○大江康弘君 今なぜそんなことを聞くかというと、要は、全国北海道から沖縄まで各
地域の住まれている
皆さんがやはり平等な高速
道路の使い方ができるように、いわゆる公平公正な国土の幹線軸である
道路、とりわけこの高速
道路を使おうという、まさに一を一にしてほしいという思いから一万四千キロ構想というのができ上がってきた。今まさに
局長が答弁をしていただいたとおりだと思います。
しかし、現状はそうなっていない。だから、
地方は一を十にしてほしいとか、一を五にしてほしいとか去年からずっとありましたが、そんなぜいたくな願いやあるいは陳情をしてきていなかったわけですね。それがなかなか去年一年間を通じて今日までその思いが伝わらなかったということを、私は非常に残念です。
一般財源化がこうして目の前に立ちはだかって、やはり本当に自治体の、
地方の責任をあずかっておられる
皆さんが
地域の住民の
皆さんの声を聴いて、今後どうしたらいいんだろうか、どうなっていくんだろうか、これはもう本当に私は偽らない気持ちだと思うんですけれ
ども。
そんな中で、ミッシングリンクということをどうつなげていくかの中で、麻生総理が非常にこの十日に発表したこと、言っていただいたことは、いわゆる今回の経済危機対策で、もう少し
地方に突っ込んでいってほしかったなと思うんですが、とりわけ三大都市圏だとか環状
道路、これは東京都をイメージされたんだと思うんですけれ
ども、そのミッシングリンクを結合するために整備をしたいということを麻生総理が言われました。これはこれで私は大変大事なことだと思います。
私は
地方におりますが、一極集中をけしからぬと思う人間ではないんです。やっぱり東京というのは、外国に対峙していくのにやはり
一つの都市というのは私は中心が必要ですから、この都市機能をどう高めていくのか、だから一メートル一億円が掛かっているこの首都高の外環
道路でも私は個人的には理解をしてきた一人でありますけれ
ども、しかし、
一般財源化となってきたら、私はそういうようなことを、悠長なことを、そんな心の広いことを言っていられないなと。
さきの
質問のときにも申し上げましたが、やはり命の
道路、これは、やっぱり救急
道路も含めて、災害も含めて、やはり
地方にとってミッシングリンクをどうしていくのか。その中で、この経済対策という今回の麻生総理がやはり思い切って講じられた今回の
予算措置というものに対して、このミッシングリンクとのかかわり、
道路とのかかわりというのはどんなになっていくのかということをちょっと
道路局の立場として教えていただきたいと思います。