼしているというところというのは、私は非常にこれ、もう一度整理をしていかないと、特にまた今回いろいろ米の種類、いわゆる種類ですよね、
用途の種類が増える中で本当にうまく
調整ができるのかなという非常に疑問があります。そこを
是非もう一度整理をいただいた上で、しっかりとこの米政策全体を再
構築する必要があるんじゃないかと、そんなふうに思っています。
そしてもう
一つ、このふるい下米も
トレーサビリティーをしっかりと確立していきますよということなんですけれども、これ、今こういう分からない状態で
トレーサビリティーとか分別
管理はどう担保するのか、どう
実効性を持たせていくのか、今のお
考えをお聞かせください。