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大門実紀史君 じゃ、ちょっと具体的に指摘いたしますね。
私、四月に取り上げました、四月の
決算委員会あるいはこの
財政金融委員会で取り上げました日本郵政の問題で三井住友グループの利権絡みの問題を取り上げてきましたけれども、この間、新聞や週刊誌等で鳩山
大臣辞任の後また取り上げていただいていますけれども、ただ、今日はテレビ朝日が何か入っているみたいですけれども、大新聞とかテレビというのは
銀行というのはスポンサー、大スポンサーでございますから、なかなかこの問題、
銀行の部分は取り上げなかったんですけれども、この間取り上げてきていると。注目が集まっているわけですけれども、その
一つが、この
委員会では一度お配りいたしましたけれども、資料として配っているのはゆうちょ
銀行のカード事業の問題でございます。
これは一遍取り上げましたので簡単に言いますと、要するに、ゆうちょ
銀行のICカードが三井住友カードに委託をされたと。それを決定したのは元三井住友カードからゆうちょ
銀行に来ている宇野さんだということでございますし、この契約そのものが企画コンペというのは真っ赤なうそで、個別面談で決めたということも申し上げました。それが、委託料として今現在で五十億円支払われていますけど、このゆうちょのICカード事業というのはこれから数百万枚発行するわけですから物すごい、これからこの何倍にも膨らむ事業で、取りあえず始まったばかりで、まだ五十億円ぐらいですけれども、大きな事業でございます。
もう
一つ言えば、凸版印刷の人間がこの三井住友カードに決めるときの体制に入っていたと、その凸版印刷がこの三井住友カードの印刷、製造の仕事をもらっていると。こういう
関係で、だれが見てもおかしな
関係で、当時は鳩山前
大臣はこんなおかしい話はないということで
決算委員会で言われていたその問題でございます。
ところが、四月六日の
決算委員会の答弁で
西川さんは、これを私が指摘したときに、別におかしいとは思わないというふうなおかしいことを言われましたけれども、私はそのときに
西川さんが言われたことが今になって全然事実と違うということを指摘したいんですけれども、
西川さんはこう言われました。この事業については、最後に報告を受けた覚えはありますけれども、当初から一切この選定作業に加わっておりませんと、これはゆうちょ
銀行におきましてそれぞれ決められたことでございますと。つまり、御自分の関与を一切否定されたわけでございます。
資料の二枚目を見ていただきたいんですけれども、この事業を決裁したのはだれかということですけれども、これがその稟議書でございます。決裁欄に
西川社長の名前がございます。つまり、このカード事業を決裁されたのはあなたなんですよね。それを
国会では、報告を受けただけとか選定には加わっていないとか、あるいはゆうちょ
銀行がやったことだとかいうことをずっと答弁をされたわけでございます。この問題、いずれ指摘しようと思っていましたけれども、今回の責任との
関係で、チーム
西川との
関係で今日もう取り上げておくしかないと思って取り上げたわけですけれども、つまり、あなた決裁したんじゃないですか。
国会で言ったことと全く事実と違うじゃないですか。そうですよね。
国会で違うことを答弁されたことに対して、まず、どうなんですか、ちょっと一言もらえますか。