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大江康弘君 だから私は今
局長に聞いたんです。いみじくも今
局長は、
特定財源のときと一般
財源のときとおのずと違ってくる。ここが大事だから私は今確認をさせていただいたんです。
少なくとも私がなぜこんなことを言うかというと、今の中期
計画、
先ほども
議論ありました、私は、
道路局の若い皆さんとかいろんな、
道路を心配されている
局長の後輩の皆さんと話をすると、非常にやっぱりこれ
道路を心配されて、やっぱりいろいろそれぞれ一家言さすがだなと。
私は、
大臣、ちょっと少し話変わりますけれども、今日は少し時間をいただいたので。私は、最近のこの官僚たたきというか、これはもう非常に目に余るものがあって、私はこんなことで国というものが成り立っていくのかなと。確かに、お互い人間ですから、やっぱり悪いところもあればやはりルーズなところもある。それはやっぱりその時々直していったらいいのであって、しかし私は、この明治以来つくり上げてきた中央集権というのは、私は、これは是非はありますけれども、やっぱりこの官僚の皆さんの
一つの知恵を借りる、まさにこれは、私は世界に最たる霞が関というのはシンクタンクだというふうに思うんですね。そのシンクタンクである霞が関をドゥータンクである我々
政治家、
国会がやっぱりうまく使えないところにこれ問題があるんであって、やっぱり霞が関へ行けば霞が関が、国益あるいは省益、局益、局益までちょっと行かれたら困りますけれども、やっぱり本来の国益に立ち返ってもらって、どうしていくかということを本来我々がその道筋を示さないかぬ。それがここ何年か、どうもたたかれ、たたかれてきてやっぱりその
方向を否定する。聞けば、東大の上位の百人の中で、ここ一、二年、霞が関を受ける人がかなり減ったという。私は、これは非常に憂うべき事態だなということを実は感じておる一人であります。
ですから、もう少しやっぱり私は官僚の皆さんを大事にしてあげないかぬなと。やっぱりこの官僚の皆さんの知恵をしっかり、知識を借りられないかぬなと、こんなふうに思っておる一人でありますけれども、少し話はずれましたが、非常にやっぱり
国交省でも、
金井局長、
道路に対してやっぱり皆さん真剣に考えているんですね。
そこで私は、今日は言わまい言わまいと思ったんですが、今
局長の
答弁を聞いたのでやっぱりどうしても言いたくなってきたのは、
先ほども渕上
先生の中での
質疑にあったように、私は、なぜ今回事業量のこの数字が入らなかったのか、私、これ非常に不思議に思うんですね。それで、
特定財源のときと一般
財源のときとはおのずと違う、だから今回慌ててこの中期
計画というものが、慌ててと言うのは悪いですけれども、やっぱりこれができたんじゃないんですか。
だから、私が
先ほど少し時系列に申し上げましたけれども、要するに、
思いは一緒なので、
局長、我々も。要するに、
道路特定財源というものが今までしっかりあったから、毎年毎年五兆六千億、多いときには五兆七千億、やっぱりそういうものが毎年毎年入ってきたから、我々は、国の、
国家のやっぱり基本であるインフラ
整備であるこの
道路整備というものに対して
国交省もそれだけのお金というものをつぎ込めるからやはり安心して
計画を立てられた。向こう五年あるいは向こう十年、何十兆ですよという、これが
一つの目標、目途になってやっぱりやってこれたという。
ところが、今回、私がなぜ慌ててこの中期
計画を作られたのではないかなということを申し上げますと、要するに
道路特定財源が
一般財源化になったときに、要するに私の認識は前回も申し上げましたように、
一般財源化をするということはもう
道路が充足をしたから要らないのではないかということがまず前提になければおかしいんです、これ
一般財源化というのは。ですから、この私の理屈からいえば、この私の理屈からといえば、私、これ田舎で
国会報告会でやったら、みんなそうだと言うんですね、みんな納得するんですよ。
大江さん、あんたの言うとおりだ、筋が通っていると。だから私は、
一般財源化するんだったら
暫定税率もやめなさいよ、今ある税率の見直しももう一度一からやり直しなさいよというのが、これが筋なんですね。
ところが、なし崩し的にだあっと来てしまって、今回こんな、私に言わせればおかしな
法案まで出てきてしまった。しかも、与
野党合わせて賛成が多いというから、これまた私も、どないなっているんかなというふうに私は思っておる一人ですけれども。
要するに、その中期
計画、今ある、私が見せていただいている中期
計画というのは、やはり
一般財源化したときに、
道路特定財源があったときと比べてやっぱり
道路の
必要性というものが示さなければいけない、これ
国交省として、
道路局として。そのために作られた中期
計画ではなかったんですか。ここを僕は聞きたいんです。